2021.08.23

予算別 GMTウォッチ9選 海外出張やオンライン会議にもおすすめ

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予算別GMTウォッチリサイズ

※この記事はウォッチ買取応援団としてYoutubeにアップした動画、「予算別!おすすめGMTウォッチ9選!世界と繋がるおしゃれ時計を価格別でご紹介!」の書き起こしです。

本日は、おすすめのGMTウォッチを、価格帯別にご紹介いたします! GMTというのは、2つの時間帯を同時に読み取れる機能のこと。 海外出張が多い方や、オンラインで海外の方とやり取りする機会が多い方には、非常に便利な機能ですね。

目次

加えてGMTの針は、目立つデザインのものが多く、見ているだけでも楽しいものです。 そんな魅力満載のGMTウォッチ、今回選んだのは、全部で9本。 30万円、80万円、150万円、そしてそれ以上と、4つの価格帯に分けて紹介していきます。

GMTウォッチとは

本題に入る前に、GMTウォッチとはなんぞやというところから。 以前、基礎知識動画『GMT』の回にてまとめておりますので、詳細はそちらをご覧いただければと思います。 ここでは、さらっとおさらいしておきます。

GMTウォッチとは002

GMTという言葉自体は、グリニッジ標準時のことなので、腕時計の用語ではありません。 では腕時計におけるGMTとはなにかというと、冒頭でも少し触れた通り、2つ以上の時間帯を、同じ文字盤内で読み取れる機能のことを指します。

1955年頃、2か国間を行き来する国際パイロット向けに作られました。 2か国の時間が同時に読めることで、世界との繋がりを感じることができますよね!

また、ダイバーズウォッチやドレスウォッチに比べ、ポップでカラフルなデザインのものが多いことも、GMTウォッチの大きな特徴です。 視認性・可読性という意味では、回転ベゼルを搭載しているものの方が便利なのですが、今回はそこには拘らず、おしゃれでカッコいいモデルをご紹介していきます!

30万円以内のおすすめモデル

それでは本題! まずは、気軽にGMTウォッチを楽しむ! 予算30万円で買えるおすすめモデルから。 

ハミルトン ジャズマスター GMT

1892年アメリカで誕生したハミルトン。 初期は、鉄道用時計メーカーとして活躍。 丈夫な時計作りを得意とし、第二次世界大戦中には、アメリカ軍用に100万本以上の時計を納入した実績を持ちます。

ハミルトン ジャズマスター GMT

引用:https://www.hamiltonwatch.com/ja-jp/h32605581-jazzmaster-gmt-auto.html

 こちらの時計は、同ブランドの人気シリーズ・ジャズマスターのGMT搭載モデル。 インナーベゼルには、世界の都市名が記載。 文字盤には、北極側から見た世界地図。 世界を旅する人のための、オシャレウォッチです。

こちら定価は¥144,100。 実勢価格であれば、10万円以下での入手が可能です。 

ベル&ロス BR V2-93 GMT

1992年創業のパイロットウォッチブランドBell&Ross。 創業期は、ドイツの時計ブランド・ジンと共に時計作りを開始し、97年に本格的に独立します。 パリ発祥の新興ブランドとして、非常に注目度の高い存在です。 代表的なモデルはBR01や03などの、スクエアケースを用いた時計です。

ベル&ロス BR V2-93 GMT 抜

引用:https://www.bellross.com/ja/our-collections/vintage/br-v2/br-v2-93/br-v2-93-gmt-steel-strap

最新作のBR05もスクエア型です。 しかし、実はブランドとして初期に作っていたのは、ラウンド型なんですよね。 こちらのモデルは、初期の作品をオマージュしたヴィンテージシリーズに属する、ラウンド型のGMTウォッチです。

独特なフォントを用いた視認性の高い文字盤に、両方向回転ベゼルを装備。 一見硬派な印象ですが、大ぶりなGMT針が茶目っ気を演出していて、見事なイケメンウォッチに仕上がっています。

こちら定価は40万円以上しますが、実勢価格であればギリギリ30万円以下での入手が可能です。

30万円~80万円のおすすめモデル

続いて、80万円以下のおすすめGMTウォッチを紹介します。

グランドセイコー スポーツコレクション SBGN005

国産GMTを代表となる時計のSBGN005。グランドセイコーと言えば、年差クォーツ! こちらは究極のクォーツを目指して開発された、高性能9Fキャリバーを搭載したスポーツモデルです。

年にプラマイ10秒という、驚異的な精度を誇ります。 39mm径という頃合いの良いサイズ感に、濃いブルーの文字盤、そして真っ赤なGMTの針が特徴です。

グランドセイコー スポーツコレクション SBGN005

引用:https://www.grand-seiko.com/jp-ja/collections/sbgn005

  若々しく活気に溢れる印象と、品の良さ。 上手く両立されたデザインですね! 定価は36万円ほど。 実勢価格も同じくらいです。 年差クォーツ、一本持っておきたいなという方にもオススメな一本です。 

ブライトリング ナビタイマー クロノグラフGMT46

 航空クロノグラフのパイオニア・ブライトリング。 空への憧れを強く抱いた創業者レオン・ブライトリングの理想を形にした名作の一つが、ナビタイマーです。

同社の時計は『計器』と表現されます。 その呼び名の通り、文字盤内、所狭しと並んだ目盛は、すべて航空機パイロットが使用するためのもの。 結果、一目でそれとわかる、唯一無二のデザインになっています。

ブライトリング ナビタイマー クロノグラフGMT46

https://www.breitling.com/jp-ja/watches/navitimer/chronograph-gmt-46/A24322121G1/

こちらのモデルは、パイロットクロノグラフとGMT、航空機との繋がりが強い2つの機能を搭載しています。 46mm径15.5mm厚と、大ぶりな作りもいいですね!

定価は85万円ほどと予算オーバーですが、実勢価格であれば50万円前後で入手可能です。

ちなみに、現行モデルにはありませんが、ナビタイマーと双璧を成すもう一つの名作シリーズ・クロノマットにも過去GMT機能を有したものがありました。 中古市場で見つけることが出来ますので、そちらもぜひ。 

ボーム&メルシエ クリフトン 10316

1830年のスイス・ジュラ地方で創業された老舗ブランド・ボーム&メルシエ。 複雑機構の製作を得意とする、生粋のスイスウォッチメーカーです。 1900年代初期からは、デザインにおいても独自の美学を追求するようになり、女性用の腕時計においても高い人気を獲得してきました。

ボーム&メルシエ クリフトン 10316

引用:https://www.baume-et-mercier.com/jp/ja/collections/clifton-%E7%94%B7%E6%80%A7/%E3%81%99%E3%81%B8-%E3%81%A6%E3%81%AE%E6%99%82%E8%A8%88-clifton-10316-%E3%83%8F-%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%B5-%E3%83%BC%E3%83%95-.html

  こちらの時計は、同ブランドの代表作クリフトンシリーズのGMTウォッチ。 『都会的な男性のための時計』というテーマ通り、実用時計でありながら、スポーツウォッチの様な野暮ったさは、全く感じません。

まるで高級リムジンのダッシュボード。 GMTはセンター針ではなく、12時位置に控えめに配置されています。 こんなにスタイリッシュなGMTウォッチが存在するとは。 驚きです。 こちら定価は約43万円。 実勢価格も同じくらいです。

80万円~150万円のおすすめモデル

続いて、150万円以下のおすすめGMTウォッチ、見ていきましょう!

ロレックス GMTマスター2

 GMTのおすすめで、これを外すわけにはいきません。 なにせ、ワールドタイムを簡略化して見やすくしてくれ!という、航空会社からの依頼に応えた、最初のGMTウォッチですからね。 その名の通り、GMTウォッチのパイオニア的存在です。

ロレックス GMTマスター2

引用:https://www.rolex.com/ja/watches/gmt-master-ii/m126710blro-0001.html

 登場は1955年。 そこから7度のモデルチェンジを経て、現在に至ります。皆さんご存知の通り、GMTマスター2は非常に人気が高く、定価で買えるということはほぼほぼありません。 じゃあ並行店で買うとなるとどうなるか。 定価の2倍近い価格まで跳ね上がっております。

定価は¥1,020,800なので、この価格レンジなのですが、実勢価格は一番安い青黒2トーンのモデルでも170万円近くしてしまいます。 今お見せしているペプシカラーは、さらに高額で200万円ほど。 ちなみに、旧作もすべて超人気のプレミア価格です。

ブルガリ オクトフィニッシモ クロノグラフGMT

2019年のジュネーブウォッチグランプリ・クロノグラフ部門賞に輝いた傑作。 ブルガリが考えるデザイン哲学と、最新のムーブメント製作技術が、見事にコラボした作品です。 これはもう、非の打ちどころがありません。

ブルガリ オクトフィニッシモ クロノグラフGMT

引用:https://www.instagram.com/p/B9uFEMHIFwD/

GMTもあって、クロノグラフもあって、自動巻きで、薄くて軽い。 これだけ詰め込んで、厚さ6.9mmなので驚きです。 ジュエラーだからといって侮ってはいけない、 恐ろしい技術力です。 薄型ながら、非常に奥行きのあるデザインにも注目です。

定価は200万円以上と高額ですが、実勢価格であればギリギリ150万円以下での購入が可能です。

150万円以上のおすすめモデル

ラストは最高級モデルの2本をご紹介していきます。

ウブロ ビッグバン ウニコGMT

 2005年、時計界の魔術師ジャン=クロード・ビバーによって生み出され、空前のデカ厚ウォッチブームを巻き起こしたウブロ・ビッグバン。 それから5年、同社のマニュファクチュール化確立に伴い、自社製ムーブメントを搭載して登場したのが、ビッグバン・ウニコです。

ウブロ ビッグバン ウニコGMT

引用:https://www.hublot.com/ja-jp/watches/hitsukuhan/big-bang-unico-gmt-titanium-blue-ceramic-45-mm

ビッグバンというと、流行りものと言いますか、どうしてもミーハー感は否めない。 しかし、ウニコならということで、認める時計ファンも多くいます。 表も裏もスケルトン仕様にし、機械好きが見たいポイントを大胆に見せるという構成。

少年のような目で、純粋に機械の動きを楽しむことができる。 そんな時計ですね。 2時位置と4時位置にあるプッシャーボタンで、短針を1時間ずつ単独で動かすことができる点も、高性能の証です。

定価は約240万円。 実勢価格は180万円前後です。 

ブレゲ マリーンGMT 5857BR

ラストは5大時計ブレゲより、ローズゴールド素材のマリーンを選んでみました。
時計の歴史を200年早めたと言われる天才時計師アブラアム=ルイ・ブレゲ。 18世紀末、彼が携わったフランス海軍用のマリンクロノメーターの開発です。

ブレゲ マリーンGMT 5857BR

引用:https://www.breguet.com/jp/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%B9/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3/5857

 その功績に敬意を表し、1990年代に登場したのがマリーンシリーズです。 時差という概念は、もともと大航海時代に生まれたもの。 いわば、広い意味でGMTの祖ともいえるのが、マリンクロノメーターなんですよね。

それを現代の腕時計として蘇らせ、GMT機能を搭載したモデル。 ケースのみならず、針やインデックスにまで贅沢にローズゴールドが使用されています。 こちら、定価は約430万円。 実勢価格は300万円前後です。

まとめ

まとめ

引用:https://www.rolex.com/ja/watches/gmt-master-ii.html

 以上、予算別おすすめGMTウォッチ、ご紹介してきました。 今回紹介した時計以外にも、魅力的なモデルはたくさんありますので、皆さんもぜひお気に入りの一本を見つけていただければと思います。

動画で確認をしたい方はこちらから

動画でもご覧いただけます。