風防とは、その名の通り時計内部を守るためのカバーのことを指します。プラスチック製の風防は、主に1980年代まで使用されていました。
プラスチックからサファイアクリスタルに
プラスチック風防はその温かみのある容姿でヴィンテージロレックスファンにはたまらない存在になっています。
風防がプラスチックからサファイアクリスタルに変更されたタイミングを、主要モデル別にまとめてると、以下の通りになります。
デイトナ(1988年頃)
Ref.6263 → Ref.16520
サブマリーナ(1989年頃)
Ref.5513 → Ref.14060
サブマリーナデイト(1980年頃)
Ref.1680 → Ref.16800
GMTマスター(1989年頃)
Ref.16750 → Ref.16700
シードゥエラー(1978年頃)
Ref.1665 → Ref.16660
デイトジャスト(1988年頃)
Ref.16014 → Ref.16200
1980年に差し掛かるタイミングでサファイアクリスタルに変更している シードゥエラー と サブマリーナデイト の2モデルがいち早く防水性能UPを試みたかが見てとれますね。
風防交換の際は注意
ロレックスの純正プラスチック風防は、横から見ると綺麗なドーム状になっています。しかしながら、現在は純正を手に入れることは困難になっており、修理やオーバーホールの際に、社外のプラスチック風防に変えられてしまうケースが多くなっています。
ヴィンテージとしての価値ももちろんですが、見た目のかっこよさも大事にしたいところなので、修理の際はしっかりと技師に確認しましょう。