本日は、冬のアウターに合わせたいブロンズケースの腕時計、選んでみましたのでご紹介いたします。先日ご紹介したブラックケースの時計同様に、ここ数年で一気に種類が増えたブロンズケース仕様の腕時計。シンプルな3針から、ダイバーズやクロノグラフまで。多種多様なモデルがラインナップされています。独特の風合いを放つ素材の個性を活かして、ぜひファッションとともに楽しんでいただきたい時計ですね。
目次
- チューダー ブラックベイ ブロンズ
- ベル&ロス BR03-92 ダイバーグリーン ブロンズ
- パネライ サブマーシブル ブロンゾ 47MM
- IWC アクアタイマー クロノグラフ エクスペディション
- ブルガリ ブルガリ・ブルガリ
- ゼニス パイロット コイーバエディション
- まとめ
チューダー ブラックベイ ブロンズ
それでは、早速。一本目はこちら。チューダー ブラックベイ・ブロンズ。43mm径の大判ケースダイバーズ。こちらのスレートグレーダイヤルは、今年登場したばかりの新作で、非常に注目度の高い人気モデルです。
かつてイギリス海軍の装備品に使われていたアルミニウムと銅の合金素材で作られており、腐食に強く、それでいて表面には使用者のライフスタイルに応じて、変化・変色が生じます。この特徴、公式サイトでは『生きた素材』とも表現されています。
経年変化するブロンズケースに合わせ、ヤレ感のあるレザーストラップまたはファブリックストラップを装備。武骨な男くささが魅力の時計ですね。
モデルのルーツからして、ミリタリー系のコートならドンピシャかと思います。が、この時計、顔立ちは意外なほどに端正なので、綺麗目なステンカラーコートやチェスターコートでも合わせやすいかと思います。
ベル&ロス BR03-92 ダイバーグリーン ブロンズ
続いて、こちらも注目の新作。ベル&ロス BR03-92 ダイバー グリーン ブロンズ。
深いグリーンの文字盤に、同色のアルミ製ベゼル。そしてグリーンカーフレザーのストラップ。ブロンズ合金素材のスクエアケースと、それを取り囲むグリーンとが非常によくマッチしており、これだけでおしゃれ要素が高い時計に仕上がっていますね。
丸と四角とが組み合わさったデザインは、コートのボタンの丸と、ダブルブレストの四角い配置との合わせが効きそう。ピーコートやポロコートなどとよく合いそうですね。時計自体が強めのデザインなので、スッキリしたデザインのアウターで、腕元に重さ・アクセントを追加したい時にも、活躍してくれそうです。
時計としての機能も素晴らしく、ケース素材は、潜水士が使うヘルメットで実際に使われていたものと同じCUSN8炭素鋼リン青銅という合金。腐食に強く、防水性能は300mを誇ります。
パネライ サブマーシブル ブロンゾ 47MM
続いて、軍用ウォッチの雄パネライより。サブマーシブル ブロンゾ 47MM。
パネライらしい大きく分厚いケースを採用した、本格ダイバーズモデルです。パネライのブロンズ製ウォッチは、2011年より販売されており、複数のモデルがラインナップされています。
その中から、今回ピックアップしたのはこちらのブラウン。サイズでの主張は強めですが、全体がブロンズと同系色でまとめられており、一見すると地味な印象です。
じゃあ、ここに足すならどんな色がいいかな?どんな素材が合うかな?というのを、服の方で楽しめる。合わせ技でスタイルを完成させる楽しさが、この時計の魅力だと思います。
IWC アクアタイマー クロノグラフ エクスペディション
続いては、IWCより。ダイバーズモデル、アクアタイマーのブロンズケース仕様です。
ダーウィンとともに、ガラパコス諸島へと航海した調査船HMSビーグル号。その船体や装備品に使われてたブロンズ素材を、時計のケースそしてベゼルに用いたオマージュモデルです。
44mmサイズのブロンズケースに、この特徴的な凹凸ベゼル。文字盤内、インデックスや針の形状とあわせ、まるでコンプレッサーのゲージの様な、道具的なデザインに仕上げられています。
工業的な要素を感じる時計なので、ワークカジュアル系のアウターには良く似合いますね。あえて都会的な印象のアウター、キルティングジャケットやトレンチコートなどに合わせてみるのもアリかと思います。
ブルガリ ブルガリ・ブルガリ
続いては、綺麗目なドレスカジュアルウォッチ。ブルガリ・ブルガリのブロンズケースモデルです。
1970年代、老舗ジュエラーが初めて手掛けた腕時計ブルガリ・ブルガリ。その系譜を引き継ぎつつ、モダナイズされた今年の新作モデルがこちらです。
これ、カッコ良過ぎません!?
41mm径のブロンズケースとブルーダイヤルの組み合わせ。インデックスと針もブロンズカラーに合わせてデザインされており、非常に洗練された印象を受ける一本です。
時計が綺麗すぎるので、いかに合わせるか、または崩すかを考える楽しみがありますね。上質なブラウンレザーのライダースジャケットとかと相性良さそうです。
ゼニス パイロット コイーバエディション
ラストは、こちら。ゼニス パイロット タイプ20 クロノグラフ。キューバの葉巻ブランド コイーバ とのパートナーシップを記念したトリビュートモデルです。
45mm径のブロンズケースに、視認性の高いアラビア数字インデックスと大きな針。飛行中、手袋を着けたままでも操作できるようデザインされたオニオン型のリューズ。機能性を重視しながらも、部分部分には強い個性が感じられ、それがお互いにバランスを持って共存しているデザイン。素晴らしいの一言です。
スーツとの合わせって考えると、なかなか難易度高そうですが、アウターとの相性であれば、意外とどんなものでも合いそうですね。こんな顔していて、実は万能なのかも知れません。
まとめ
以上、冬アウターに合わせて楽しみたいブロンズケースのおすすめモデル、ご紹介してきました。
ブロンズ素材は、表面が酸化することで経年での変化が生じます。使用者の使い方によって、様々な表情に変化するため、オンリーワンウォッチを作る楽しみもあるかと思います。
昨年はまだ買ったばかりで明るい銅色だったから、このコートが合ったけど、今年は深い茶色に変色したから、こっちのコートの方が合うな。みたいな楽しみ方もいいですよね!