
※この記事はウォッチ買取応援団としてYoutubeにアップした動画、「20代で買う初めての高級腕時計!10年使える最初の1本 おすすめ7選」の書き起こしです。
本日は 20代で買う 初めての高級時計 10年使える最初の1本! という内容で、お送りして参ります! 社会人になり、自分で稼いだお金で時計を買う。とても素敵な体験になることと思います。
目次
しかしながら、嬉しさのあまり、 その時のテンションに任せて選んでしまうと、 すぐに飽きて使わなくなってしまうなんてことも。 飽きた時計を売って、また買い直すとなると、 結構なロスが生じてしまいます。
ということで、最初に選ぶ時計は、 10年以上は使えるであろう、 定番の高級時計を選ぶのがよろしいかとおもいます。定番であれば年齢問わずオススメ出来るのですが、 この動画では、 特に20代の方にオススメしたいモデルを、 7本ほど厳選してみました。 本日もおすすめモデルごとに、 簡単なストーリーも交えてお伝えしてきます。
ボーム&メルシエ クリフトン ボーマティック
ボーム&メルシエ クリフトン ボーマティック。 2018年に登場した新作モデルです。 ボーム&メルシエというブランドは、 1830年のスイス・ジュラ地方で誕生しました。 19世紀後半には、 世界各地の国際展示会において、 7つの金賞と、10のグランプリを獲得。

引用: https://www.baume-et-mercier.com/
ロンドン・キュー天文台の 精度コンクールにおいても入賞。 その記録の一部は、 10年以上破られることがありませんでした。20世紀に入ってからはデザインにも注力。 アール・デコの潮流を独自のセンスで読み解き、 シンプルで洗練されたデザインは、 世界の時計ファンに高く評価されています。
2018年に登場したこちらの時計も、 ボーム&メルシエというブランドの アイデンティティが強く反映された作品です。 まずはデザイン面。 シンプルなラウンド型ケースは、 40mm径10.5mm厚という丁度良いサイズ感。 小さすぎず、大きすぎず。 厚すぎず、薄すぎない。
文字盤デザインは、シャープなインデックスと針、 センターには十字模様、 控えめながらも視認性の高いミニッツマーカー。 うん、隙が無い。笑 オンでもオフでも、どちらでも使いやすく、 長く使っても飽きないデザインはお見事! これぞ高級時計!といった印象です。

引用: https://www.baume-et-mercier.com/
そしてもう一つの素晴らしいところは、 機械の性能ですね。 ボーム&メルシエが所属する リシュモングループ製のベースムーブメントを、 独自に改良したものが使われています。
リシュモングループには、 カルティエ、パネライ、IWC、A.ランゲ&ゾーネと、 そうそうたるブランドが名を連ねており、 その技術が集結された機械というと、 非常に安心感がありますよね。 精度については、スイスクロノメーターという 厳しい精度規格に合格しており、申し分ありません。

引用: https://www.baume-et-mercier.com/
また、パワーリザーブも約5日間ですから、 3連休などで使わなかったとしても、 止まることがありません。 これ2日間とかだと、 週末外すだけで止まっちゃうんですよね。 後々結構ストレスになってくるので、 5日間というのは非常に嬉しいポイントです。
気になるお値段は、 メーカー定価で税込み¥363,000。 実勢価格は少し安くなり、33万円前後です。
グランドセイコー SBGP007
グランドセイコー ヘリテージコレクション SBGP007。 ブランド60周年を記念して発売された、 2,500本限定モデルです。 グランドセイコーの創業は1960年。 日本の技術と技能を結集し、誕生したブランドです。

引用: https://www.grand-seiko.com/
母体のセイコーは1881年創業ですが、 関東大震災、第二次世界大戦、と経験した後、 東京の復興とともに新しいチャレンジとして 作られたブランドというポジションになります。 腕時計ブランドとしては後発ながら、 開発力は非常に高く、創業初期から 世界のブランドと戦える実力を持っていました。 そのストーリーに準えて、 ベンチャー企業で名を上げたい! そう思っている方に、ぜひおすすめしたいです。
そして、グランドセイコー、 2020年で60周年を迎えたということで 発表されたのが、 こちらのアニバーサリーモデルです。 ド定番ともいえるシンプルなセンター3針時計。 ですが、定番ながら、らしさもある。 グランドセイコーの大きな特徴は、 針やインデックス、ケースに施された 丁寧な磨きにあります。 これはもう実物を見ていただくしか 方法はありません。

引用: https://www.grand-seiko.com/
話を戻して、こちらのモデル。 深いブルーの文字盤に赤い針、 6時位置に輝くゴールドの星が カッコいいです。この星は、最高精度のクォーツムーブメント を使用している証。 その精度はなんと、年差プラマイ5秒! これこそがまさに『誤差なし!』。
電池式なので、 数年間は止まる心配もありません。 この星に、 自らの思いを乗せてみるのもよいかと思います。 腕元には、いつも目標となる星が輝く。 どんなに辛い局面でも、 この星を見るとやる気が湧いてくる。 そんな使い方もアリですよね!
こちらメーカー定価は、税込み¥440,000。 実勢価格は、中古品で40万円前後です。
カルティエ サントス・デュモン
カルティエ サントス・デュモン LM。 2019年に登場したクォーツムーブメント搭載モデル。 サントスというモデル、 他の動画でも散々ご紹介しております。ホントに度々紹介したくなる時計です。笑

引用: https://www.cartier.jp/
1904年、ルイ・カルティエが 友人アルベルト・サントス・デュモンからの 依頼を受け製作。 世界初の男性用市販時計として登場したのが、 サントスというシリーズ。 腕時計の歴史は、ここから始まりました。
あなたの腕時計遍歴も、 ここから初めてみるのはいかがでしょうか。 現在はいくつかのバリエーションが発売されており、 人気なのは機械式ムーブメントを搭載したモデル かと思います。 しかし、ここではあえて クォーツ式のモデルをおすすめしたいです。
その理由は、2つ。 1つが軽くて着け心地が良いこと。2つ目が 外見から機械式かクォーツ式かの判別が できないということです。
長く愛せる時計の条件ですが、 実は見た目よりも付け心地の方が大事。 と、個人的には思っています。 どんなにカッコいい時計でも、 重かったり、服の邪魔をしたりする時計は、 結局身に着けなくなってしまいます。
単体で見てカッコいい時計にありがち。 コレクションでない限り、 着け心地の良し悪しは、とても重要なんです。 クォーツムーブメントは、それ自体が軽いので、 時計の総重量も軽くなります。

引用: https://www.cartier.jp/
さらに、この時計の素晴らしいところは、 外見から機械式かクォーツ式かの判別が できないということです。通常、秒針が付いていれば一目瞭然なのですが、 これは2針となっております。 つまりクォーツ特有の軽快さ、 ファッション感覚、廉価版みたいな、 意図しないマイナスイメージを持たれない。
これは大きな強みとなっております。 機械式同様に、カルティエの高級時計として、 周りの方からも注目を集めてくれることでしょう。
こちら、メーカー定価は税込みで¥434,500。 実勢価格は、40万円前後。 カルティエの時計がこの価格で買えるというのも、 大きなメリットです。
ベル&ロス BR-05
ベル&ロス BR-05 BLACK STEEL。 1992年創業のパイロットウォッチブランド Bell&Ross。

引用: https://www.bellross.com/
創業期は、ドイツの時計ブランド・ジンと共に 時計作りを開始し、97年に本格的に独立しました。 このブランドが大事にしているは、 「視認性」、「機能性」、「信頼性」、そして「高精度」。 長く使う時計においても、 この4つは欠かせないポイントかと思います。
初めての高級時計は、 ぜひガッシガッシ使っていただきたいものです。 使うほどに、時計の良さが分かりますし、 やってはいけないことも見えてくるもの。こんな扱いをしたら壊れるとかはもちろん。
私も風防ガラスを割った経験があり、 その時にいくら丈夫といっても壊れるんだよな、 ということを学びました。修理代も高いです。あとは、こんなコーディネートに合わせると変だとか、 こんな場に着けていくと怒られるぞ。とか。
BR-05は、パイロットウォッチですから、 3本目までに紹介してきた時計とは異なり、 より使用シーンが限られるものと思います。 この時計と共に、大人になっていく。 いつしか親友の様な関係になっていく、 そんな時計だと思います。
パリ発祥の新興ブランドということで、 スイス製の有名どころではない時計を狙いたい! という方には、特におすすめできるモデルですね。 ドイツブランドの堅実な時計作りと、 フランスブランドの秀逸なデザインが、 見事にブレンドされた名品だと思います。
こちら、メーカー定価記載なし。 実勢価格は、60万円前後です。
タグ・ホイヤー モナコ
タグ・ホイヤー モナコ。 こちらも度々ご紹介している名作。 世界初の自動巻きクロノグラフであり、 世界初の角型防水時計でもある。 ブランドを代表するアイコニックウォッチです。

引用: https://www.tagheuer.com/
名誉会長ジャック・ホイヤーの 『あの当時、これは特別な時計になると確信していた。』 という言葉の通り、 発売から50年以上経った今でも、 同じような時計は1つとして存在しません。

引用: https://www.tagheuer.com/
この時計の良い所は、反骨精神すら感じる 唯一無二のデザインでありながら、 時計兄貴たちからの評価が高いこと。
これから高級時計のある生活を楽しむにあたり、 兄貴たちの存在は偉大なり。 彼らが持っている情報や経験の数々は、 今後のあなたの時計キャリアにおいても、 非常に重要な指針になるはずです。 『いい時計してるね!』と褒められると、 より所有欲が満たされますよね。 言ってくれる相手が、 時計好きの兄貴たちであればなおさら。

引用: https://www.tagheuer.com/
そして、もう一点。 女性ウケがいいということも追記しておきましょう! 初めての時計でモナコを買ったら彼女できた。 これは私の友人の実話です。笑
女性目線では、 世界初が云々というのは関係ないお話。 なので、惹きつけているのは、デザインなのでしょう。 なぜかレース用の時計には、 言葉には表しがたい色気があるんですよね。 カラフルなレーシングカーや、 華のあるカーレーサーに負けないよう、 調和が図られているのでしょう。 ぜひこの時計に負けないくらい、 華やかな時計ライフを楽しんでください。
こちら、最新作キャリバー02搭載モデルで、 メーカー税込み定価¥726,000。 実勢価格は、50万円前後です。
ゼニス クロノマスター エル・プリメロ
ゼニス クロノマスター エル・プリメロ。 先ほどのモナコと同じ年、1969年に登場した、 世界初自動巻きクロノグラフのひとつです。 このモデルの大きな特徴は、 何と言ってもエル・プリメロを搭載しているということ。 そして、50年前から ほとんどデザインを変えていないことです。
エル・プリメロ?なんだそれ? という方のために簡単に説明しておきますと、 ロレックスのデイトナなど、 超有名モデルに使われてきた名機中の名機。 初登場の1969年から、 ほとんど設計を変えることなく 現代にまで継承されていることからも、 その完成度の高さ、 お分かりいただけるかと思います。

引用: https://www.zenith-watches.com/
そして、ムーブメントが変わらなければ、 デザインも大きくは変わらないわけで、 3つのインダイヤルの配置も、 発売当時と同じままになっています。 長く愛せる時計の条件として、 この時計のように、長年変わっていないこと、 不変であることも挙げられます。
長年デザイン変更を必要としてこなかった。 長年機構の改良を必要としてこなかった。 これはつまり、 変更や改良の要望がなかったということ。 そのままでも満足度が高く、 多くの人に愛され続けているということ なのではないでしょうか。

引用: https://www.zenith-watches.com/
数年でコロコロ変わっていると、 あれ?人気ないのかな? と不安に思ってしまいますよね。 先ほどのモナコも然りですが、 同じデザイン、同じ機構のまま、 ずっと販売され続けている時計は、 『長く愛せる時計の定番』 と思っておいて間違いありません。
気になる価格は、38mmサイズのもので メーカー定価税込み¥924,000。 実勢価格は、80万円前後です。
ユンハンス マックス・ビル バウハウス
ユンハンス マックス・ビル バウハウス。 ユンハンスは、1861年に創業された ドイツ最大の時計メーカー。 世界で初めて電波時計を作ったメーカーです。

引用: http://www.europassion.co.jp/junghans/
こちらの時計のモデル名、 マックス・ビルは、時計をデザインした人物の名前。 で、バウハウスはそのデザイナーの出身校、 ドイツの伝説的なデザインアカデミーの名前です。
バウハウスが開校していたのは、 1919年~1933年というわずかな期間。しかし、 ここから輩出された芸術家たちが得意とした シンプルかつ機能的なデザインは、 後の産業革命において 爆発的な拡がりを見せたと言われています。 諸説ありますが、 時計ブランドの王者パテック・フィリップの 名作カラトラバもその影響を受けている と言われるほど。

引用: http://www.europassion.co.jp/junghans/
バウハウスが無くなってしまったのは、 ナチスの動きによるものですが、それとは関係なく、 とんでもなくヤンチャな学校だったみたいですね。 毎晩のように飲んでは暴れる。 毎日が渋谷のハロウィン。そんな状態だったようで、 近隣からの苦情は絶えなかったそう。
しかし、そんな荒れくれ者たちも、 卒業したら立派な芸術家に。 バウハウスは、 後世に語り継がれる名門校となったわけです。
若さを引きずりながらも、社会と調和し、 より高みを目指していく。 反骨と自律、どっちも手懐けてやる。 シンプルなこの時計には、 そんな熱いメッセージが隠されているような 気がします。
こちら、2020年6月発売。 メーカー予価は税込みで¥168,000です。
まとめ
20代で買う 初めての高級時計 10年使える最初の1本! おすすめ7選、お送りいたしました。 どれも魅力的で、 楽しんでいただけたかと思います。
皆さんも是非お勧めの1つを選んでいただければと思います。
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