2018.12.19

ブランド時計の防水機能まとめ|水洗いやお風呂はどれくらいなら大丈夫?

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ダイバーズウオッチ,時計,防水

ブランド時計の防水性として見かける「5気圧防水」や「10気圧防水」、「100m防水」。メートル表記ならイメージできる一方、20気圧防水がどの程度の耐水性があるのかは分かりにくいですよね。

そこで今回は、時計の防水機能の意味や、オススメのブランド時計を紹介していきます。

目次

時計の防水性能の種類

時計の防水でよく用いられるのが、メートル表記(m)と気圧表記(bar/ATM)。さらに「生活防水(WATER RESISTANT/W.R.)」などもあり、それぞれどの程度の防水性となるかをまとめました。

「メートル表記(m)」の時計の防水性

こちらはイメージ通り、100m防水であればその水深までの耐圧性があることになります。

ただし、ヘリウムガスエスケープバルブの操作ミスやパッキンの劣化によっては、防水性能が落ちていることもありますので、油断は禁物です。

また200m防水までは「空気潜水時計」、それ以上の防水時計は「飽和潜水時計」に分けられます。「空気潜水時計」はスキューバダイビングなどでの潜水、「飽和潜水時計」はヘリウム・酸素の混合ガスを使用した深海潜水用というイメージです。

そのためダイビングなど趣味で海に潜る方であっても、200m防水もあれば十分なスペックといえます。

気圧表記(bar/ATM)の時計の防水性

気圧表記の場合は、おおむね「1気圧=10m」として換算されます。となると「20気圧防水=200m防水」でダイビングもできそうですが、気圧表記の場合は酸素ボンベを使用した潜水には使用しない方が良いでしょう。

もともとボンベを使用した潜水を想定した時計はメートル表記、それ以外を気圧表記として区分けされています。そのため、気圧表記で高い防水性がある場合でも、素潜りやプールでの水泳・海水浴などが限度とされています。

また気圧表記の防水性があっても、5気圧以下の場合は流水などの水圧をカバーしきれない場合がありますので、ご注意ください。

日常生活用防水の時計の防水性

こちらはその名の通り「日常生活で触れるシーンで対応できる防水性がある」と言えますが、やや注意が必要な点も。

日常生活用防水の時計が想定しているシーンは、汗や雨、洗顔時の「水滴」など。反対に「流水」など水圧がかかるシーンは防水の対象外となっていますので、たとえ日常生活でも油断していると浸水の危険性は0ではありません。

なお、一切防水表記のない時計やアンティーク・ヴィンテージ時計の場合は「非防水」となりますので、直接水に触れないように注意する必要があります。

水洗いやお風呂に耐えられる防水性の目安

ダイビングを趣味をしている方は迷わずダイバーズウオッチを選ぶと思いますので、それ以外の方向けに、日常生活(水洗いやお風呂など)を送る上で気兼ねなく利用できる防水性の目安を見ていきましょう。

先ほど紹介したように、「日常生活用防水」の場合はもちろん、実は「5気圧防水」でも水圧の激しいシャワーや水道水などには浸水の可能性があります。

そのため、普段の生活で問題なく利用できるかどうかは、「10気圧防水」以上の耐水性があるかどうかで判断しましょう。

オススメの防水ブランド時計

「10気圧防水」以上の耐水性があることはもちろん、その中でも換金率の高いオススメのブランド時計を紹介します。

ロレックス全般

サブマリーナやディープシーに限らず、ロレックスを代表する「オイスターケース」を使用しているモデルは、全て100m以上の防水性を持っています。

また比較的防水性の低いチェリーニでも50m防水ですので、現行モデルであればどのシリーズでも防水の条件はクリアしているといえます。

ひとつ気をつけたいのは、ロレックスでもアンティーク・ヴィンテージの場合。どのブランドでも年代物の場合は防水機能が落ちている可能性があるので、不安な場合には購入時にお店の人に相談してみるのが良いでしょう。

オメガ スピードマスター(現行)・シーマスター

オメガのシーマスターや、現行のスピードマスターは50m防水以上となりますので、こちらも候補となります。

特にシーマスターはダイビングも可能となるようなモデルも多く、「007」でジェームズ・ボンドを演じるダニエル・クレイグがシーマスターを着用し、スーツ姿のまま泳ぐというプロモーションも展開しています。

まとめ

時計の防水表記は、なかなかイメージしにくい面があります。

しかし水に弱い時計だからこそ、故障を防ぐためにも「どの程度の水なら耐えられるか」を把握することはとても大切です。

故障やサビで高く売れないといったリスクを避けるためにも、手元の時計の耐水性を確認することをオススメします。

参考:日本時計協会