ロレックス デイトナ の定価について、モデル別にまとめました(2021年8月値上がり後)。近年、世界的な人気上昇によって、実勢価格は高騰状態に。正規店での定価購入は、どのバリエーションのデイトナでも年々難易度を増しています。
目次
ロレックス デイトナ定価|モデル別まとめ
早速ですが、ロレックスの現在の定価から見ていきましょう。
(2021年8月時点)
ロレックスの国内定価は、市況に合わせて改定が行われます。直近では2021年8月に改定が行われました。
デイトナ(SS)の定価
まずは、ステンレススチール製デイトナの定価です。2016年にモデルチェンジが行われたため、そのタイミングでも定価が変更されています。
デイトナ Ref.116500LN(現行モデル)
定価(税込み):¥1,457,500
デイトナ Ref.116520( 旧型モデル)
定価(税込み):¥1,265,000
2016年生産終了時の定価です。
デイトナ(コンビ)の定価
続いてコンビ素材を用いたデイトナの定価です。コンビモデルも2016年に新型にモデルチェンジされています。
デイトナ Ref.116503(現行モデル)
定価(税込み):¥1,842,500
デイトナ Ref.116523(旧型モデル)
定価(税込み):¥1,404,000
生産終了時の定価です。
デイトナ(ゴールド)の定価
18KGを使用したデイトナの定価ですが、イエローゴールド、ホワイトゴールド、エバーローズゴールドの3タイプがラインナップされています。それぞれ以下の通りです。
デイトナ Ref.116508(現行モデル)
イエローゴールド
定価(税込み):¥4,067,800
デイトナ Ref.116509(現行モデル)
ホワイトゴールド
定価(税込み):¥4,370,300
デイトナ Ref.116505(現行モデル)
エバーローズゴールド
定価(税込み):¥4,370,300
デイトナ Ref.116518LN(現行モデル)
イエローゴールド+ラバーストラップ
定価(税込み):¥3,159,200
デイトナ Ref.116519LN(現行モデル)
ホワイトゴールド+ラバーストラップ
定価(税込み):¥3,297,800
デイトナ Ref.116515LN(現行モデル)
エバーローズゴールド+レザーストラップ
定価(税込み):¥3,297,800
デイトナ(プラチナ)の定価
デイトナシリーズ最上位のプラチナデイトナ。アイスブルーという最高級ラインにしかないダイヤルカラーで、最高のステータスを演出することができます。定価は以下の通り。
デイトナ Ref.116506(現行モデル)
定価:時価
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デイトナの価格推移からみる定価購入の難度
続いて、デイトナの実勢価格の推移を見ていきましょう。下記はステンレススチール製デイトナRef.116500LNホワイトダイヤルの、発売後約2年間の実勢価格推移です。(データソース:価格コム2017年2月~2018年11月)
上記、黒いラインが定価のラインですが、2017年末以降は実勢価格が定価の2倍を上回る設定になっています。
2019年1月時点では、価格コム掲載の最安値ですらも約260万円。さらに、2021年10月時点では、約420万円まで跳ね上がり、非常に高い価格で取引されています。
以前調査した際、旧モデルが定価の1.5倍ほどの実勢価格だったとき、定価での購入難易度は『週二回通って半年後に変えるかどうか』というレベルでした。
現行モデルのデイトナは、旧モデルを上回る高騰状態であるため、当時よりもライバルが多く、定価で買うには相当な根気と運が必要になると思われます。
定価で買う方法|正規店購入ノウハウ
とはいえ、デイトナが定価で買えないかというと、そんなこともなく。本数こそ少ないものの、正規店には一定のタイミングで必ず入荷しているはずなので、デイトナを定価で買うためにはなにかしらのコツがあるはず。
ということで、以下デイトナを定価で購入するためのコツをまとめました。
デイトナを定価で買うコツ1、とにかく通い詰める デイトナマラソン
まず1つ目は、正規店に通い詰めることです。
いわゆるデイトナマラソンというやつですね。ネットで調べてみると、実際に走り切ったランナーたちの壮絶な記録を見ることができます。
デイトナランナーたちが実際に買えるまでには、毎日正規店に通っても、やはり3か月~半年ほどかかったとのことでした。
通い詰めて買うというのはとても単純で、要するに正規店に入荷されたタイミングに当たれば買えるわけですが、なかなか彼らのように『毎日通う』というのには無理があると思います。
単純計算ですが、毎日ランナーが3か月~半年のであれば、隔日ランナーは半年~1年。週一ランナーなら1年9ヵ月~3年半といった具合で、買える確率は低下していきます。
デイトナを定価で買うコツ2、信用を勝ち取る
デイトナ定価購入、2つ目のコツは店員さんの信用を勝ち取ること。すなわち、この人にならデイトナをつけて欲しいと思われることです。
逆にロレックスとしてのブランディングにそぐわない人には、デイトナをつけて欲しいとは思わないわけですから、もし仮にまだ並べていない在庫があったとしても出してもらえません。
ここで大事なのは『ロレックスが好き』『長く愛用する』『購入資金がある』の3つを、日常会話の中でしっかり店員さんに伝えること。
『購入資金がある』だけをアピールして横柄な態度をとってしまうのもNGですし、『ロレックスが好き』というアピールだけでも弱いです。
忘れてはいけないのは、必ずライバルがいるということ。あなた以外にも、正規店に通ってデイトナを購入しようとしている人がいるのです。その中で、だれよりも信用されるよう、店員さんとのコミュニケーションをとっていきましょう。
デイトナを定価で買うコツ3、転売目的はNGと心得よ
最後に、定価で買ってすぐに並行輸入店で売るという『転売目的』で正規店に通うのはやめましょう。
先ほどの『コツ2:信用される』とも繋がりますが、ロレックスとしては、長く愛用してくれるファンに買ってほしいという思いがあるはずです。
実勢価格との差を利用して転売すれば、確かに儲けることは可能です。しかしながら、その考えが少しでも頭をよぎってしまうと、どんなに弁舌爽やかな人でも態度に表れてしまいます。
ロレックス正規店では、過去数えきれないくらいのファンを相手に販売を行っているので、少しでも怪しい態度があれば見抜き、その人には定価でデイトナを売るようなことはしません。
デイトナはなぜ品薄なのか
デイトナが定価で買えない理由は、正規店への入荷数の少なさと、それを求めるユーザーの多さにあります。
ではなぜデイトナの入荷数は少ないのでしょうか。答えは、デイトナの機構と、ロレックスの品質管理にあります。
現行のデイトナには、cal.4130というクロノグラフムーブメントが搭載されていますが、部品一つからすべてロレックスで自社製造を行っており、携われる職人さんの数も限られています。
そのため、ムーブメント専門メーカーから買い付けてアッセンブリのみを行う中堅ブランドよりも、一つ一つの作業に要する時間が長くなり、多くの個体を製造することが困難になっています。
また、ロレックスの現行モデルは、すべて組み上げた後にも精度チェックを行う『SUPERLATIVE CHRONOMETER』という自社規定を設けており、テスト工程が多いことも、市場への流通量が増えない原因になっています。
まとめ|いつかはデイトナ
以上、ロレックス デイトナ の定価についてのレポートでした。憧れのデイトナ、いつかは手に入れたいですよね。
在庫のある並行輸入店で購入するのもいいですが、やはりかなり高額になってしまいますので、今すぐではなく『いつかはデイトナ』というくらいの心持ちであれば、正規店に通い詰めて定価で買うのも良いのではないでしょうか。
その際は、上記のコツをぜひ参考にしてみてください。