Ref.5513は、1963年〜1989年まで販売されていたヴィンテージ世代のノンデイト・サブマリーナです。
シリーズ中、イチニを争う超ロングセラーで、現在も中古市場に多くの個体が流通している人気ダイバーズウォッチです。
目次
- ロレックス サブマリーナ シリーズについて
- Ref.5513 の基本スペック
- 前作モデルRef.5508との違い
- 販売価格と買取価格
ロレックス サブマリーナ シリーズ について
1953年に登場したロレックスサブマリーナ。
発売初期から100mもの防水性能を誇り、現在は300mにまで防水性能を高めている、王道ダイバーズウォッチです。
長い歴史の中で、多くのリファレンスモデルが登場し、『赤サブ』や『ティファニーWネーム』、『コメックスWネーム』などのレアピースも多様に存在する人気モデルです。
現行モデルにおいても、デイトナやエクスプローラーに並ぶ人気モデルとして、価格コムの売れ筋ランキングでは常に上位に位置するスポーツロレックスです。
サブマリーナ Ref.5513 基本スペック
- 製造年:1963年〜1989年
- ムーブメント:cal.1530,1520(ノンクロノメーター)
- 駆動方式:自動巻
- パワーリザーブ:48時間
- 振動数:18,000、19,800
- 防水性能:200m
- ケースサイズ:40mm径
- 新品時重量:125g
- ケース素材:ステンレススチール
- ブレス素材:ステンレススチール
- ブレスタイプ:オイスター(4度のマイナーチェンジ)
- ベゼル素材:アルミ合金
- ベゼルタイプ:回転ベゼル
- 風防素材:プラスチック
- インデックス:ドット
- 文字盤カラー:ブラック
サブマリーナの歴史は1953年にスタート。1963年に登場したRef5513は、ノンクロノメーターの自動巻ムーブメントを装備したモデルで、製造年が長く、現在もユーズド市場の多くの数が流通している人気モデルです。
サブマリーナ Ref.5513 の マイナーチェンジ
Ref.5513は製造年が長いため、マイナーチェンジも多く行われました。
時代時代の仕様によって様々な値付けがされていることもこのモデルの特徴です。特にレアな個体(MMダイヤルなど)は、アンティコルムやサザビースなどの世界的な時計オークションでも高値が付くプレミアモデルとなっています。
文字盤(ダイヤル)の変更
1963年頃:
MMダイヤル(ミニッツサークルミラーダイヤル)
1965年頃:
Mダイヤル(ミラーダイヤル)
1967年頃:
マットダイヤル・メーターファースト(上段:SUBMARINER、下段:200m=660ft)
1967年頃:
マットダイヤル・下サブ(上段:660ft=200m、下段:SUBMARINER)
1970年代後半:
マットダイヤル(上段:SUBMARINER、下段:660ft=200m)
1970年代後半〜1980年代前半:
マキシダイヤル(大型ドットインデックス)
1985年頃:
フチありインデックス(アワーマーカーに金属製のフチが追加)
ムーブメントの変更
1964年頃:
cal.1530からcal.1520へ変更
毎時振動数が18,000から19,800へ
ブレスレットの変更
1960年代中盤まで:
リベットブレス
1970年代後半まで:
巻き込みブレス
1970年代後半以降:
ハードタイプブレス
リューズの変更
1970年頃:
トゥインロックからトリプロックに変更
前作モデル Ref.5508 との違いは【デザインと性能】
前作モデルであるRef.5508は、小ぶりな37mmケースだったのに対し、このRef.5513からは現行モデルと同じ40mmケースに変更されました。
また、リューズガードがなかったRef.5508に対して、Ref.5513からはリューズガードが付いていることも大きな違いとなります。(サブマリーナのリューズガードは、1959年登場のRef.5512より追加されました。)
性能面でも前作が100m防水なのに対し、このモデルより200mにアップグレードされています。
サブマリーナ Ref.5513 販売価格と買取価格
サブマリーナ Ref.5513 の販売価格と買取価格については、こちらの記事にてまとめています。
→ ロレックス サブマリーナ ノンデイト 5513 買取価格
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