ロレックスを売るのに馴れた人なんて極少数。みんな初心者です。初心者とは、言ってみれば選択肢を知らない状態のこと。そこで今回はロレックスの売却先（業態）に焦点を当てて、選択肢を整理してみました。
目次
- ロレックスの売却先の選択肢
- ロレックス買取、業態別メリット・デメリット
- 時計専門店のロレックス買取
- 買取専門店のロレックス買取
- 質屋のロレックス買取
- リサイクルショップのロレックス買取
- ネットオークションでのロレックス売却
- ロレックス買取店（売却方法）のおすすめは？
- まとめ
ロレックスの売却先の選択肢
ロレックス買取店の分類として、今回は以下の5つに分けてみました。
- 時計専門店
- 買取専門店
- 質屋
- リサイクルショップ
- ネットオークション
時計のムック本「腕時計大全」での分類に、筆者の観点から1つ（買取専門店）を加えた5つを解説していきます。
ロレックス買取、業態別メリット・デメリット
それではそれぞれの概要と、メリット・デメリットを見ていきましょう。
時計専門店のロレックス買取
ロレックスの正規販売店だと買取は行っておりません。ですので、並行輸入店が該当します。
一般的に時計を売るとなると、ここの店舗に持っていくイメージが強いと思います。
＜ メリット ＞
◎ 適切な査定額
ロレックスは同じモデルであっても、年代や型式によって査定額が大きく異なる場合があります。
特にアンティークとなるとその価値を適正評価するには、高い専門性が必要です。
その点、時計専門店であればオールクリアです。
お店ごとに異なる事情で査定額に差が付く場合もありますが、市場平均から大きく乖離するようなことはないでしょう。
◎ 専門店ならではのキャンペーン
時計を販売しているお店ですので、購入と絡めた特別な査定額アップの企画が多いです。
買い替えの時の下取りや、同じお店で1年以内に売却した場合の金額アップなど、各店ごとに工夫が見られます。
◎ 多様な査定・売却方法
時計専門店の場合、大きく3つの買取査定方法があります。
- 店頭買取
- 宅配買取
- 出張買取
それぞれ善し悪しがあるのでご自身の状況に合わせて、お好みの方法を選択できます。
いずれにせよ、多様な買取方法を持っている融通性も時計専門店の魅力です。
＜ デメリット ＞
◆ ラッキーは無い
選定眼がしっかりしているので、査定金額は確かな水準で出てきます。
ですので、モデルの見間違いなどで幸運にも高額が付くような事件は期待できません。
といっても、ロレックスの売却でそれを期待する人がいるとは思いませんけど（笑）
◆ 一部、即金化が難しい場合がある
主にアンティークモデルで出てくるケースですが、プレミア価格が付くような場合だと入念な審査が入ります。
モノによっては業者預かりとなって、数日後に返答という場合もあるようです。
とは言え、そこまで頻発するものでもないので、基本的には問題ないでしょう。
買取専門店のロレックス買取
時計専門店の中でも「買取」に特化した、もしくは比重を多くしている業者に売却するケースです。
基本的には上述した「時計専門店のメリット・デメリット」は全て該当します。
そのうえで「買取専門」だから発生する善し悪しを見ていきます。
＜ メリット ＞
◎ 高額買取の可能性が高い
販売店の維持費がない分、買取価格に転換（上乗せ）されやすいです。
総じて、平均的に買取査定が高くなる場合が見られます。
＜ デメリット ＞
◆ 信憑性の高いところじゃないと安心しづらい
基本的には店頭買取、宅配買取、出張買取が揃いますが、店舗を出していないところも一部あります。
買取ブースを店舗として持っているのは、実態のあるビジネスとしての証明でもあります。
宅配買取100％のところではなく、わずかでも買取用の店舗を出しているところを選ぶといいでしょう。
質屋のロレックス買取
昔なじみの商売である「質屋」さん。
繁華街などでは1件くらいありますよね。
普段の生活だと接点は少ないと思いますが、高級ブランド全般の扱いにたけており、ロレックス買取においても悪くない選択肢の一つです。
＜ メリット ＞
◎ 即現金化
なんといっても買い取ってからの現金化のスピードです。
安定して早くお金を手にすることができる点は時計専門店に負けない大きな強みでしょう。
◎ 身近にあって行きやすい
ロレックスを始めとする時計専門店は、基本的に都心・地方都市に集中しており、来店するにも時間がかかります。その点、昔ながらの商売である質屋は至る所にあります。すぐにお店に足を運べるのもいい所の一つです。
◎ 一時的な融資感覚で利用できる
漫画やドラマでお馴染みの「質預け」ですね。
これは質に預けることで融資を受け、一定期間内に利子を付けて返すとその商品が戻ってくるシステムです。
「同じモデルの買い直し」ではなく、「思い出が詰まったその商品の買戻し」ですのでちょっとニュアンスが違ってきます。急な支払いなどに対応する使えるシステムです。
＜ デメリット ＞
◆ 査定の正確性は専門家には劣る
これは仕方のないことですね。
一方、意外な高額査定が付くこともあるので、前向きにメリットと解釈できなくも…。
◆ アンティークモデルは買取不可
買取専門店が渇望するレアアンティークのロレックスも、質屋さんから見たら「年式の古いロレックス」です。
査定額が変わるだけではなく、そもそも買取対象外となることも多いようです。
質屋さんを使うなら、現行モデルだけとした方が安心できそうです。
リサイクルショップのロレックス買取
最近、リサイクルショップでは本やCDなどと一緒に、高級時計やお酒も扱っているのに気づいていましたか？
都心の店舗では多く見られましたが、徐々に郊外のチェーン店舗でも取り扱いをしているところが増えてきたように思います。
＜ メリット ＞
◎ 利用しやすい
時計専門店や質屋は、ある種の近づき難さがあります。
その点、大手チェーンを中心としたリサイクルショップは、日常的に使っていることもあり、気軽に相談することが可能です。
＜ デメリット ＞
◆ 低めの査定を受けることが多い
査定の専門性に劣るのは質屋さんと同じですが、さらに低めの査定額が出てくることも少なくありません。
店舗運営のコストや、買取後の売却の確実性など、専門の業者と比較すると経費面で不利なことが多いのが、商売構造上もあると思います。
◆ 付属品の不備が認められないケースが多い
チェーンが大半のためか、マニュアル通り、付属品が完備していないと買取額が大きく下落することが多いです。この辺は大手的な対応と言えるかもしれません。
ネットオークションでのロレックス売却
やや毛色が異なりますが、ネットを使って自分で買い手を見つけることも選択肢に入ってきます。
特に、自分の思い通りに買取条件を設定できるのは他にはない強みと言えるでしょう。
＜ メリット ＞
◎ 中間業者がいないから手取りが多くなる
厳密には落札額に対する利用料などがありますが、買取業者が入るよりは安く済みます。つまり、手元に残るお金が多くなります。また、このことは買い手から見ると「値段が安い」ということでもあり、買い手が付きやすいとも言えます。
◎ 自分で値決めできる
オークションとは言え、最低金額の設定などできるので、いくらで売るかを自分で決めることができます。
大切な時計。納得のいく価格で売りたいですよね。自身の行動に納得感が欲しい方にはおすすめです。
◎ 付属品の不備も関係なく売却できる
価格以外のことも自分で決められます。付属品がどこまで付いているか、適切な商品情報の記載が必須ですが、それも自分で決めて、買い手に提示できます。
＜ デメリット ＞
◆ 確実に売れるかどうかは分からない
自由にやれるのがネットオークションの魅力ですが、自由にやると買い手が付かなくなる可能性が高くなっていきます。商売としてのバランス感覚は必要です。
◆ 自ら出品の準備・運営が必要
オークションサイトへの登録、ページの作成、落札者へのフォローなど、全て自身で対応する必要があります。買取店は、こういった手間を肩代わりしてくれているわけです。
それを自分でやるからこそ「手取り」も高額が期待できるのですが、手間をかけすぎて実質的な赤字になっては仕方ありません。
◆ トラブルの可能性
お客様を相手にする以上、トラブルで揉める可能性は無くなりません。
特にロレックスという分かりやすいブランド品であれば、良くないことを考えている人もゼロではないでしょう。
ロレックス買取店（売却方法）のおすすめは？
ロレックスを買取に出す動機によって変わります。
基本的には時計専門店か、買取専門店が安心できると思います。
今すぐ現金化を望んでいて、近くに時計専門店がない場合には質屋を使いましょう。
質屋が何となく信用できないという人は、リサイクルショップを使うといいと思います。
ネットオークションは高額査定（手取り金額）が期待できますし、売却に納得感を得たいという方には非常におすすめです。
まとめ
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→ ロレックス モデル別 高価買取のコツとは
それぞれの良し悪しを見てきましたが、ロレックスの買取は専門性を要するところが大きいです。また、最新の市場動向を抑えている業者の方が安心して任せられるでしょう。
特に、買取に比重を置いてやっている買取専門店であれば、その信憑性は言わずもがな、ビジネスの構造から生まれる高額査定も期待できます。
一方、前項に書いたように、質屋、リサイクルショップ、ネットオークションも、それぞれ個別のニーズに合った良さがあります。
ご自身の使いやすい方法から、まずは査定額だけ調べてみてはいかがでしょうか？
