2019.01.09

【HIKAKINモデル】1,900万円の時計を買ってすぐに売るといくらになるか検証してみた。

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「1,900万円で買った時計を、すぐに手放さなければならない…」

そんな信じられないような悲劇に遭遇してしまったのが、人気YouTuberのヒカキンさん。

超高額時計ゆえのインパクトは絶大ですが、実は他人事ではありません。何かしらの事情で、購入後すぐに時計を手放さなければならない可能性は誰にでもあります。

そこで「買ってすぐに手放す場合、時計はいくらで売れるか」を、ヒカキンさんを例に見ていきます。

時計を買ってすぐに売らなければならない場合には、ぜひ参考にしてみてください。

目次

ヒカキンさん購入の「ロイヤルオーク」のスペック

1,890万円の時計を購入というだけでも話題をかっさらうヒカキンさん。

参考動画:【人生最高額】てつや、時計をヒカキンさんと買う!!

以前から欲しいモデルということで大奮発して購入したものの、たったの8時間で手放すという衝撃的な動画が先日公開されました。

参考動画:【絶望】1900万円の時計買って8時間で終了…【悲報】

この動画では、8時間の着用で全身に蕁麻疹が出てしまい、泣く泣く手放すことを発表。10分程度腕につけるだけでも赤くなってしまうことから、金属アレルギーの疑いが濃厚となっています。

価格はもちろんですが、憧れの時計をこのような形で手放すのは、時計好きにとって一番つらいことの一つと言っても過言ではないでしょう…

そんなヒカキンさんが購入した時計は、「オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク トゥールビヨン エクストラシン PGブレス」。そのスペックは次のようになります。

オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク トゥールビヨン エクストラシン PGブレス

  • Ref.(品番):26510OR.OO.1220OR.01(推定)
  • ケース:18Kピンクゴールド
  • ケースサイズ:41mm
  • 風防:反射防止加工サファイアガラス
  • 文字盤カラー:ブルー
  • ブレス:18Kピンクゴールド
  • 防水性:50m
  • ムーブメント:cal.2924・手巻き
  • パワーリザーブ:70時間
  • 機能:トゥールビヨン
  • 価格:18,900,000円

8.85mmという薄さの中に複雑機構のトゥールビヨンを搭載。それでもって70時間のパワーリザーブというバケモノ級のスーパースペックを誇ります。

今回問題となったのが、ケースとブレスに使われている「18Kピンクゴールド」。これは金・銀・銅を一体の割合で配合することで作られる金属となります。

  • 金:75%
  • 銀:7.5%
  • 銅:17.5%

動画内では、原因はまだ確定していないものの、「これまで銅以外の金属では問題なかった」ことから、ヒカキンさんは銅による金属アレルギーが濃厚とされています。

「金属アレルギーかも?」そんなときはすぐ病院に

時計をつけていて「かぶれ」や「かゆみ」が出たら、金属アレルギーが発症しているかもしれません。

ヒカキンさんの場合は、かゆみや水ぶくれ、赤いブツブツなどが出てしまいました。

もし似たような症状が出た場合は、皮膚科など金属アレルギーの検査・治療が可能な病院で診察し、原因を特定しましょう。その後は医師の指示に従って治療を行ってください。

「8時間着用のロイヤルオーク」はいくらで売れる?

診察によって、金属アレルギーの原因が時計であることが確定した場合、コレクションとして保管するのでなければ、残念ながら売却することに。

そこで気になるのが「1,900万円の時計は、8時間でいくらで売れるか」ですね。

これは後日ヒカキンさんによって新たな動画が公開されると思われますが、現時点での予測をしてみたいと思います。

時計の状態について

まず時計のコンディションについてですが、「着用8時間」をどう評価するかで売値は変わります。

すでに着用していますので「新品」価格は難しいものの、未使用品と同程度の扱いとなる「新品同様」となるか「中古美品」となるかは、買取店ごとに判断が分かれるでしょう。

「新品同様」と判断されれば、相場の上限金額に近い価格での売却が期待できます。

反対にすでにスリ傷や打痕がある場合は、「中古」で売値が下がってしまうのは避けられません。

買取相場・換金率について

買取相場は、ブランドやモデルによって大きく異なります。

今回ヒカキンさんが購入したオーデマ・ピゲのロイヤルオークはロレックス並に人気が高く、換金率も高水準が期待できるでしょう。

なお、「オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク トゥールビヨン エクストラシン PGブレス」Ref.26510OR.OO.1220OR.01の買取相場は、web上では見つかりませんでした。

他のモデルですと、例えば同じロイヤルオークの「Ref.15300ST.OO.1220ST.01」の換金率は、定価に対して73.8% ~ 106.6%となっています。

参考:15300ST.OO.1220ST.01を売るなら|買取店別オーデマピゲ ロイヤルオーク査定価格を比較(2018年10月)

今回ヒカキンさんが買ったロイヤルオークも同程度の換金率とすると、1,395万~2,015万円が想定される買取相場となります。

もっとも同型の時計の「中古・未使用品の販売価格」が1,200万~1,580万円であることから、1,600万円超えは難しそう…

となると、想定の買取相場と中古販売相場より、ヒカキンさんの場合は1,400万~1,600万円付近が買取価格になると思われます。

また、動画内では別の時計に買い換えるということも話していましたので、お店によってはいわゆる「下取り」扱いとなると、相場よりもプラスの金額での買取も期待できます。

見積もりは複数のお店で比較が必須!

ここまでは単なる推測。実際に査定・値付けとなれば、買取店に依頼するほかありません。

このとき気をつけたいのは、時計の評価は「買取店で差が出る」ということ。

そのため初めからお店を決めるのではなく、いくつかの買取店で査定をして、売値を比べて最高値で売るのがセオリーとなります。

ヒカキンさんの場合は動画の関係で難しいかもしれませんが、よほどの事情がない限り複数のお店に持ち込むか、「一括査定」などのサービスで比較して高価買取を狙いましょう。

一括査定サービスで売値を比較する

まとめ

何かしらの事情ですぐに時計を手放さなければならない…

時計好きには特につらいことですが、次の一本につなげるためにも、少しでも高い値段で手放すための準備はしっかり行いましょう。

ヒカキンさんも、次は長く使える理想の時計に出会えることを祈っています…