ロレックスの買取相場を大きく変動させる要因の一つが、円相場です。6日から起こっている米国のシリア攻撃の影響で、現在円高が進んでおり、このまま円高方向に動いた場合、ロレックスの買取相場は下落することに繋がります。
目次
- 円相場とロレックスの買取相場の関連
- 実際どう動くのか 事例で見てみよう
- まとめ:円高時の買取のコツ
円相場とロレックスの買取相場の関連
ロレックスの本拠地がスイスであることはご周知のとおりですが、日本への輸入は、米ドルを通じて行われています。そのため、ロレックスの並行輸入品は、そのタイミングでのドル円相場によって、日本での売価が決められます。
ドル円相場とロレックス売価の関連性は、
- 円高 → ロレックスの売価は安くなる
- 円安 → ロレックスの売価は高くなる
のようになります。
と、ここまではイメージしやすいのですが、実際にドル円相場は買取価格にも大きく影響してきます。これはなぜかというと、新品価格が変動すれば、中古価格も同じ方向に変動するからです。
まとめると下記のようになります。
実際どう動くのか 事例で見てみよう
現在1ドルの価格は108円と、ここ4ヶ月でもっとも円高の水準になっています。この円相場によって、ロレックスの価格がどのように変動するのか、GMTマスター2Ref.116710BLNRの過去の価格グラフを見てみましょう。
円相場が108円付近だったのは、昨年10月頃ですが、グラフを見てわかるとおり、その時期は新品価格も中古価格も下がっています。中古価格が下がっているということは、当然買取価格も下がっているということです。
上記のモデル以外も同じ動きを示しており、大まかな割合としては、円相場が10%変動すると中古販売価格は5%〜6%動くという挙動を示します。それに合わせて、買取価格は3%〜5%変動します。
まとめ:円高時の買取のコツ
今回113円から108円への円急伸なので、変化率でいうと約4%となります。ロレックスは新品並行輸入品で3%〜4%ダウン、中古販売価格で2%〜2.5%ダウン、買取価格で1.5%〜2%ダウンという動きになることが予想できます。
しかしながら、この円高の時期がどれだけ続くかも重要なポイントになります。短期間で110円台まで戻すようであれば、買取価格に影響が出る前に何事もなかったかのように事が流れるでしょう。
ドル円相場が買取価格に影響してくるまでには、約2週間のタイムラグがあります。今後、円安になる兆しが見えないと判断した場合は、早めの査定依頼をおすすめします。
また、円高の時は買取よりも買い替えがお得になります。詳細はこちらの記事よりご確認ください。→ 円高時におけるロレックス買取のコツ