陸のエクスプローラー、海のサブマリーナ、そして空の『GMTマスターⅡ』。
24時間で一周する副時針(GMT針)を備えた、海外出張の多いユーザーを中心に人気の高いロレックスのスポーツモデルです。
今回のロレックス買取応援団は、売却時の価値まで見据えた、GMTマスターⅡ購入時の新旧モデル比較ポイントをまとめました。
目次
- 比較するのはこのモデル
- 比較その1 新旧GMTマスターⅡ スペック
- 比較その2 新旧GMTマスターⅡ ディテール
- 比較その3 新旧GMTマスターⅡ 中古市場と買取り価格
- まとめ
比較するのはこのモデル
GMTマスターⅡ Ref.116710LN(現行モデル)とGMTマスターⅡ Ref.16710(先代モデル)を比較しました。
比較その1 新旧GMTマスターⅡ スペック
GMTマスターⅡは、2007年に現行品にモデルチェンジされ、短針を単独で可動させるムーブメントに変更されました。
一体化されていた先代モデルのムーブメントは修理が難しく、手間のかかるものだったのに対し、現行ムーブメントは、独立パーツが多くなり、故障箇所が見つけやすくなりました。
その他、主なスペックは以下の通りです。
現行モデル
型番:Ref.116710LN
年式:2007年〜現在
素材:904Lステンレススチール、セラミックベゼル
ケース径:40mm(リューズ除く)
防水性能:100m、トリプロックリューズ採用
ムーブメント:cal.3186(自動巻、耐磁性ブルー・パラクロム・ヒゲゼンマイ採用)
先代モデル
型番:Ref.16710
年式:1990〜2006年
素材:904Lステンレススチール
ケース径:40mm(リューズ除く)
防水性能:100m
ムーブメント:cal.3185(自動巻)
比較その2 新旧GMTマスターⅡ ディテール
ディテールにおいては、某雑記記事にて「最高のリニューアル」と言われるほど美しく洗練されたものになりました。
一色ベゼルのみの展開だった現行モデルにも、2013年からツートンカラーベゼルのモデルが加わり、ますます人気が高まっています。
ベゼルの素材ですが、先代モデルのステンレスから、現行モデルはセラミックに変更され、傷がつきにくい仕様になっています。
また、ブレスの中コマがサテン仕上げから鏡面仕上げに変更されています。
比較その3 新旧GMTマスターⅡ 中古市場と買取り価格
GMTマスターⅡの市場ですが、新品実勢価格は他のスポーツモデル同様に絶賛高騰中。ユーズド品においても、つられて高騰しており、購入も買取りも高額です。
現行モデルの最新買取価格はこちらでご確認ください
>> ロレックス買取価格表|GMTマスター2現行モデル
現行モデルの新品価格
- 価格.com掲載 Ref.116710LN 実勢価格 ¥858,000〜¥968,760
- 国内定価 Ref.116710LN ¥864,000
中古販売相場(クォークさま掲載)
- GMTマスターⅡ Ref.116710LN(ブラック)2013年 ¥868,000
- GMTマスターⅡ Ref.116710BLNR(ブルー・ブラック)2014年 ¥1,078,000
- GMTマスターⅡ Ref.16710(ブラック)2003年 ¥778,000
中古買取相場(クォークさま買取価格表より)
- GMTマスターⅡ Ref.116710LN 上限額¥690,000
- GMTマスターⅡ Ref.116710BLNR 上限額¥930,000
- GMTマスターⅡ Ref.16710 上限額¥620,000
ちなみに、GMTマスターのアンティークモデルはこれよりずっと高い価格で取引されています。
>> ロレックス GMTマスター 1675 買取事情調査
まとめ
ロレックスGMTマスターⅡの現行モデルと先代モデルを比較してきましたが、スペックやディテールの差に関わらず、とにかくモデル自体のコアファンが多く、新品も中古も高額取引されています。
現行モデル新品の価格が高騰したことで、すべてが引きずられるように高騰しているという、とにかく人気の強いモデルですので、特にツートンカラーベゼルのモデルは今後も品薄状態が続きそうです。ツートンカラーベゼルであれば、新旧関わらず、今のところ買取価格は高値維持しそうですね。
ただし、先代モデルのGMTマスターⅡは、現行モデルのツートンカラーベゼルが中古市場に出回ってくるタイミングで、やや値下がりすることも予想できます。現行モデルの中古品は、まだまだ『入荷待ち』状態ですけどね。
>> 【ロレックス買取速報】中古需要があるモデルないモデル