オメガのフラッグシップモデルこそ、この「スピードマスター プロフェッショナル」シリーズになります。
現行モデルから生産終了モデルまで、スピードマスター プロフェッショナルの買取相場をご紹介します。
画像はオメガ公式サイトより
目次
オメガ スピードマスターとは
1957年の登場よりオメガのフラッグシップに君臨し、今やクロノグラフタイプの代名詞ともいえるのがこの「オメガ スピードマスター」シリーズになります。
スピードマスターとともにオメガの双翼をなすシーマスターの「防水性」と、レイルマスター(現在は復刻版のみ)がもつ「耐磁性」、それに当時としては非常にコンパクトなサイズで開発された「クロノグラフ機能」を搭載したシリーズとして、スピードマスターは発売されました。
NASAの公式装備品であるほか、ムーンフェイズやデイト機能、スヌーピーや銀河鉄道999、シューマッハとのコラボなど、スピードマスターシリーズは現在も数多くのバリエーションで登場しています。
オメガ スピードマスター プロフェッショナルとは
オメガの中でも、最も有名かつ主軸となるスピードマスターが、この「スピードマスター プロフェッショナル」シリーズです。
スピードマスターシリーズは全体的に区別しにくいですが、プロフェッショナルの特徴としてはムーブメントは手巻きである点、現在市場に流通しているモデルの文字盤には「PROFESSIONAL」の記載がある点があげられます。
現在の機械式時計の主流は自動巻きムーブメントですが、開発当時の状態を現在まで引き継ぐという理念よりスピードマスター プロフェッショナルについては手巻きムーブメントを採用し続けています。
シリーズ全体の買取相場の傾向としては、流通量が多く、根強い人気から買取価格も一定水準を保っているといえます。
1996年より製造されていた先代スピードマスター プロフェッショナルは、2014年に現行モデル(第7世代)へとモデルチェンジを行いました。
先代(第6世代のスピードマスター プロフェッショナル)の製造期間が長期であったことからも、現在の買取市場は現行モデルよりも先代モデルが多く見られます。
参考記事:【人気ブランド腕時計】オメガ スピードマスターの代表モデル紹介|OMEGA
オメガ スピードマスター プロフェッショナルの代表モデルと買取相場
プロフェッショナルシリーズの各モデルの違いは、以下の2点(+限定モデル)に集約されます。
- 風防がサファイアクリスタルガラスか強化プラスチックか
- 裏蓋がスケルトンかシーホース柄のノンスケルトンか
スピードマスター プロフェッショナルは、主に以下の3種となります(流通量の少ない第5世代以前は除く)。
また、同様のスペックでいくつかバリエーションモデルもあります(3573.50)。
日付機能が無い点や、手巻きムーブメントゆえ日々の手入れの点、モデルによってはキズに弱い強化プラスチック風防を採用しているという点では、利便性に欠けると言わざるをえないでしょう。
しかし、宇宙へと到達した唯一の時計という「伝説」を身につけられる高揚感は、他の時計で味わうことはできません。
それでは以下より、それぞれモデルごとに詳細と買取相場を見ていきます。
【ムーンウォッチ プロフェッショナル】 311.30.42.30.01.005 |
買取価格 最安値 ¥200,000 最高値 ¥290,000 |
推奨販売価格(定価) ¥572,400 |
ブレス素材 ステンレススティール |
風防 強化プラスチック風防 |
ケースサイズ 42mm |
ムーブメント 手巻き / cal.1861 |
その他機能 / 備考 − |
上記311.30.42.30.01.005は、スピードマスターの現行モデル・第7世代のムーンウォッチ プロフェッショナルとなります。こちらは強化プラスチック風防のモデルで、買取価格は新品未使用品で¥200,000 〜 ¥290,000(2018年2月調べ)です。
参考記事(最新):オメガ買取|スピードマスター プロフェッショナル 311.30.42.30.01.005 買取価格まとめ
過去記事:オメガ買取|スピードマスター プロフェッショナル 311.30.42.30.01.005
【ムーンウォッチ プロフェッショナル】 311.30.42.30.01.006 |
買取価格 最安値 ¥235,000 最高値 ¥340,000 |
推奨販売価格(定価) ¥669,600 |
ブレス素材 ステンレススティール |
風防 ドーム型強化サファイアガラス風防 |
ケースサイズ 42mm |
ムーブメント 手巻き / cal.1863 |
その他機能 / 備考 − |
上記311.30.42.30.01.006は、311.30.42.30.01.005と同様スピードマスターの現行モデル・第7世代のムーンウォッチ プロフェッショナルとなります。こちらの風防は強化プラスチックではなく、強化サファイアガラスで、裏ブタはスケルトン仕様になっています。
買取価格は¥235,000 〜 ¥340,000となります(2018年2月調べ)。
参考記事(最新):オメガ買取|スピードマスター プロフェッショナル 311.30.42.30.01.006 買取価格まとめ
過去記事:オメガ買取|スピードマスター プロフェッショナル 311.30.42.30.01.006
【ムーンウォッチ プロフェッショナル】 3570.50 |
買取価格 最安値 ¥210,000 最高値 ¥300,000 |
推奨販売価格(定価) − |
ブレス素材 ステンレススティール |
風防 強化プラスチック風防 |
ケースサイズ 42mm |
ムーブメント 手巻き / cal.1861 |
その他機能 / 備考 生産終了モデル |
上記の3570.50は、スピードマスターの生産終了モデル・第6世代のムーンウォッチ プロフェッショナルとなります。
こちらは強化プラスチック風防のモデルで、現行モデルとの違いはブレスのコマがネジ留めでなくピン留めであるのみ。性能的には現行モデルと同様になります。
買取価格は¥210,000 〜 ¥285,000となります(2018年2月調べ)。
参考記事(最新):オメガ買取|スピードマスター プロフェッショナル 3570.50買取価格まとめ
過去記事:オメガ買取|スピードマスター プロフェッショナル 3570.50
まとめ
オメガ スピードマスター プロフェッショナルの買取価格は、いずれもおおむね20万円を上回る相場となっていました。現行モデルと先代モデルとで性能差がないことが、両者の価格が大きく開いていない要因と考えられます。
もっとも現行モデルは限定生産ではないものの、45周年記念モデルとして豪華備品が付属しています。そのため、新品未使用品かつ状態の良い付属品の場合は、買取金額上限は先代モデルよりも高い買取価格となります。
今後の動向については、スピードマスター プロフェッショナルシリーズの人気が衰えることはありませんので、少なくとも買取相場が急落することはないと予想されます。
一方で先代モデル・現行モデルともに生産量は多く、レア化による価格高騰も今のところは考えにくいです。
なお、現行モデルは付属品の付加のみのモデルチェンジで販売価格が10万円程度値上がりしたことから、付属品の状態も強く影響すると考えられます。現行モデルの売却を行う場合には、特に付属品が完備しているかを事前に確認しましょう。