本日は、オールブラック仕様のおすすめモデル、選んでみましたのでご紹介いたします。近年、金属加工の技術が発達したことで、質の高いブラックケースを使用した時計が、たくさんラインナップされるようになりました。
また、シャネルのJ12を筆頭に、ブラックセラミックの使用も一般的になり、同じブラックというカラーでも、様々な素材感を楽しめるようになってきています。
そこで今回は、ケースおよびブレスレット、そして文字盤までブラックを用いた現行の人気モデルを中心に、おすすめの時計、選んでみました。
目次
- チューダー ブラックベイクロノ・ダーク
- セイコープロスペックス LXライン・ブラックエディション
- ウブロ クラシックフュージョン・クロノグラフ ベルルッティ
- ウブロ クラシックフュージョン・ブラックマジック
- シャネル J12
- パネライ サブマーシブル・カーボテック
- タグホイヤー モナコV4 ファントム
- タグホイヤー アクアレーサー・ファントム
- オメガ スピードマスター・ダークサイドオブザムーン
- まとめ
チューダー ブラックベイクロノ・ダーク
まずは今まさに注目度の高いこちら。チューダー ブラックベイクロノ・ダーク。
ラグビーのニュージーランド代表チーム・オールブラックスとのコラボモデルが、チューダーより登場。チーム名に合わせて、ブラックPVD加工が施されたステンレススチールを、ケースとブレスレット、ベゼルにまで使用しています。
1884年の創立から現在まで、チームメンバーとして選ばれた選手人数と同数のみの製造ということで、なかなか入手するのが困難なレアモデルです。今のところまだ1,181本のみしか市場に出回っていないそうですね。
今後は代表選手が追加される度に、製造個体数も合わせて増やす予定とのことですが、、、手に入る気がしない、、、。
ちなみに私、チューダー銀座ブティックの一般オープンの日に行ってみましたが、2本のみの入荷、即完売とのことでした。
セイコープロスペックス LXライン・ブラックエディション
続いて、こちらも注目の新作。セイコープロスペックス LXライン・ブラックエディション。
ガンダムとのコラボでも話題になったセイコープロスペックスの新シリーズLXラインに、ブラックカラーのバリエーションが追加されました。
開発アドバイザーには、ケン・オクヤマこと、奥山清行氏を招聘。彼は、フェラーリやマセラッティ、シボレーなどのカーデザインを手がけたことで有名な工業デザイナーです。
5m先からでもわかる視認性の良さ、そして低重心設計による着用感の良さと、工業デザイナーらしい目の付け所から生み出された、高級実用ウォッチに仕上がっています。
ブラックエディションは、ダイバーズとGMTで計3モデルがラインナップされており、どれも個性的でカッコいいですね!
ケース径45mm近くあるので、数字上はかなり大きいのですが、ブラックなので数値ほどの大きさを感じない点もいいです!
ウブロ クラシックフュージョン・クロノグラフ ベルルッティ
続いて注目の新作モデルからもう一本。ウブロ クラシックフュージョン・クロノグラフ ベルルッティ コールドブラウン。
高級レザーの老舗ブランドと呼ばれるベルルッティとのコラボモデルです。実はウブロとベルルッティ、同じLVMHグループなんですよね。そしてどちらもイタリアに所縁のあるブランド。異端的な要素の組み合わせが、非常に魅力的なコラボですね。
オールブラックと言いつつも、この時計はちょっと特殊な色合いです。ベルトと文字盤はベルルッティのコールドブラウンという色の革を使用。ブラウンには見えない。どちらかというとブラックに見えます。
そしてカリグラフィが施されたケースは、ブラックブラッシュ仕上げのチタン製。
他とは一味も二味も違う個性派ブランドのコラボモデル。人と違ったものを楽しみたい方はぜひ!
ウブロ クラシックフュージョン・ブラックマジック
ウブロのオールブラックモデル、まだまだたくさんあるんですが、ここではもう1本だけご紹介。ブラックセラミックを使用した、クラシックフュージョン・ブラックマジック。
これ、ウブロでは珍しくブレスレット仕様なんです。
しかもネジやバックルなどの部品以外はオールセラミック製という贅沢。
サイズ展開も45mm、42mm、38mm、33mmと4種類あるので、42とか38であればスーツスタイルでも合わせやすいかと思います。
奥様や彼女さんとペアで揃えるという楽しみ方もできますね。
シャネル J12
この流れで紹介しておかねばならないのが、こちら。2000年に登場したシャネルのJ12。
開発の指揮を執ったのは、ジャック・エリュという人物。シャネルに長年在籍するアーティスティック・ディレクターです。
ココ・シャネルが創り上げたスタイルに、男性的な要素を融合。さらに当時まだ工業製品でしかなかったハイテクセラミックを、初めて本格的に腕時計に採用することを成功させました。
まさかファッションブランドであるシャネルがここまでの時計を作ってくるとは!2000年の時計業界をあっと驚かせた伝説的なモデルです。
さらに今年2019年は、マニュファクチュールムーブメントを搭載してリニューアル。もはや高級時計業界でも、無視できない存在になっています。
ちなみにこのJ12が、セラミックウォッチの先駆けになったわけですが、先ほどのウブロ・クラシックフュージョン然り、最近ではゼニスのデファイ・エルプリメロ21や、ブルガリのオクト・フィニッシモなども、セラミック仕様が追加されています。
ファッションブランドが、時計業界に影響を与えた事例として見ても、これほどインパクトのあるモデルは、J12以外にないのではなかろうか。
パネライ サブマーシブル・カーボテック
続いて6本目のおすすめモデルは、がらっとジャンルが変わってこちら。パネライのダイバーズモデル、サブマーシブルの新素材モデル、カーボテック42mm。
見た目的には、ブラックのケースとダイヤル、そしてラバーストラップ。そこに、ブルーのインデックスと針がなんともオシャレな一本です。
しかし興味深いのは、ケースの素材、その名もカーボテック。カーボンファイバーの薄いシートと、ハイエンドポリマーPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)と共に、高圧条件下で圧縮。そうすると、このように見た目も美しく、強度の高いものに仕上がるのだとか。
さらに面白いのは、このケース、経年変化で色が変わってくるらしいです。カーボンと樹脂の複合素材なので、樹脂部分の熱や光による経変変化があるのでしょう。なので、おそらく数年後、中古市場に豊富に並ぶ頃には、個体差が楽しめるものになっているのではないかと思います。
いやー、ケース素材もどんどん進化しますね!素材特集とか組んでも面白いかもしれません。
タグホイヤー モナコV4 ファントム
続いて7本目。こちらもカーボンの複合素材を用いたモデルですが、おすすめというより好奇心です。タグホイヤー モナコV4・ファントム。
マイクロベルトという0.07mm幅のベルトを用いたムーブメントを搭載した限定モデル。2015年に登場しましたが、現在どこを探しても売っておりません。
なので、ほぼコンセプトウォッチとしての発表だったのではないかと。一部のコレクターのみが所有している特別なモナコですね。それでも一応定価はあったようで、¥5,416,200だったとのこと。タグホイヤーでは最上位ランクの高額モデルです。
カーボン複合素材のケースに、V4という非常に特殊なムーブメント。これはぜひ実物見てみたい。お持ちの方、取材させてください!笑
タグホイヤー アクアレーサー・ファントム
同じタグ・ホイヤーのファントムでも、こちらは買えるファントム。アクアレーサー・キャリバー5・ブラックファントム。
ブラックPVD加工チタンケースを採用した、300m防水ダイバーズウォッチ。この黒さで海に潜ったら、夜光だけが浮かび上がって、時計本体は見えないでしょうね。だからファントムっていう名前なのかも。
アクアレーサーは、デザインのまとまりが良く、おしゃれ時計として使うには抜群のダイバーズウォッチだと思います。ましてやここまで真っ黒となると、おしゃれ上級者感が凄い。
限定モデルなので、既に新品は完売しておりますが、中古品であれば見つけることができます。
オメガ スピードマスター・ダークサイドオブザムーン
針・インデックスまで真っ黒繋がりでもう一本。オメガのスピードマスター・ムーンウォッチより、ブラックセラミック素材のオールブラックモデル。その名もダークサイド オブ ザ ムーン。
スピードマスターというと、アポロ11号と13号で実際に使用されたことが有名ですが、このモデルは、人類史上初めて月の裏側を見たアポロ8号のクルーたちの偉業を称えて登場したモデルです。NASA公認の系譜ではなく、地球での使用を前提とした高級モデルですね。
ポリッシュ仕上げおよびサテン仕上げを施したブラックセラミック製ケースと、マットブラックのセラミック製文字盤。そしてブラックコーティングのナイロン製ファブリックストラップに、ブラックのセラミックおよびチタン製クラスプ。
とにかくすべて黒にこだわった、オメガでは珍しい遊び心のあるモデルです。
まとめ
以上、オールブラックのおすすめモデル、ご紹介してきました。まだまだ紹介しきれないモデルたくさんあったんですけど、一旦今回はここまで。素材別とか、機能別とか、また別動画にて深堀りしていこうと思います。
あと、今回ご紹介したのはメーカー純正のみになるので、カスタムでのオールブラックで特集しても面白いかも知れませんね。有名どころでいうと、タグホイヤーとバンフォードが組んでカスタムウォッチ販売しており、サイト上でもカスタムシミュレーションができるようになっています。
そこで遊んでみるだけでも、面白いのでぜひ試してみてくださいね!