2021.11.02

オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク 15451ST.ZZ.1256ST.02 とは|特徴・スペック・価格など

サムネ_オーデマ・ピゲロイヤルオーク15451ST

※この記事はウォッチ買取応援団としてYoutubeにアップした動画、「オーデマピゲ ロイヤルオーク 37mm ダイヤモンド 15451ST.ZZ.1256ST.02 実機レビュー!」の書き起こしです。

オーデマ・ピゲロイヤルオーク15451STの実機レビューお送りしていきます。ロイヤルオークの登場は1972年。当時高級時計としては異例となるステンレススチール素材を使用し、堅牢性やデザイン性という要素を強く意識して生み出されました。

初代のデザインを手がけたのは、鬼才と呼ばれるデザイナー、ジェラルド・ジェンタ氏。後にパテックフィリップのノーチラスや、ブルガリのブルガリブルガリを手掛けることとなる人物です。

目次

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今回ご紹介するモデルは、37mm径のユニセックスモデル。ベゼルに施されたダイヤモンドと、細部まで拘り抜かれたデザインに、ぜひ注目してご覧ください。それではいってみましょう!

15451ST.ZZ.1256ST.02の基本スペックと機能

  • モデル:ロイヤルオーク
  • 型番:15451ST.ZZ.1256ST.02
  • 製造年:現行
  • ケース&ベルト素材:ステンレススチール
  • ケースサイズ:37mm幅9.8mm厚
  • 新品時重量:–
  • 風防:サファイアクリスタル
  • 防水性能:–
  • ムーブメント:cal.3120
  • ベゼルタイプ:ダイヤモンド
  • パワーリザーブ:60時間
  • インデックス:バー
  • 定価:¥3,245,000

基本機能はセンター3針に、3時位置に日付表示。防水性能は日常生活防水程度の50m。搭載されるムーブメントは、キャリバー3120。

機械の厚さは4.25mm、直径は26.6mmとスポーツウォッチの機械らしく、逞しく頑丈な設計の完全自社製ムーブメントです。自動巻き、振動数は毎時21,600。

パワーリザーブは60時間です。リューズでの操作は、長針の調整と、日付のクイックチェンジが可能。長針調整時は、リューズを少し回すだけで、大きく針が動く設計です。

この辺りも現代的なスポーツウォッチであることを感じさせる作りになっています。

15451ST.ZZ.1256ST.02

15451ST.ZZ.1256ST.02の外装デザイン

ケースは、ステンレススチール製。サイズは37mm径9.8mm厚。裏面はサファイアクリスタル製なので、マニュファクチュールムーブメント、覗き見ることができます。22K製の自動巻きローター、そこに施されたオーデマ家とピゲ家の紋章。内部の装飾も本当に美しいですね。

ビス止めの背面ベゼルも、なんとも味わい深いデザインです。

そして、ロイヤルオークの特徴、なんといってもこの仕上げの美しさ!面部分はヘアライン仕上げになっており、面取りされた部分はポリッシュ仕上げに。この使い分けが本当に素晴らしい。他に同じような仕上げにチャレンジしている時計、あるにはあるのですが、ロイヤルオークの横に並べるレベルのものは皆無といっていいでしょう。

ブレスレットコマ、ひとつひとつが短く作られているため、光の反射具合も独特です。○○のような、という表現が難しい。

ドレス系の時計の場合、リューズ操作時の針の動きはもっと小さく設計されていることが多い。

それは時間合わせをより細かくするという意図の他に、機械内部のパーツが繊細であるが故、無理な動きをさせられないということがあります。

ロイヤルオークは、ラグジュアリーな高級機でありながらも、あくまでスポーツウォッチである。その姿勢、丈夫な機械設計からも感じ取ることができますね。

通常男性的に思えるロイヤルオークのデザインですが、ベゼルにダイヤモンドが入ることで、エレガントな印象が増し、女性的なイメージが追加されますね。

37mm径という小ぶりなサイズ感と相まって、中性的で不思議な色気を放つ時計になっています。

その光沢を上手く活かした文字盤の仕上げ。反射を抑えつつも、ラグジュアリーな輝きは保つ。外装同様に、高い美意識を感じ取れる部分です。

自身の美意識もしっかりと研ぎ澄まして、向き合いたい時計ですね!