ロレックス・アンティーク・エクスプローラー１ Ref.1016 の買取価格と販売価格を調査しました。シンプルな構造で壊れにくいモデルですが、さすがに古い時計なので、売買は慎重に行ないましょう。
目次
- ロレックス アンティーク エクスプローラー１ Ref.1016 とは
- エクスプローラー１ Ref.1016 の買取価格と中古販売相場
- まとめ：アンティークロレックス売買の注意点
ロレックス アンティーク エクスプローラー Ref.1016 とは
ロレックス Ref.1016 は、1960年代に登場した第３世代のエクスプローラーです。それまでは３針ノンデイトに369インデックスという統一感のみで、ケースサイズやインデックスカラー、針の形状などは試行錯誤でしたが、このモデルにより現代に引き継がれるエクスプローラー１のディテールとして完成されました。
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ロレックス エクスプローラー１ Ref.1016 の基本スペック
製造年：1963年〜1988年頃
ケース＆ブレス素材：ステンレススチール
風防：プラスチック
ムーブメント：cal.1560、cal.1570
ケースサイズ：36mm径×13mm厚
防水性能：100m
生産期間中にムーブメントが２度変更されています。初期はcal.1560とcal.1570のノンハックタイプ。後期モデルには、cal.1570のハック機能付きが搭載されています。（ハック機能とは、リューズを挽いた際に秒針が止まる機能のことです。）
cal.1570は、もともと丈夫なアンティークロレックスの中でも、さらに故障が少なく丈夫なため、現在も高い価値を残しています。Ref.1016の他には、同時期のクロノメーター化されたサブマリーナにも搭載されています。
エクスプローラー１ Ref.1016 の買取価格と中古販売相場
ロレックス エクスプローラー１ Ref.1016 の買取価格と中古販売価格は下記の通りです。
（2017年1月15日調べ）
エクスプローラー１ Ref.1016 の買取価格
60万円前後 〜 160万円程度
エクスプローラー１ Ref.1016 の中古販売価格
100万円 〜 200万円前後
追記：2017年9月の調査記事はこちら
→ ロレックス エクスプローラー１ Ref.1016 買取相場 2017年9月
販売価格に幅があるので、買取価格にも相当な幅があります。製造年式をよく確認して、査定依頼をしましょう。
最も初期の個体は、MMダイヤル（ミニッツサークル、ミラーダイヤル）と呼ばれ、超高額で取引されています。発売初期の1年程度しか作られておらず、中古市場で見つけることは無理に等しいです。もし出回ったとしたら、150万円は余裕で超えてくる代物です。
その後生産されたMダイヤル（ミラーダイヤル）も初期型となりますが、こちらは稀に中古市場で見かけることがあります。
後半に製造された個体もプレミア化されており、購入したくてもまず市場に出ている数が圧倒的に少ないです。当然、買取店は唸るほど欲しがっているため、買取価格は強気の交渉が可能になります。特に最終年式のL品番（1989年〜1990年製造）はかなり少ない数しか製造されておらず、200万円を超える場合もあります。
まとめ：アンティークロレックス売買の注意点
エクスプローラーRef.1016に限らず、1980年以前のロレックスは、時計の状態による査定額の差が明確に出ます。ギャランティーなどの付属品にも高い価値がありますので、揃っていれば高額査定の対象になります。
また、アンティークロレックスを買取に出す場合、アンティークロレックスに詳しいスタッフがいるお店に査定に出さないと後悔することになります。
特にMMダイヤルなどのマイナーチェンジの価値が分かっている鑑定員がいないお店では、年式に関係なくRef.1016としての買取価格が付けられてしまうので注意してください。
購入時もおなじく、アンティークロレックスの専門店で購入された方がベターです。年式による細かい情報や、メンテナンスの記録など、細かい説明を受け、納得してから購入をしましょう。もちろん中古品を扱っている都内のロレックス専門店であれば、保証もあり、安心して購入できます。
