カラーや模様のバリエーションが楽しいロレックスの時計。そのパターンは、文字盤とインデックス(アワーマーカー)との掛け算で数百にもなると言われています。
特に文字盤は、カラーのみならず、素材に半貴石が用いられているものもあります。メテオライト文字盤もその一つで、ロレックスの高級ラインにのみ展開されている超希少な材質です。
目次
- ロレックス文字盤の種類
- メテオライトとは
- メテオライトダイヤルのロレックス
- まとめ
ロレックス文字盤の種類
ロレックスの時計に用いられている文字盤の種類は、ざっくりですが以下の通りです。
単色ダイヤル:
すべてのモデルに展開されているもっともポピュラーな文字盤仕様。
ブラック、ホワイト、ブルー、シャンパンなど。
アイスブルーダイヤル:
単色ダイヤルのひとつだが、プラチナ素材のモデルにのみ展開される特別なカラー。
2色ダイヤル:
デイトナのみに展開。
インダイアルとの組み合わせで、ブラック×ホワイトなど。
パターン入り(模様入り)ダイヤル:
デイトジャストとデイデイトに展開されている彫り模様が入った文字盤仕様。
コンピュータ、フラワー、ピラミッドなど。
宝飾ダイヤル:
ダイヤモンドなどの宝飾が施されている文字盤。
パヴェダイヤ、ミリヤードダイヤなど。
シェルダイヤル:
18KGおよびコンビ素材のドレスモデルとデイトナにのみ展開。
真珠母貝(マザーオブパール)から作られた文字盤。
ホワイトシェル、ピンクシェルなど。
半貴石ダイヤル:
鉱石を磨き上げて作る文字盤で、一部のドレスモデルと貴金属製デイトナにのみに展開。
メテオライト、オニキス、ソーダライトなど。
メテオライトとは
メテオライトとは、『隕石』のことです。ただし、一言に隕石といっても、現在地球で確認できている隕石の種類は約50種類あり、コンドライト、パラサイト、ヘキサヘドライトなど、それぞれに名称が異なります。メテオライトはその総称名です。
メテオライトの成分は、数十億年前に宇宙で生成された無機物で、現在まだ地球では存在が確認されていないものが多くあります。未知であり、不思議なものであることから、『宇宙からの情報を受け取る石』として、古くは信仰の対象にもされていました。
メテオライトダイヤルのロレックス
数十億年前に宇宙で作られ、縁あって(?)地球に落下したメテオライト。時間という概念において、また宇宙的であるという意味でも、機械式腕時計とはイメージが共通していますね。
以下、メテオライト文字盤の展開があるロレックスの一例です。
デイトナ Ref.116509 メテオライト
正式名称が コスモグラフ・デイトナ であることはご周知の通り。人類の宇宙への挑戦と、スピードへの挑戦にインスパイアされて作られたのがデイトナというモデルです。(参考 → デイトナの歴史と歴代モデルまとめ)
メテオライトダイヤルは、ホワイトゴールド素材のモデルにのみ展開されています。
デイデイト36 Ref.118235 メテオライト
希少な素材を用いるにふさわしいロレックスのトップドレスウォッチ・デイデイト。18KGとプラチナ素材のみ展開されている高級モデルです。
Ref.118235はエバーローズゴールド製のモデルですが、イエローゴールドやホワイトゴールドのモデルでもメテオライトダイヤルが存在します。
パールマスター34 Ref.81299 メテオライト
ロレックスの最高峰ラグジュアリーウォッチ・パールマスター。もとはレディデイトジャストの派生モデルでありながら、文字盤やケースには多くの宝飾が施され、また専用のブレスレットを使用するなど、特別なシーンでのみ使用される女性用モデルです。
まとめ
ロレックスとメテオライトの組み合わせ。ロマンがありますね。
上記ご覧になっていただいた通り、メテオライトを使用しているモデルは、すべて貴金属製の時計になります。メテオライト同様に限りある素材という共通点も、腕時計自慢のネタになること間違いなしです。
ユーズドモデルなどがRakutenなどでも確認できますが、購入の際は時計の状態のみならず、文字盤の状態もしっかり確認してから決めるようにしましょう。