2018.04.25

【雨に強い機械式時計は?】梅雨も余裕なオススメ防水時計特集

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機械式時計の三大リスク。それは磁力、衝撃、そして水となります。日本だと特に梅雨の季節をはじめとして、水や湿気の影響が気になるところですね。

そこで今回は、日常生活を過ごすうえで必要な防水性能をもつ、有名ブランドの機械式時計をご紹介!

最低限必要な耐水性の基準から、その中でもリセールバリューの高いモデルまで、この記事を読めば雨の多い季節でも心配なく過ごせること間違いなしです。

目次

どれくらいの耐水ならOK?10気圧(100m)防水以上をオススメする理由

「この時計は防水30m。潜ることなんて無いし、雨やシャワー、水道水くらい大丈夫!」

そんな考えを持っているあなたは、梅雨どころか日常生活でもサビつかせて、一瞬で大事な時計を壊してしまうかもしれません。

そもそも誤解を招くような分かりにくいネーミングが一番の元凶だ!という意見には私も賛成ですが、この際に正確な意味合いを確認していきましょう。

一般的には30m防水までの時計が、いわゆる「日常生活防水」の時計として分類されます。

日常生活での汗や洗顔のときの水滴、雨などに耐えられるものですが、水仕事、水上スポーツ、素潜り(スキンダイビング)、潜水には使用しないで下さい。
水圧の変化が激しい条件では使用しないで下さい。
一般社団法人 日本時計協会より)

また、日本時計協会のサイトでは50m防水でも「水圧の激しいシャワーや水道水が直接時計に当たらないようご注意下さい」とありました。

そのため日常シーンを想定してまとめると

  • 水滴が付く程度の雨や汗なら30m防水でも耐えられる
  • シャワーや水道水にガッツリ触れる場合、30m防水では耐えられるとは限らない
  • 水圧の激しいシャワーや水道水の場合、50m防水でも耐えられない可能性がある

ということが言えそうです。少なくとも「30mまで潜水OK♪」で無いことはたしかですね。

「雨だけでなく、気兼ねなく生活できるレベル」という点をクリアできるかどうかを基準とすると、やはり防水性能100m以上であれば安心といえます。

※ねじ込み式リューズが緩い・パッキンが劣化しているなどの場合は、防水100m以上のモデルでも一瞬で浸水しますのでご注意ください。

耐水性能なら「ダイバーズウォッチ」一択。有名時計ブランドの防水ラインナップ

防水性能100m以上となると、候補となるのは「ダイバーズウォッチ」。

機械式時計ブランドで有名なダイバーズウォッチのラインナップとなると、次のようなシリーズが候補に挙げられます。

  • ロレックス:サブマリーナ
  • ロレックス:シードゥエラー
  • ロレックス:ディープシー
  • オメガ:シーマスター
  • ブライトリング:スーパーオーシャン
  • タグ・ホイヤー:アクアレーサー

この他にも「シー」や「アクア」といった海や水に関連する名前を持ったシリーズですと、比較的防水性能が高い傾向にあります。

迷ったらココから選べ!オメガ 「シーマスター」シリーズ

「ダイバーズウォッチ」というだけでも、多くのブランドがリリースしていてどれにしようか迷うところ。

知名度No.1で行くならロレックスになりますが、ここ数年での価格高騰で中々手を出しにくい人も少なくないはず。

そこで知名度も高くブランド力のあるオメガのシーマスターシリーズが、現実的な第一候補としてオススメです。

シーマスターの中でも細かなシリーズが分かれており、比較的安価で手を出しやすいものもあります。

  • シーマスター120
  • シーマスター300
  • アクアテラ
  • ダイバー300M
  • プラネットオーシャン(600m防水)
  • プロプロフ(1200m防水)

生産終了シリーズでも最低120m防水のため、このシーマスターシリーズの中から選べば、水のトラブルに苦慮する機会に直面することはめったに無いでしょう。

もっともアンティークの場合は、発売当初の防水性能が維持されていない場合があります。そのためシーマスターであってもアンティークに限っては、非防水と同じように扱う方が良いでしょう。

参考:【人気ブランド腕時計】オメガ シーマスターの代表モデル紹介|OMEGA
参考(カテゴリーページ):シーマスター シリーズの一覧

せっかくなら資産価値も高い時計を。オススメ人気のシーマスター

高い防水性能は前提として、せっかくなら高く売れるような資産価値のある時計を選びたいですね。

そこでオメガ シーマスターの中でも、比較的人気がありリセールバリューの高いモデルをピックアップしました。

候補1:シーマスター300 1957トリロジー 234.10.39.20.01.001

2017年のバーゼルワールドで登場した、世界限定3557本の1957トリロジー限定生産モデルです。

発売直後の急激な高騰から相場は下がったものの、現在でも通常のオメガの他のモデルと比べれば高い相場で販売・買取が行われています。

このモデルの心臓部には、マスタークロノメーターの最新ムーブメント。cal.8806を搭載。

そのため防水性能300mだけでなく、高い耐磁性や耐久性が保証されているのも、オススメといえる理由の一つとなります。

マスタークロノメーターの詳細はコチラ:オメガ(OMEGA)マスタークロノメーターの詳細と類似用語との違いを解説!
参考:オメガ(OMEGA)買取相場まとめ|シーマスター300 (1957トリロジー) 234.10.39.20.01.001

候補2:シーマスター300 007スペクター 233.32.41.21.01.001

こちらも同じくシーマスター300からの選出です。

その名の通り映画007に由来したこちらのモデルも、高値で取引されているリセールバリューの高い逸品になります。

007にちなんだモデルは他にもありますが、こちらのシーマスター300が最も人気の高いモデル。

生産数は7,007本で、オメガでは珍しい「ロリポップのセンターセコンド」やブロードアロー針は、他にはない特徴的なデザインをもっています。

資産価値ベースで選ぶなら、この2本は検討の価値ありといえます。

まとめ

梅雨をはじめとした雨や水に強い機械式時計を選ぶなら、ダイバーズウォッチは外せないポイント。

防水性能100m以上の中で、ブランドやデザイン、資産価値といった点でお気に入りの一本を見つけてくださいね。

参考:【人気ブランド腕時計】オメガ シーマスターの代表モデル紹介|OMEGA
参考:高級時計ブランド「オメガ」への買い替えで見るべきポイントとは?