常に高値傾向のロレックスの現行モデルデイトナref.116520ですが、今年に入り、やや販売価格に変化が見られています。
原因は為替変動。最近の急激な円高により、並行輸入店のコストが抑えられている事です。
目次
- ロレックス デイトナ の直近調査記事
- ロレックスの価格を決める3つの要素
- デイトナref.116520の現在の販売価格相場
- まとめ
ロレックス デイトナ の直近調査記事
デイトナはロレックスの人気スポーツモデルです。
短期間での価格変動はあまり起きず、並行輸入のロレックスを扱う高級時計店では、常に定価よりも高い価格で売られています。
直近で調査したロレックスデイトナの販売価格に関する調査記事は以下の通りです。
>> ロレックス購入レビュー|デイトナ 116520 ブラック
ロレックスの価格を決める3つの要素
ロレックスの時計は、正規代理店、高級時計店、ロレックス専門店などで扱われていますが、正規代理店で入手できるモデルはかなり限られており、デイトナやサブマリーナデイト、ディープシーDブルー、GMTマスターBLNRなどの人気モデルは、正規店での入手は困難とされています。
デイトナが正規店で手に入れにくい理由を書いた記事はこちら
>> 定価を超える!?ロレックス デイトナ 116520 買取価格
正規店以外でロレックスを購入する際は、定価ではなく、販売店が独自に設定した金額で購入することになりますが、その金額を決める要素が下記3つになります。
- 現行製造待ちによる品薄
- アンティークとしての希少性
- 為替相場
正規店で入手できないという現象は、1の現行製造待ちによる品薄が原因です。
では、なぜ正規店にないデイトナが、他の販売店には並んでいるのでしょうか。
それは、正規店には存在しない『バイヤー』と呼ばれる買付職人が、なにかしらの工夫努力をして入手するためです。
ロレックス正規店以外での販売価格 = 海外での購入金額 + バイヤー報酬 + 輸入コスト + 販売コスト
正規店以外の販売店では、バイヤーの努力分の報酬がロレックスの価格に上乗せされるので、入手が難しいモデルほど、高額に跳ね上がり、定価より高く取引されることになるのです。
デイトナref.116520の現在の販売価格相場
しかしながら、今回の話題の中心は、入手の難易度によるものではなく、為替相場の変動による、デイトナの販売価格の変化です。
まず下図は、最近のドル円相場の日足データです。(引用:ヤフーファイナンス)
ご周知の通り、今年1月に日銀のマイナス金利政策が入り、昨年12月まで続いていた1ドル120円台という円安水準から、現在は1ドル113円台まで円が高騰。
これにより、輸出での利益が多い日本の株価はがっつり下がっているのですが、ロレックスは輸入のため、コストが下がり、結果期待されるのは、販売価格の低下です。
で、実際どうなったかというと、デイトナref.116520の新品販売価格は、
昨年12月から、平均価格で約6万円ほどお安くなりました。
150万円台での販売が多かった昨年と比べ、現在は140万円台後半がメインとなっています。
まとめ
ロレックス デイトナ ref.116520 は、まだまだ品薄状態が続きます。
生産量が極端に少ないため、正規店での購入はほぼ不可能。さらに経済的な不安要素から、日銀の金融政策が追加されれば、再び円安に引き戻され、デイトナの価格は上がる事になります。
今回の円高をチャンス到来と考え、購入を迷っていた方はこのタイミングに思い切ってご相談ください。