スチールケースに950プラチナベゼルという独自路線のセレブ向けウォッチ、ロレックス・ヨットマスター・ロレジウム。
2012年のモデルチェンジ後、中古市場の人気は新型と旧型どちらに移っているのでしょうか。
スペックの差から、中古市場の価値と買取相場を比較しました。
目次
- 比較するのはこのモデル
- 新旧比較1 ヨットマスター・ロレジウムの買い取り相場
- 新旧比較2 ヨットマスター・ロレジウムの中古市場
- 新旧比較3 ヨットマスター・ロレジウムのスペック
- まとめ
比較するのはこのモデル
ステンレススチール製ケース&ブレスと、プラチナ製ベゼル、そして文字盤にもプラチナを使用した『ロレジウム』ですが、ヨットマスターにのみ展開される個性派ラインです。
今回比較するのは、ロレジウムの新旧モデル。
現行モデルのヨットマスターRef.116622と、先代モデルのヨットマスターRef.16622を比較しました。
新旧比較1、ヨットマスター・ロレジウムの買い取り相場
ヨットマスター・ロレジウムの買い取り相場は以下の通りです。
(2015年8月調べ)
- ヨットマスター・ロレジウム 現行モデル Ref.116622 上限¥850,000
- ヨットマスター・ロレジウム 先代モデル Ref.16622 上限¥640,000
追記:2017年6月調べの買取相場はこちら
→ ロレックス ヨットマスター 16622 買取価格 2017年上期
新旧問わず、買い取り価格は高めの設定です。
現行モデルにおいては、昨年の買取相場より10万円ほどアップしていますが、中古品が出回り始めたタイミングでタマ数が少ないことでの値上がりですので、時間が経てば落ち着いてくると考えられます。
>> 【ロレックス買取】いまが旬の 高価買取 4モデル
新旧比較2、ヨットマスター・ロレジウムの中古市場
ヨットマスター・ロレジウムの中古販売価格相場は以下の通りです。(2015年夏調べ)
- ヨットマスター・ロレジウム 現行モデル Ref.116622 ¥1,000,000〜1,110,000
- ヨットマスター・ロレジウム 先代モデル Ref.16622 ¥600,000〜¥850,000
仮に、中古で買ってすぐ売却した場合の換金率を計算すると、下記のようになります。
- Ref.116622 76.6%(購入時¥1,110,000、売却時¥850,000)
- Ref.16622 75.3%(購入時¥850,000、売却時¥640,000)
売却を意識した購入の場合、現行の方がやや有利ですが、現行ユーズドが100万円オーバーなのに対して、先代ユーズドは高年式で80万円前後と、値ごろ感は強めです。
そのため、見た目にほとんど変わりがない先代モデル狙いの人も多いようで、タマ数はいまのところ新旧問わず少なめです。
新旧比較3、ヨットマスター・ロレジウムのスペック
ヨットマスター・ロレジウム Ref.116622
製造年:2012年〜現在
ケース:ステンレススチールケース、プラチナベゼル
ケース径:40mm(リューズ除く)
防水性能:100m
ムーブメント:cal.3135(パラクロム・ヒゲゼンマイ採用)
ヨットマスター・ロレジウム Ref.16622
製造年:1999年〜2011年
ケース:ステンレススチールケース、プラチナベゼル
ケース径:40mm(リューズ除く)
防水性能:100m
ムーブメント:cal.3135
ムーブメントにパラクロム・ヒゲゼンマイが採用されたことの他、見た目の変更点は、ドットインデックスが大振りになり、ブレスバックルが2重ロックになりました。
まとめ
ヨットマスター・ロレジウムの売却時に抑えておきたいコツはこちら
>> ロレックス 高価高額買取 5つのコツ
ヨットマスター・ロレジウムが現行にモデルチェンジされたのは2012年。
今のところ現行の中古流通量が少なく高価であることから、先代モデルへの需要も高まり、どちらも品薄状態です。よって、買い取り価格はまだしばらくの間高値で維持されることでしょう。
ヨットマスター・ロレジウムのユーズド品の購入を検討する場合は、値ごろ感が強めの先代モデルがおすすめです。
現行モデルであれば、並行輸入品が定価より安く手に入るので、わざわざユーズドを選ぶ価値は、いまのところなさそうです。