数々のアンティーク・ロレックスが出典される時計の3大オークション。
そのひとつであり、スイス・ジュネーブに拠点を置く『アンティコルム社』のオークションにて落札された、ロレックスの高額落札ランキングをご紹介します。
目次
- ソース
- アンティコルム【Antiquorum】オークションとは
- アンティコルムにおける ロレックス 高額落札ランキング
- まとめ
ソース
直近オークションの落札価格は、交通タイムス社『リアルロレックスvol.14』より。
その他、当社ネット調べによる。
アンティコルム【Antiquorum】オークションとは
アンティコルムオークションは、1974年にスイス・ジュネーブにて設立された時計専門のオークションハウスであり、クリスティーズ、サザビーズと並ぶ、時計の3大オークションのうちの一つです。
アンティコルム社オークションの特色として、ジュネーブでは歴史的価値の高い懐中・装飾・置き時計・ヴィンテージ時計、ニューヨークでは、現行品・限定品の腕時計、香港では、アールデコ・宝飾・現行腕時計が中心となっており、それ以外にもテーマオークションや宝飾品オークションも行われています。引用:アンティコルム社HP
アンティコルムにおける ロレックス 高額落札ランキング
直近で開催されたアンティコルムオークションにて高額落札されたロレックスを価格でランキング。
(スイスフランから日本円換算のため、数値はおおよそです。)
1位 デイトナ・ポールニューマン Ref.6239 ティファニーダブルネーム
圧倒的な希少性で堂々の一位は、落札額なんと 約3,036万円 !!
デイトナの記念すべきファーストレファレンスモデルであり、しかもティファニーとのダブルネームということもあって、レア度は最高ランク。
世界中のコレクターが追い求める幻の逸品です。
2位 デイトナ・ポールニューマン Ref.6239 金無垢
高額落札の常連であるポールニューマン。
落札価格は、約2,722万円 という高額です。
ゴールドロレックスは、日本での一般ユーザーには人気がないものの、世界での需要は多く、ここ数年のオークションでは、驚くほどの価格で落札されています。
希少な Rolex の Paul Newman モデルは不動の人気で、オークション初登場の Ref. 6239、Paul Nemwan、Tiffany & Co.リテール (lot 418) は 231,750CHF(約 3036 万円)、そして、18 金イエローゴールド Ref. 6239、Paul Newman (lot 420) は 207,750CHF(約 2722 万円)で落札されました。引用:アンティコルムプレスリリース
3位 トリプルカレンダー・ムーンフェイズ Ref.6062
生産本数が少なく、オークションでもとにかくタマ数が少ない、通称トリカレムーン。
アンティークロレックスを代表するコンプリケーションモデルで、月、曜日、日付を表示。
文字盤6時位置にムーンフェイズを搭載した、現行ロレックスには絶対にないディテールが魅力の逸品です。
落札価格は、約2,420万円 と、こちらも2,000万円超えでした。
4位 サブマリーナ Ref.5513
ただのRef.5513ではなく、特殊なディテールの希少サブマリがランクイン。
エクスプローラーダイヤルと呼ばれる文字盤に、12時位置のアンダーバー。
この二つのデザインが施されたサブマリーナは、非常に珍しく、マニアにはたまらない希少な逸品です。
落札価格は、約1,540万円 。
特に豪華な素材を使っているわけでもなく、ダブルネームとかでもない、真のマニアにしか価値がわからないモデルですね。
5位 クロノグラフ Ref.6240
手巻きデイトナの前身モデルと言われるのが、このRef.6240 通称SOLOモデルです。
珍しいポイントとしては、文字盤にROLEX以外の文字が一切ない事。
落札価格は、約1,250万円 。
まとめ
設立から約30年という新しめのオークションにも関わらず、3,000万円超えのモデルが出典されるあたりは、さすがスイス拠点の時計専門オークションハウス。
傾向として、2,000万円を超えてくるモノは、素材が豪華だったり、ダブルネームのような歴史的価値があるモノでした。
逆にそれ以下の(といってもめちゃ高額ですが)落札モデルからは、マニアが喜ぶ特殊モデルが多く登場してくるといった傾向がみられました。