圧倒的なブランド力を誇るロレックス。しかしその買取は、どこに持っていっても高価な査定額が提示されるものではありません。モデルによって依頼する買取店を変えるということが、高価買取のコツとなります。
目次
- ロレックスの買取店にはそれぞれ得意不得意がある
- ロレックス現行モデルの高価買取は『世界的な流通力』のある大手買取店に行くべし
- ヴィンテージロレックス（5桁Ref番）モデルの高価買取は時計店か質屋へ
- プレミアムロレックスの高価買取なら迷わずロレックス専門店へ
- まとめ：その他のロレックスの高価買取
ロレックスを高く売却するための基礎はこちら
→ ロレックス 高価買取 5つのコツ
ロレックスの買取店にはそれぞれ得意不得意がある
大黒屋、なんぼや、カイトリマン、おたからや、ジュエルカフェ。いろいろなお店がロレックスの買取を行なっていますが、ロレックスの買取というのは、実は一括りではありません。それぞれの店舗は、業態が異なるのです。
ロレックスの買取店の業態には、時計専門店、ブランド買取店、質店、リサイクルショップと、大きく４タイプ存在します。
また、それぞれのタイプの中においても、細分化すると、自社のみで流通を完結するタイプと、社外や海外にまで流通の幅を広げるタイプとがあります。
ロレックスの買取は、こうした裏側（買い取った後の流れ）をどう作っているかで、それぞれ得意な買取モデルというのがだいたい決まっているのです。
つまり、売却したいロレックスの買取にピンポイントで強い買取店を探すことが、もっとも高価に買い取ってもらえるということです。
以下、大まかですが、モデル別の高価買取店をまとめましたので、見ていきましょう。
ロレックス現行モデルの高価買取は『世界的な流通力』のある大手買取店に行くべし
ロレックスの買取において、買取店選びがもっとも簡単なのは、現行モデルの買取です。
デイトナRef.116520や、サブマリーナデイトRef.116610LN、シードゥエラーRef.116600、GMTマスター２Ref.116710など、現行のスポーツモデルは特にそうですが、買取店による査定額の差が出にくいものとなっています。
ロレックス サブマリーナ 116610ln
これは、簡単な話、どこのお店も買い取った後すぐに売る宛てが付いているということを意味します。買い取ってすぐに流せるということは、在庫リスクがないため、積極的に高い価格で買取が可能なのです。
ということは、一見すると現行モデルのロレックスを高価買取に繋げるコツはなさそうですが、実は一点だけ見るポイントがあります。
それは、海外に流通する力を持っているかどうかという点です。
ロレックスの買取価格は、ロレックスの新品価格相場に依存しています。新品は米ドルで買い付けますが、逆もまた然り。つまり、ロレックスの価値を常に米ドルで判断している買取店であれば、もっとも高価な買取額を提示してくれる可能性が高まるということです。
現行モデルのロレックスの高価買取は、海外バイヤーと直接やり取りしている買取店を選びましょう。
結論 → 現行モデルのロレックス買取は、大手ブランド買取店か、都内の有名ロレックス専門店へ。
ヴィンテージロレックス（5桁Ref番）モデルの高価買取は時計店か質屋へ
続いてヴィンテージロレックスの高価買取についてです。
ヴィンテージロレックスとは、アンティークというまで古くない、10年〜30年前くらいのモデルのことを指します。例えば、デイトナRef.16520、サブマリーナRef.16610、サブマリーナRef.16800、GMTマスター１Ref.16700などがそれにあたります。
ロレックス デイトナ 16520 やや焼けてきた文字盤
この時代のロレックスは、海外でも特定の場所でのみ好まれるため、買取後はまず国内のユーズドニーズに対応します。そのため、先ほどの海外への流通力よりも、まずは国内での販売力を持っている買取店の方が、高価買取が期待出来ます。
加えて、ヴィンテージロレックスは細かいマイナーチェンジが多々あり、その使用によって価格が変化します。査定には細かく判別出来る眼が必要になるほか、そのお店を訪れる購入側のお客も眼が肥えたロレックスフリークである必要があります。
結論 → ヴィンテージロレックスの買取は、ロレックスの細かい仕様が判別できる高級時計店か、実績豊富な質店へ。
プレミアムロレックスの高価買取なら迷わずロレックス専門店へ
続いてプレミアムモデルのロレックスを高価買取に繋げるための買取店選びです。
プレミアムロレックスというと、真っ先に思い浮かぶのは4桁Ref番のデイトナですね。ポールニューマンダイヤルともなると、その査定額は3,000万円以上とも言われています。
その他、もう少し現実的なところでいくと、デイトナRef.16520のパトリッツィダイヤル、サブマリーナRef.1680の赤サブ、シードゥエラーRef.1665の赤シード、エクスプローラー１Ref.1016のミニッツサークルミラー（MM）ダイヤル、ミルガウスRef.1019などが、プレミアムロレックスにあたります。時代の定義はなく、希少な仕様でなおかつ人気があるモデルといったところでしょうか。
ロレックス サブマリーナデイト Ref.1680 赤サブ
プレミアムロレックスは、ヴィンテージロレックスよりも査定が難しいものなので、よりロレックスを見る眼が鋭い買取店に持っていかなければ、適正な買取価格が得られません。買取店選びがもっとも難しいのが、このジャンルなのです。
解決方法としては、中古ロレックスの販売を積極的に行なっている専門店を何店舗が持ち歩いて査定してもらうか、一括査定を行なっている買取店に依頼するかのどちらかになります。都内であれば前者、地方であれば後者がおすすめです。
結論 → プレミアムロレックスの高価買取は、日本トップクラスのロレックス査定が出来る目利きが在籍しているロレックス買取店へ。近くになければ一括査定へ。
まとめ：その他のロレックスの高価買取
最後に、その他のロレックスの高価買取についてですが、基本は全国展開の買取専門店であれば、平均買取価格に限りなく近い価格で買い取ってもらえます。特に金無垢モデルは、海外での人気の方が高いため、海外バイヤーと繋がりを持つ大手買取店がおすすめです。
また、プレミアム以外の4桁Ref番アンティークロレックス、例えばデイトジャストRef.1603や、GMTマスター１Ref.1675などは、時計店や質店だとかなり安い買取価格になってしまうことがあります。アンティークロレックスは、アンティークウォッチ専門店に持っていきましょう。
ロレックス デイトジャスト 1603
ご自分のロレックスがそもそもどんなモデルなのか分からないという場合もあるかと思いますが、その場合は迷わず一括査定に出してしまうのが効果的です。配送する手間があるとしても、あなたの変わりに高く買い取ってくれるお店を探し当ててくれます。
お手持ちのロレックス、モデルにあわせた買取店の選び方をマスターして、ぜひ高価買取に繋げてくださいね。
