2018.04.02

【スピードマスター】現行モデルと先代モデル、どっちがオススメ?

更新

正面から見ると全く同じなデザインのスピードマスター プロフェッショナルの現行モデル(311.30.42.30.01.005,311.30.42.30.01.006)と先代モデル(3570.50)。

オメガのフラッグシップモデルともいえる「ムーンウォッチ」が欲しいものの、どちらを選ぼうか判断が難しいところ。

そこで今回は、スピードマスター プロフェッショナルの現行モデルと先代モデルを徹底比較します!

目次

  • スピードマスター プロフェッショナルとは
  • 先代モデルと現行モデルの比較
  • まとめ:時計だけでOKなら先代・資産価値なら現行

スピードマスター プロフェッショナルとは

1957年、オメガ スピードマスターは当初レース用の時計として発売されました。その後1962年に宇宙へ、そして1969年に月へ人類が到達した際に着用された最初の時計、それがスピードマスターになります。

「スピードマスター プロフェッショナル」は、「NASA公式装備品として1967年の月面着陸に立ち会った」という伝説的なエピソードがとても有名ですね。そのため別名「ムーンウォッチ」とも呼ばれています。

スピードマスターは全てこの「プロフェッショナル」のデザインを基軸として展開しているほど、オメガのフラッグシップシリーズとして君臨し続けています。

先代モデルと現行モデルの比較

スペック的にはほとんど同じといえますが、新旧モデルでは細かな点で仕様が変更されています。また、今回の現行モデルから、メインモデルは2種類に分裂したのも特徴のひとつとなります。

先代(第6世代)3570.50の基本スペック

  • 製造年:1996年〜2014年(生産終了モデル)
  • ムーブメント:手巻き / cal.1861
  • 防水性能:50m
  • 風防素材:強化プラスチック風防
  • ケース素材:ステンレススチール
  • ベルト素材:ステンレススチール
  • ケース直径:42mm
  • ダイヤルの色:ブラック
  • 機能:クロノグラフ、スモールセコンド、タキメーターベゼル

ムーブメントは現行モデルと同じcal.1861を搭載しています。1996年〜1997年の期間のみ、少数ながらcal.861が搭載されているモデルがあるとの情報もあります。

販売価格は新品¥481,400〜¥588,000、中古¥199,800〜¥388,800となっていました(2018年4月)。20年弱もの製造期間のため、ユーズドの流通数は非常に豊富となっています。

現行モデル311.30.42.30.01.005の基本スペック

  • 製造年:2014年〜現在
  • ムーブメント:手巻き / cal.1861
  • 防水性能:50m
  • 風防素材:強化プラスチック風防
  • ケース素材:ステンレススチール
  • ベルト素材:ステンレススチール
  • ケース直径:42mm
  • ダイヤルの色:ブラック
  • 機能:クロノグラフ、スモールセコンド、タキメーターベゼル

現行モデルは月面着陸45周年記念モデルのため、付属品として豪華な記念ボックスやルーペ、記念メダルなどが付属します。

販売価格は新品¥372,630〜¥575,424、中古¥325,290〜¥430,920となっていました(2018年4月)。

現行モデル311.30.42.30.01.006の基本スペック

  • 製造年:2014年〜現在
  • ムーブメント:手巻き / cal.1861
  • 防水性能:50m
  • 風防素材:強化サファイアクリスタル風防
  • ケース素材:ステンレススチール
  • ベルト素材:ステンレススチール
  • ケース直径:42mm
  • ダイヤルの色:ブラック
  • 機能:クロノグラフ、スモールセコンド、タキメーターベゼル、シースルーバック

こちらは強化サファイアクリスタル風防、裏スケルトンタイプになります。その他は上記311.30.42.30.01.005 と同スペック・同附属品です。

販売価格は新品¥453,000〜¥567,100、中古¥378,000〜¥416,800となっていました(2018年4月)。

スピードマスター新旧比較表

現行・先代モデルは3種類ありますが、新旧モデル違いは、ブレスレットのコマが先代がピン留め式に対し、現行は耐久性が向上したネジ留め式である点のみとなります。

現行モデル間では、風防が強化プラスチックか強化サファイアクリスタル&裏スケルトンかが異なる点です。

Ref. 3570.50 311.30.42.30.01.005 311.30.42.30.01.006
風防 強化プラスチック※ 強化プラスチック 強化サファイアクリスタル
裏スケ 無し※ 無し あり
コマ留め ピン留め ネジ留め ネジ留め
付属品 無し 豪華ボックス・付属品付き 豪華ボックス・付属品付き
新品販売価格 ¥481,400〜¥588,000 ¥372,630〜¥575,424 ¥453,000〜¥567,100
中古販売価格 ¥199,800〜¥388,800 ¥325,290〜¥430,920  ¥378,000〜¥416,800

(スマホの場合は右スクロールで続きが表示されます。)

※別Ref.で強化サファイアガラスや裏スケルトンタイプのモデルも、特別版として一部流通しています。

まとめ:時計だけでOKなら先代・資産価値なら現行

311.30.42.30.01.005付属品

画像はハッピープライスより

時計のコンディションにこだわらず最安値を狙う場合は、先代のユーズドが最良の選択となります。また「時計本体だけで十分」という場合も、先代モデルで問題ありません。

一方で月面着陸45周年の記念ボックスには、2種類のベルトにルーペ、記念プレート、パンフレットなど付属品としてはかなりのボリュームです。

将来的な売却価格を考えると、これらの付属品も高額ポイントとなる可能性も十分考えられます。そのため資産価値を重視するのであれば、多少値が上がっても現行モデルのどちらかを選びたいところ。

現行モデルの2タイプに至っては予算と好み次第ではありますが、オメガショップの店員さんの話しでは裏スケ・強化サファイアクリスタルモデルの方が人気が高いとのことです。

数万上乗せできる余裕がある場合は、豪華付属品&人気の高い311.30.42.30.01.006をオススメします。