ロレックス買取｜2017年1月はスポーツモデルの買取価格が上昇中

2017年に入り、ロレックスの買取価格は上昇しています。昨年末から続いている円安の影響によるものですが、特にスポーツモデルの買取価格に大きな影響が出ています。

デイトナの買取価格はついに140万円超え

デイトナRef.116520の買取価格はとうとう140万円オーバーになりました。

デイトナRef.116520は、ロレックスのモデルの中では圧倒的にリセールバリュー（再販価値）の高いモデルです。販売価格は常に定価以上。現行時代に買取価格が定価を超える時もあるくらいの人気ぶりでした。

しかし、昨年夏頃は円安の影響で一時的に買取価格が下落。130万円超えが相場だった買取価格は、110万円台まで落ち込んでいました。

そして現在はというと、米大統領選後の円安ドル高の影響で、買取価格が再び上昇。2017年1月14日現在、過去最高となる142万8,000円を記録しています。

デイトナ同様に買取価格が上昇しているのが、同じステンレス製スポーツモデルのカテゴリーです。サブマリーナ、GMTマスター２、エクスプローラーなどがそれにあたります。

例えば、GMTマスター２の青黒ベゼルモデルRef.116710BLNRや、サブマリーナデイトRef.116610LNは、昨年10月から比較して8万円以上の上昇。ロレックスでは価格が低く、買取相場があまり変動しないことで知られるエクスプローラー１ですら、6万円以上上昇しています。

ディープシーRef.116660Dブルーに至っては、昨年夏に比べて15万円の買取価格上昇を見せています。

ロレックスの買取価格がなぜ円高や円安の影響を受けるかというと、新品の買い付けがドルで行われるためです。そのため、円に対しドルの価格が上昇すれば、新品価格は上昇。そこから少し時差がある形で中古価格も上昇し、その結果、買取価格も上昇するという流れになります。

現在１ドル115円ほどなので、１ドル102円だった昨年夏と比較すると、新品価格は約14%ほど上昇しているという計算になり、それに合わせる形で買取価格が上昇しています。

今の所、買取価格に影響が出ているのはステンレス製のスポーツモデルのみですが、今後も今の円相場が続けばゴールドロレックスやドレスロレックスの買取価格にも影響が出てくることが予想されます。