ロレックスを売ろうと思った時「あれ?箱どこだっけ?」と家中探した経験がある人も多いはず。実際、中古ロレックス市場を見てみると【箱なし】などと書かれていることも多く、それなりに価値のあるものに感じます。実際のところ、箱の有無が買取価格にどの程度影響するのか、見てみましょう。
目次
- ロレックスの付属品 基本の3つ
- 箱の有無で買取価格は変わるのか?
- 結論:ロレックスの箱の価値
- 箱なしの場合、どこに売ればいいのか
ロレックスの付属品 基本の3つ
ロレックスを新品で購入すると付いてくる、いわゆる付属品は以下の通りです。
国際保証書(ギャランティー)
正規品は自分の名前を入れてもらえる。並行輸入品は空欄であることが多い。
現在はカードタイプだが、ひと昔前までは紙の冊子だった。
コマ
ブレスレットのサイズを調節した際の余りコマ。
箱
今回の話題である箱。
現在は合成樹脂製のグリーンの箱だが、ヴィンテージモデルは木製でグリーンとレッドが存在する。
基本的には上記3つですが、他にもタグや説明書、一部の限定モデルなどに付属する外箱などがあります。
箱の有無で買取価格は変わるのか?
さて、本題に入りますが、果たして【箱のありなし】で査定額は変わるのでしょうか?いくつかの買取実績を参考に見ていきましょう。
1、サブマリーナRef.116610LN(現行モデル)の場合
箱なし、保証書あり、ランダム品番
買取価格 ¥620,000
箱あり、保証書あり、ランダム品番
買取金額 ¥630,000
→ 箱なしは1万円マイナス
2、サブマリーナRef.16610(先代モデル)の場合
箱なし、保証書あり、M品番
買取価格 ¥510,000
箱あり、保証書あり、M品番
買取金額 ¥530,000
→ 箱なしは2万円マイナス
上記2つの例は、あくまで買取実績の一例に過ぎませんが、箱の有無が査定額に影響するという事実は確認できました。
結論:ロレックスの箱の価値
上記実例の通り、買取の際は箱があった方が査定額が高くなるので、できる限り探してから買取店に持ち込みましょう。
今回実例として紹介した2例は、比較的新しいモデルですが、箱の価値も時計同様に希少なものほど高額になります。
例えばティファニーWネームなど特別なモデルの場合や、デイトナRef.16520、ヴィンテージサブマリーナRef.1680などのプレミアムモデルは、箱の価値だけでも3万円〜5万円と査定されることもあります。
それ以前の希少モデルとなると、もはや時価です。
箱なしの場合、どこに売ればいいのか
最後に、箱がない場合どこに売ればいいのかということをお伝えしておきますが、これは単純に中古ロレックスの年間取り扱い数が多いお店の方が有利になります。
中古ロレックスの取り扱いが多いということは、おのずと付属品のみが流通してくることも多いため、箱なしで持ち込まれた時計の【箱のみ】をお店側が持っているというラッキーパンチが有り得るのです。
そのため、都心部の優良店か、業者オークションを主催している企業のお店、業者オークションに頻繁に参加している買取店が、【箱なしロレックス】をもっとも高く買い取ってくれるお店の候補になります。