ロレックス GMTマスター1のスチールモデル Ref.16700 の買取実績レポートです。直近の買取価格は大きく上昇傾向です。2017年前半の買取価格実績を見てみましょう。
目次
- GMTマスター Ref.16700とは
- ロレックス GMTマスター Ref.16700 買取価格 2017年上期実績
- まとめ
GMTマスター Ref.16700 とは
1955年にパイロットモデルとして登場したロレックス【GMTマスター】。回転するベゼルとGMT針で、第3時間帯まで把握することができる人気スポーツモデルです。
Ref.16700は、GMTマスター1の最終生産型として、1999年まで生産されたステンレススチール素材モデルです。このモデルからムーブメントのテンプがツインブリッジとなり、より振動や衝撃への耐久性を増しました。
ロレックス GMTマスター Ref.16700 の基本スペック
製造年:1990年〜1999年
ムーブメント:cal.3175
防水性能:100m
風防素材:サファイアクリスタル
ケース素材:ステンレススチール
ベゼル素材:アルミ合金
ムーブメントcal.3175はこのモデルのために開発され、後にも先にもRef16700以外に使われることはありませんでした。cal.3175は、現行ムーブメントにも使用されている制度調整機構マイクロステラナットの先駆け的な存在となっています。
ロレックス GMTマスター Ref.16700 買取価格 2017上期実績
Ref.16700 の買取価格を調査しました(2017年4月〜6月)。
データソース:買取店実績および業者オークション
GMTマスター Ref.16700 買取実績
1995年以降製造品
¥558,000 〜 ¥675,000
1994年以前製造品
¥520,000 〜 ¥585,000
上記の価格は2017年4月〜6月の実績値です。
ちなみに2017年4月から買取価格が上昇しているため、3月以前は上記よりも5〜10万円ほど安い水準でした。
最新および過去調査の買取価格はこちらから
→ ロレックス GMTマスター 16700 買取価格(随時更新)
年式による価格差ですが、1995年にブレスレットのバックルがダブルロックに変更されているため、1995年以降のモデル方が高値になっています。
また、付属品の有無も査定額に影響するため、箱や保障証がない場合はいくらかマイナス査定になってしまいます。
参考記事
→ 箱なしロレックスは売る時マイナスになるのか
まとめ
ロレックス GMTマスター Ref.16700 の買取価格は、直近で大きく値上がりしています。価格が上がった要因ですが、為替の変化ではなく、ロレックススポーツモデルの人気が世界的に上昇しているためです。
当然ですが、ユーズド市場の販売価格もここ数ヶ月で5〜20万円UPしています。一年前にRef.16700を購入された方は、もしかすると買った時よりも高い金額で売れるかもしれませんね。こうした思わぬ値上がりもロレックスが資産として見られている所以です。
また、上記買取価格相場に当てはまらない『チャック・イェーガー』モデルというものも存在します。こちらの買取実績は今回の調査では見つかりませんでしたが、もしあれば150万円以上の価値になったことでしょう。
売却の際は、世界市場への流通が可能な買取店に依頼しましょう。国内のみで流通している店舗よりも、確実に高値で買い取ってもらえます。