ロレックスを代表するモデルである、コスモグラフ・デイトナ。2015年に生産終了となったRef.116520を購入検討しているなら、買うタイミングを待つ必要はありません。なぜなら、『ずっとプレミア価格』だからです。
目次
- ロレックス・デイトナ Ref.116520 が支持される理由
- デイトナ Ref.116520 の発売からの価格推移
- まとめ
ロレックス・デイトナ Ref.116520 が支持される理由
これまで、デイトナの買い取り情報に関する記事はたくさん書いてきましたが、今回の記事は、購入するタイミングを待っている方のためにお届けします。
結論から言うと、タイミングを待つ必要はなく、迷っているくらいなら買ってしまいましょう。
デイトナ Ref.116520 はムーブメントの価値が高い
デイトナには代々、バルジュー社のキャリバー72や、ゼニス社のエル・プリメロなど、名だたるクロノグラフムーブメントを使用してきました。
60年代初期の登場から、常にクロノグラフの頂点にこだわり続けてきたことで、そのノウハウは、現行のデイトナに搭載されることとなる完全自社製の クロノグラフムーブメント cal.4130 に受け継がれる事となります。
デイトナ Ref.116520 は実用品としての価値も高い
デイトナの価値は、ムーブメントのみだけではありません。その優れた機能にも、高い価値があります。
オイスターケースにねじ込み式のリューズとプッシャーを採用し、クロノグラフ(ストップウォッチ機能)としては、世界初となる防水性能をプラス。
初期のモデルから悪条件でも精度良く機能するクロノグラフとして、特別な地位を築いてきました。
現在にいたるまで、実に6回ものモデルチェンジを経て改良されており、先代モデルのデイトナRef.116520は、ロレックスとしてのブランドのこだわりの集大成とも呼べるモデルなのです。
デイトナ Ref.116520 の発売からの価格推移
デイトナ Ref.116520 がプレミア価格で取引されている理由ですが、上記の時計の価値を求めるユーザーの数に対し、メーカーからの供給が足りていないことが原因となっています。
この需要と供給のアンバランスは、モデル発売の2002年から変わらずです。
下のグラフは、2002年から2015年までの デイトナ Ref.116520 の新品価格の変動をまとめたものです。
グラフからわかる通り、発売時から生産終了時まで、定価と実勢価格の差はほぼ同じです。
2009年から2012年までは、リーマンショックの影響があり、需要が鈍った事と、急激な円高の影響で、実勢価格と定価の差は一時的に緩和されていますが、2013年以降またもとのプレミア価格に逆戻りしています。
定価は為替変動に関係なく上昇しており、今後もまた値上げが予想されます。
もちろん、定価での購入が可能であればお買い得ですが、
正規代理店に入荷されるデイトナの数、ご存知ですか?これ、なんと、だいたい半年に1本だそうです。ということは当然、通い詰めてる上客の方々がいらっしゃるわけですから、まずはそちらの方々に入荷しましたよとお知らせがいくのが筋。たまたまデイトナだけを狙ってきた一見さんの手に渡ることはほぼ100%ないのです。
という具合に、正規店で購入するのは、もはや無理に等しいと思います。
まとめ
デイトナの価格は、ユーズドであっても今後の値下げの可能性ほぼゼロです。
それどころか、生産終了となったいま、愛好家のみなさんがいろいろ理屈をつけて『〇〇年のモデルがプレミア価値がある』ともなりかねない市場でもあります。
つまり、ロレックス・デイトナ Ref.116520 の購入は、ユーズドであっても、今後値上がりの可能性しか見えず、買うタイミングは『いま』といって間違いありません。
合わせて読みたい:デイトナの歴代モデルについてはこちらの記事をご参照ください
→ ロレックス デイトナ とは|モデルの歴史・特徴まとめ