カルティエタンクMC W5330003 とは｜特徴・スペック・価格など

※この記事はウォッチ買取応援団としてYoutubeにアップした動画、「カルティエタンクMC W5330003 実機レビュー！」の書き起こしです。

カルティエタンクMCW5330003の実機レビューお送りしていきます。

タンクの登場は1919年。3代目当主ルイ・カルティエによって生み出された、アールデコ時代を代表するモデル。

デザイン潮流が曲線的なものから直線的なものへと変化していたまさに過渡期。より直線的でシンプルなものをというチャレンジから生まれた腕時計です。

動画でもご覧いただけます

今回ご紹介するモデルは、シリーズ中最も大振りたくましい作りのMCというバリエーション。ブランドが考える、究極の男らしさを表現したデザインにぜひ注目してご覧ください。それではいってみましょう！

基本機能は、センターに時分針。6時位置にスモールセコンド。日付は3時位置に表示されます。

防水性能は日常生活防水。搭載されるムーブメントは、自社製キャリバー1904-PS MC。モデル名にも付いているMCという表記は、マニュファクチュール・カルティエの略。

自社一貫生産であることを示しています。元々タンクというモデルは、ムーブメントは他社製のものを使用していました。それが完全自社製に切り替わったのが、このモデルが誕生した2013年からとなります。

ケースは、ステンレススチール製。サイズは33.3mm幅9.5mm厚。ケースの上下と側面との太さが変えられており、より真四角に見えるようデザインされています。

しかし、横から見た場合には一変。緩やかにカーブを描いており、単に直線的なだけではないことに気付かされます。

ケースに沿って湾曲した風防ガラスも、雰囲気抜群ですね！裏面もサファイアクリスタル製なので、マニュファクチュールムーブメント、覗き見ることができます。

ドレス系の時計ではありますが、このMCに搭載される機械は、スポーツモデルのように丈夫で力強い作りになっています。ゼンマイを2本積む、ツインバレルという構造。通常ゼンマイを複数積むのは、パワーリザーブの延長のためなのですが、このモデルのパワーリザーブは48時間。決して長くはありません。

ベルトは、型押し模様が施されたブラックレザー。カルティエウォッチの王道スタイルともいえる、ローマインデックスと相まって、非常にエレガントな印象に。

ビジネスシーンにおいても、力強くあなたをサポートしてくれること間違いなし。独創的でありながら、高級時計のまさに王道を捉えたスタイル。

デザインだけでなく、ムーブメントも拘りを持って作ってきた点、カルティエがこれからも時計に本気であることを感じさせてくれますね！