今回のロレックス買取応援団は、『サブマリーナ』の新旧モデル比較をしてみました。
日付表示のないシンプルなダイバーズモデル、ロレックス『サブマリーナ』。兄弟分の『サブマリーナデイト』の高騰が続いていることもあって、シンプルなノンデイトの評価が見直されています。
売却価値までを考えた購入検討のため、ぜひお役立てください。
目次
- 比較するのはこのモデル
- 比較その1 新旧サブマリーナ スペック
- 比較その2 新旧サブマリーナ ディテール
- 比較その3 新旧サブマリーナ 買取価格相場
- まとめ
比較するのはこのモデル
サブマリーナ Ref.114060(現行モデル)とサブマリーナ Ref.14060M(先代モデル)を比較しました。
比較その1 新旧サブマリーナ スペック
サブマリーナは、2012年に現行品にモデルチェンジされ、ムーブメントとベゼルが変更されました。
cal.ナンバーそのものは同じものですが、エクスプローラーの変更同様に、耐磁性ブルー・パラクロム・ヒゲゼンマイが採用されました。
ベゼルもサブマリーナデイト同様に、硬化アルミニウムから、より傷のつきにくいセラミック製に変更されています。
その他、主なスペックは以下の通りです。
現行モデル
型番:Ref.114060
年式:2012年〜現在
素材:904Lステンレススチール、セラミックベゼル
ケース径:40mm(リューズ除く)
防水性能:300m
ムーブメント:cal.3130(自動巻、耐磁性ブルー・パラクロム・ヒゲゼンマイ採用)
先代モデル
型番:Ref.14060M
年式:2000〜2011年
素材:904Lステンレススチール、硬化処理アルミニウムベゼル
ケース径:40mm(リューズ除く)
防水性能:300m
ムーブメント:cal.3130(自動巻)
Ref.14060というMが付かないモデルも存在しますが、こちらは2000年以前のモデルなので先々代モデルということになります。(外見は全く同じですが、ムーブメントが異なります。)
比較その2 新旧サブマリーナ ディテール
デイト同様、ディテールにおいては、ぱっと見ほとんど変わっていません。
ベゼルの素材変更、針の変更、それからリューズガードは現行品の方が大型化され、より堅牢性が高められています。
ブレスバックルも写真ではわかりにくいのですが、大型化されて、10段階に微調整できる機能が追加されました。
その他、ブレス付け根のフラッシュフィットという部分が、別体型かた一体型に変更され、横方向のよじれに対してより頑丈になりました。
スペック&ディテールの変更により、現行サブマリーナは、サブマリーナデイトと日付があるかないかだけの違いになりました。
比較その3 新旧サブマリーナ 買取価格相場
サブマリーナの買取価格相場ですが、現行モデルで状態のよいものであれば55万円前後。先代サブマリーナは、製造期間が約11年と長いため、年式によって差があります。
サブマリーナの買取価格相場(2016年10月)
- サブマリーナ Ref.114060 現行モデル ¥500,000〜¥577,000
- サブマリーナ Ref.14060M 先代モデル ¥330,000〜¥470,000
中古販売価格の相場が、現行モデルで60万円〜75万円、先代モデルで50万円〜65万円なので、いずれも高値での買取りが期待できます。
追記:2017年の買取相場はこちら
→ Ref.114060の買取価格2017年
→ Ref.14060Mの買取価格2017年
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>> サブマリーナは資産となり得るか
まとめ
ロレックスサブマリーナの現行モデルと先代モデルを比較してきましたが、現行モデルは古くても4年ほどしか経っておらず、ユーズドニーズよりも新品ニーズの方がまだまだ強いといった印象です。
というのも、サブデイトのように、新品実勢価格が高騰しているわけではないので、あえて価格がほとんどかわらないユーズド品を選ぶ必要は、いまのところ見当たらないといった感じです。
先代モデルのユーズド品購入時の注意点としては、2007年からはムーブメントがクロノメーター化されましたが、それ以前はノンクロノメーターであるということでしょうか。
ムーブメントは同じものなので、性能に差はありませんが、こだわる人はこだわる部分であるため、市場価値にはちょっとだけ影響しています。
サブマリーナの購入は、現行Ref.114060および先代モデルRef.14060Mであれば、販売価格にまだまだお買い得感があるので、買い取り価格まで考慮しても、新品中古に関わらず、GOサインです。