ロレックス GMTマスター1の3rdモデル Ref.16750 の買取実績レポートです。直近数ヶ月で買取価格は大きく上昇しています。2017年前半の買取価格実績を見てみましょう。
目次
- GMTマスター1 Ref.16750とは
- ロレックス GMTマスター1 Ref.16750 買取価格 2017年上期実績
- まとめ
GMTマスター1 Ref.16750 とは
1955年にパイロットモデルとして登場したロレックス【GMTマスター】。回転するベゼルとGMT針で、第3時間帯まで把握することができる人気スポーツモデルです。
Ref.16750は、GMTマスター1の第3世代として、1980年代に製造されました。GMTマスターらしい赤青ツートンベゼルが象徴的なモデルですが、ブラック単色ベゼルの展開もあります。
ロレックス GMTマスター1 Ref.16750 の基本スペック
製造年:1980年頃〜1988年
ムーブメント:cal.3075
防水性能:100m
風防素材:プラスチック
ケース素材:ステンレススチール
前作Ref.1675からムーブメントをcal.3075に変更しており、カレンダークイックチェンジを搭載しています。見た目こそRef.1675と大差ありませんが、このモデルから防水性能が100mにスペックアップされました。
また、cal.3075は後にも先にもこのモデルにしか採用されておらず、コレクターにはたまらないモデルになっています。
ロレックス GMTマスター1 Ref.16750 買取価格 2017上期実績
Ref.16750 の買取価格を調査しました(2017年1月〜6月)。
データソース:買取店実績および業者オークション
GMTマスター1 Ref.16750 買取実績
1984年以降 ¥520,000 〜 ¥690,000
1983年以前 ¥720,000 〜 ¥790,000
上記の価格は2017年1月〜6月の実績値です。
2016年12月の調査時と比較して、約30%UPという恐ろしい値上がりっぷりです。
過去の買取価格はこちら
→ ロレックス GMTマスター 16750 買取価格 2016年12月
年式による価格差ですが、1984年にインデックスが変更されており、その前後で買取価格が変化しています。インデックス変更以前のいわゆる『フチなしインデックス』の方がコレクター価値が高いため、高額取引の対象になっています。
また、Ref.16750はヴィンテージロレックスに分類されるため、オリジナルの付属品の有無が査定額に大きく影響します。箱や保障証が発売当時のまま残っていると、高値で売ることが可能です。
まとめ
ロレックス GMTマスター Ref.16750 の買取価格は、直近で大きく値上がりしています。価格が上がった要因ですが、為替の変化ではなく、ロレックススポーツモデルの人気が世界的に上昇しているためです。
ユーズド市場の販売価格も75万円〜140万円と、ここ数ヶ月で10〜30万円ほどUPしており、その人気ぶりが伺える数値になっています。今後はますます入手が困難になりますので、購入を考えている方は早めに手を打ちましょう。
売却の際は、オリジナルの状態をどれだけ保てているかが査定額に影響します。そのため、目利き査定を大前提とし、その上で海外への流通が可能な買取店に依頼しましょう。
ヴィンテージロレックスは買取店によって査定額に幅が出やすいので、慎重にお店選びをすることをおすすめします。