2019.08.29

中古ロレックス購入時はここを見よ!失敗しない時計選び(外装編)

本日は、中古でロレックスを購入する場合、外装面で必ず確認していただきたいポイントについて、サブマリーナデイトコンビの旧型を使って説明していきたいと思います。

目次

フェイス(文字盤側)のチェック

まずはフェイス面からです。風防ガラスに欠けや割れがないか、ベゼルに大きな傷や打痕がないかは必ずチェックしてください。フェイス面に大きな傷がある場合、落としたまたは強くぶつけた可能性が高いため、ムーブメントも不調になっている可能性があります。

ケースサイドも同様で、ここに強くぶつけた形跡がある場合には、中身がきちんとメンテされているか、販売店に確認するようにしましょう。

ブレスレットのチェック

続いてブレスレットです。ロレックスのスポーツモデルですが、ブレスレットの真ん中のコマが中空素材だった時代があります。

このサブマリーナデイトでいうと2009年まで。GMTマスター2では2007年までと、モデルによって違いはありますが、中空素材の場合、ブレスがかなり伸びてしまっている個体もあります。

最近のもの(無垢材に変更されてから)であれば大丈夫だと思いますが、旧型はどうしても凹みや伸びというのが使用年数とともに出てきてしまいます。

伸びていても使用できないことはありませんが、あまりにも伸びきってしまっている場合は、着用感が悪くなってしまうためおすすめしません。

バックルのチェック

あとはバックル部分。部品にゆるみやゆがみがないかを確認しましょう。カチッという音とともに、自然に開閉できるのが通常です。

ちなみにこの個体、パーツが歪んでしまっているので閉まりませんでした。

回転パーツ(ベゼル)のチェック

続いて回転パーツの具合を見ていきます。サブマリーナの場合、ベゼルは反時計回りにしか回転しません。回したときに重くないか、中で砂が噛んでいるような音がしないか、反対にも回ってしまわないかなど、チェックしましょう。

リューズのチェック

最後にリューズの確認です。ねじ部分にあるゴムパッキンが劣化していないか、中からサビや油分が出てこないか、ゼンマイの巻き上げに違和感がないかなどよく観察しましょう。

日付のチェンジ、それから時刻の調整も実際に行ってみて、きちんと動作するか確認しましょう。

まとめ

こうして手に取って見るとわかることも多いのですが、通販やオークションだとそうもいきませんので、今回の内容を参考に、ぜひ販売者に質問してみてはいかがでしょうか。