2018年のバーゼルワールドにて、オメガの新作が発表されました!今年も復刻モデルや記念モデルが目白押しとなったラインナップとなりましたね。
新作モデルの紹介と、今後の売却相場を徹底予想していきます。2017年はトリロジーで沸かせたオメガの最新作を見ていきましょう。
目次
バーゼルワールド2018 オメガ新作モデル紹介
昨年はトリロジー3部作で話題となったオメガのバーゼルワールド。今年はアポロ8号50周年記念、シーマスター ダイバー300Mの25周年記念が目玉となりました。
スピードマスター ダークサイド オブ ザ ムーン アポロ8号
- Ref. :311.92.44.30.01.001
- コレクション:スピードマスター
- サブコレクション:プロフェッショナル(ムーンウォッチ クロノグラフ)
- ケースサイズ:44.25mm
- ケース素材:ブラックセラミック
- ブレス素材:レザーストラップ
- ダイヤルの色:ブラック
- 風防:ボックス型強化サファイアガラス
- 防水:50m
- ムーブメント:手巻き / cal.1869
- 製造年:現行モデル
- 定価(現行モデルのみ):未発表(2018年8月日本入荷予定)
- 機能:クロノグラフ、タキメーター、スモールセコンド、シースルーケースバック
1968年、人類で初めて月の裏側を目にしたアポロ8号。その50周年記念として、こちらのスピードマスターが発表されました。
裏ブタスケルトンだけでなく、表の文字盤からもcal.1869が視認できるのが、これまでのスピードマスターに無い特徴なります。
ムーブメントには、通常のスピマス プロフェッショナルで用いられているcal.1861をベースに改良されたcal.1869を採用。リアルな月面のデザインがレーザー加工によって施されています。
シーマスター ダイバー300M
- Ref. :311.92.44.30.01.001(全14モデル)
- コレクション:シーマスター
- サブコレクション:ダイバー300M
- ケースサイズ:42mm
- ケース素材:ステンレススチール
- ブレス素材:ラバーストラップ
- ダイヤルの色:ブラック
- 風防:ボックス型強化サファイアガラス
- 防水:300m
- ムーブメント:自動巻き / cal.8800
- 製造年:現行モデル
- 定価(現行モデルのみ):未発表(2018年7月日本入荷予定)
- 機能:クロノメーター、日付表示、超高耐磁性能ムーブメント、ヘリウムエスケープバルブ、ねじ込み式リュウズ、逆回転防止ベゼル、シースルーバック
1993年の発売から25年。ダイバー300Mは初代デザインを踏襲して、スペックをアップグレードして登場しました。レーザー加工の波模様の文字盤に、6時位置の日付が特徴的なデザインとなっています。
上記のラバーストラップタイプ以外にも以下の5種類をはじめとして、全14モデルを発表しています。
- 青盤ステンレススチールモデル(210.30.42.20.03.001)
- 黒盤ステンレススチールモデル(210.30.42.20.01.001)
- 青盤ステンレススチール×イエローゴールドモデル(210.20.42.20.03.001)
- 黒盤セドナゴールド・ラバーストラップモデル(210.22.42.20.01.002)
- グレー盤セドナゴールド×チタン タンタリウムモデル(210.60.42.20.99.001)
シーマスター 1948 マスター クロノメーター <リミテッドエディション>
- Ref. :511.12.38.20.02.001(全2モデル)
- コレクション:シーマスター
- サブコレクション:1948 スモールセコンド
- ケースサイズ:38mm
- ケース素材:レザーストラップ
- ブレス素材:ステンレススチール
- ダイヤルの色:シルバー
- 風防:強化サファイアガラス
- 防水:60m
- ムーブメント:自動巻き / cal.8804(推定)
- 製造年:現行モデル
- 定価(現行モデルのみ):未発表(2018年10月日本入荷予定)
- 機能:クロノメーター、超高耐磁性能ムーブメント、スモールセコンド
1948年に登場したシーマスター。その70周年記念、1948本限定生産モデルとしてクラシックタイプの2種類が発表されました。
外見はアンティーク調ながら、内部にはマスタークロノメーターの最新ムーブメントを搭載。記念刻印付きの裏スケモデルとなります。
同時にシーマスター1948シリーズとしては、ブルーグレーのレザーストラップにセントラルセコンドの511.13.38.20.02.001も併せて発売されます。
上記のほか、既に発売済みのデ・ヴィル トレゾアや宝石付きシーマスター アクアテラなどが2018バーゼルワールドに並んでいました。
新作モデル・売却相場予想
まだ発売されていないモデルもありますが、新作の買取相場を予想していきます。
昨年のバーゼルワールドで発表されたトリロジーシリーズとの比較は難しいため、一昨年前のバーゼルワールドにて発表されたモデルの買取相場を分析しましょう。
2016年に発表されたモデルのうち、これまで買取応援団にて調査したモデルの買取相場は以下のようになっていました。
モデル名 | Ref. | 買取価格(2017年12月調査時点) |
スピードマスター 「CK2998」 | 311.33.40.30.02.001 | ¥450,000 〜 ¥600,000 |
スピードマスター ムーンフェイズ | 304.33.44.52.01.001 | 〜 ¥566,500 |
スピードマスター 「グレーサイド オブ ザ ムーン メテオライト」 | 311.63.44.51.99.001 | ¥730,000 〜 ¥800,000 |
※スマホの場合は右スクロールにて続きが表示されます。
いずれもリセールバリューは比較的高めなものの、定価を超えた売却価格とはならず、今回のシリーズも同様の傾向となると予想されます。
この中でも人気の高いCK2998は生産数2998本の限定モデルではありましたが、わずかに定価には届かない売値となっていました。
オメガの場合、スヌーピーアワードやトリロジーなど、定価を超えて売買されるモデルは非常に限られているのが現状です。
今回発表のモデルでは「シーマスター 1948」が昨年トリロジーのように「限定生産の復刻モデル」のため、プレミア化する要素もゼロではありません。
しかしCK2998も同様に復刻限定モデルであったことから、最終的な買取価格としては定価付近に留まるものと予想されます。
まとめ
2018バーゼルワールドでオメガが発表したモデルでは、2017年トリロジーほどではないものの、限定生産の「シーマスター 1948」がプレミア化する可能性を秘めているといえます。
また、スケルトン文字盤の「スピードマスター ダークサイド オブ ザ ムーン アポロ8号」も、これまでの「オブ ザ ムーン」のように高額査定となりうるモデルです。
もっとも他のシリーズと違うのはマスタークロノメーターのムーブメントではなく、スピードマスター プロフェッショナルの手巻き/cal.1861の改良版を採用している点。
性能的には自動巻き最高級ムーンウォッチよりも歴代スピードマスター プロフェッショナルに近いこのスピマスが、市場でどう評価されるのかは気になるところです。
シーマスター ダイバー300Mはリリースされるモデルも多く、記念モデルではありますが値動きは通常のマスタークロノメーターモデルと同様に動くものと予想されます。
まだ発売される前の売却相場予想ですが、再販価格を意識して新モデルを狙ってみるのも面白いかもしれませんね。