サブマリーナの上位機種として誕生したロレックス『シードゥエラー』。
2008年にさらに上位モデルの『ディープシー』が登場したことで一旦生産を終了し、その後『シードゥエラー4000』として、2014年に復活しました。
今回のロレックス買取応援団は、中古市場と買い取り価格の動向から『シードゥエラー』の新旧モデル比較をしてみました。
目次
- 比較するのはこのモデル
- 比較その1 新旧シードゥエラー スペック
- 比較その2 新旧シードゥエラー ディテール
- 比較その3 新旧シードゥエラー 買取価格相場
- まとめ
比較するのはこのモデル
シードゥエラー Ref.116600(現行モデル)とシードゥエラー Ref.16600(先代モデル)を比較しました。
比較その1 新旧シードゥエラー スペック
ロレックスが誇るプロダイバーズウォッチということで、その性能は一般ユーザーにとってはオーバースペックそのもの。
現行モデルへのスペック変更点ですが、サブマリーナデイト同様に、ムーブメントに耐磁性ブルー・パラクロム・ヒゲゼンマイを採用し、ベゼル素材がセラミックに変更されています。
その他、主なスペックは以下の通りです。
現行モデル
型番:Ref.116600
年式:2014年〜現在
素材:904Lステンレススチール、セラミックベゼル
ケース径:40mm(リューズ除く)
防水性能:1,220m
ムーブメント:cal.3135(自動巻、耐磁性ブルー・パラクロム・ヒゲゼンマイ採用)
先代モデル
型番:Ref.16600
年式:1991〜2007年
素材:904Lステンレススチール、硬化処理アルミニウムベゼル
ケース径:40mm(リューズ除く)
防水性能:1,220m
ムーブメント:cal.3135(自動巻)
そもそもなぜ製造中止になった後に復活しているのかということですが、2008年に登場したディープシーがあまりにもオーバースペック過ぎたため、サブマリーナとディープシーの間のモデルがマーケティング上必要になったのではないかと言われています。
比較その2 新旧シードゥエラー ディテール
新旧モデルでの、ディテールの変更点ですが、
- リューズガードとラグが大型化
- ベゼル素材がセラミックに変更
- ブレスバックルが頑丈なものに変更
- 針とインデックスが大型化
- 文字盤がサテン仕上げに変更
- 夜光塗料がクロマライト(青)に変更
- ルーレット刻印が追加
など、細かい点の調整的な変更が多いのが特徴です。
シードゥエラーはサブマリーナ同様に、堅牢性と視認性を重視して作られているため、今後も大きなディテールチェンジは起こりにくいと判断していいでしょう。
比較その3 新旧シードゥエラー 買取価格相場
シードゥエラーの買取価格相場ですが、現行モデルで状態のよいものであれば60万円代後半といったところでしょうか。
新品実勢価格が90万円前後なので、換金率約7割といったところでしょうか。
発売からまだ2年しかたっておらず、ユーズド品もほぼ新品と変わらない価格で取引されています。
シードゥエラー現行モデルの相場(ネット調べ)
- 国内定価 ¥1,069,200
- 新品価格(国内最安値) ¥830,000
- 買い取り価格 ¥590,000 〜 ¥690,000
- 中古品実勢価格 ¥770,000 〜 ¥830,000
シードゥエラー先代モデルの相場(ネット調べ)
- 1990年代製 中古品実勢価格 ¥530,000〜¥580,000
- 2000年代製 中古品実勢価格 ¥580,000〜¥750,000
- 買い取り価格 ¥460,000〜¥530,000
先代モデルは、約16年という長い製造期間から、年式によって価格差がかなりあるものの、じっくり探せばお手頃なモデルに出合う事ができます。
ちなみに、ここ2年間で値上がりと値下がりを繰り返しています。原因は、現行モデルの復活による先代ユーズド需要の増加と、為替相場の変動によるものです。
シードゥエラーの買い取り価格については、こちらの記事でも書いていますので合わせてお読みください。>> ロレックス シードゥエラー 買取相場と人気を調査した件
※更新情報 先代シードゥエラーの最新買取情報はこちら
>> ロレックス買取価格|シードゥエラー16600(2016年1月)
まとめ
シードゥエラーは現行モデルの場合まだ発売から2年程度と日が浅く、新品と中古品で販売価格の差はほんの数万円。なので、まだいまの段階だと中古を購入するメリットはそこまでないように思えます。
売却の際は、基本の5ポイントを忘れずに高価買い取りにつなげてくださいね。
>> ロレックス 高価高額買取 5つのコツ
先代モデルの場合は、現行よりもスペック面で劣るとはいえ、防水性能などのメインスペックは変わりなく、ディテールもほとんど変わらない点、中古での価格面でのメリットを大きく感じる事ができますね。
シードゥエラーの中古品の購入を検討する際は、2000年代後半の先代モデルを、あえて狙うということを一考する価値は十分にありそうです。