※この記事はウォッチ買取応援団としてYoutubeにアップした動画、「【男女兼用】ジェンダーレスでオシャレな腕時計 おすすめ7選」の書き起こしです。
ジェンダーレスな腕時計おすすめ7選というテーマでお送りしていきます。メンズモデルとレディースモデルの区分が割とはっきりしていた時計業界ですが、近年は徐々にその隔てが無くなりつつあります。小ぶりなものを好む男性もいれば、大判スポーツモデルを好む女性もいる。
それぞれ好きな時計を着ければいいじゃないかと。お堅い時計業界も、だんだんと変わってきているように思います。
ということでの、今回のテーマでございます。サイズということに捉われず、ジェンダーフリーに楽しめる時計、7本ほど選んでみました。
目次
- オーデマ・ピゲ CODE11.59
- ロレックス ヨットマスター37
- ヴァシュロン・コンスタンタン オーヴァーシーズ 2300V
- パネライ ルミノールドゥエ GMT
- ロレックス オイスターパーペチュアル36
- Hモーザー スイス・アルプウォッチ・コンセプト
- オメガ スピードマスター・シルバースヌーピーアワード
↓動画でもご覧いただけます。
オーデマ・ピゲ CODE11.59
3大時計の一角オーデマ・ピゲより。2019年に登場した新作CODE11.59。
オーデマ・ピゲは、1875年創業のスイスの時計ブランド。ウォッチバレーと呼ばれる、スイスの伝統的な時計産業の街ル・ブラッシュで誕生したブランドです。
140年以上の歴史の中で、一度も歴史が途絶えたことがなく、かつずっと一族での経営が続けられていることから、縁起の良いブランドとしても愛されています。
複雑機構と、小型化・薄型化の技術に長けており、さらにその魅力を最大限引き出すためのデザインセンスも素晴らしい。
と、そのオーデマ・ピゲが2019年に発売したのが、このCODE11.59というモデルです。歴史上の名作を棚卸しして再解釈。最新のものとして仕上げたと言われるこのモデル。
これまであったどのジャンルにも当てはまらないまさに異端とも言える作品に仕上がっています。故に、ジェンダーを問うこともない。公式のPR画像を見ても、男女ともに着用しているものが使われています。
41mm径というケースサイズ。そしてケースギリギリまで文字盤が配置されたデザインは、男性でも大きく感じるもの。しかし、細腕を嫌うかというと、決してそんなことはない。
スポーツ過ぎず、ドレス過ぎず。アクティブとエレガントを両立させたデザインはお見事。
こちら気になる価格は、3針デイト・WG+PGバイカラーケースのもので、メーカー定価税込み¥3,300,000。サイズは41mm径10.7mm厚。機械は自動巻き、パワーリザーブは70時間。防水性能は30mです。
ロレックス ヨットマスター37
続いてはこちら。ロレックスより、ヨットマスター37。
言わずと知れた、知名度ナンバー1ブランドロレックス。20世紀初頭にイギリスで誕生し、数々の冒険とともに、実用という枠を超えたタフな腕時計を作ってきたブランドです。
ヨットマスターは、1992年に誕生したモデル。余暇を楽しむ富裕層向けに登場しました。
ロレックスのスポーツモデルでは唯一、ケースサイズが複数用意されています。こちらのヨットマスター37は、モデル名の通り37mmサイズ。
かつてヨットマスターボーイズと呼ばれていた35mmサイズがリニューアルされ、2mmアップしてこれになりました。元々公式の名称だったわけではないと思いますが、ボーイズという呼び名もその時に消えていますね。やはり時代の変化を読んでのことかと思います。
これ、実物見たことがある方ならお分かりいただけると思うのですが、サイズ感、丁度良くないですか?
キラキラ感が強いので、40mmのものはかなり存在感が強いのですが、37mmだとその点少し控えめになります。また、重量感と重心バランスも相当に良い。高騰の波に飲まれていない点も魅力です。
気になる価格は、ロレジウム素材のものでメーカー定価税込み¥1,188,000。エバーローズロレゾール素材のもので、メーカー定価税込み¥1,387,100。機械は自動巻き、パワーリザーブは55時間。ケースサイズは37mm径11mm厚。防水性能は100m。
ヴァシュロン・コンスタンタン オーヴァーシーズ 2300V
続いて、3本目はこちら。こちらも3大時計の一角ヴァシュロン・コンスタンタン。37mmサイズのラグジュアリースポーツモデルオーヴァーシーズ・オートマチック2300V。
ヴァシュロン・コンスタンタンの歴史は、実に250年以上。ブランドとして、最古と呼ばれる時代に生まれたものの一つです。
先ほどのオーデマ・ピゲ同様、複雑機構、小型化・薄型化の技術に長けており、やはりデザインセンスも優れています。
独特なのは、変化の速さであり、このオーヴァーシーズというモデルが今の形になるまで3世代。1996年登場ですから約10年に一度のデザイン変更が行われています。この変化のスピード感、3大時計においては最速かと。いや5大時計まで含めても最速かもしれません。
と、時代に合わせて柔軟に変化できるブランドですから、やはり昨今の人々の心境変化にも対応するスピードは速い。
現行の41mmモデルが登場した翌年の2017年には、早々にこの37mmモデルを追加。メンズともレディースとも言わず、「スモール」として展開を開始しています。
ブルーとピンクの文字盤を用意したあたりもさすが。今後シルバーやブラックの展開にも期待したいですね。
こちら気になる価格は、ステンレススチール製のものでメーカー定価税込み¥2,266,000。ケースサイズは37mm径11.13mm厚。機械は自動巻き、パワーリザーブは44時間。防水性能は15気圧です。
パネライ ルミノールドゥエ GMT
さて、4本目はこちら。パネライより、ルミノール・ドゥエGMT。
第二次世界大戦中、イタリア海軍用の時計ラジオミールというモデルを作っていたブランド・パネライ。
ルミノールは第二次世界大戦の後、ラジオミールの後継モデルとして誕生したモデルです。実際に戦場で使われることがなかったものの、市販化された後は、デカ厚ウォッチブームに乗って大ヒットモデルへ。
ドゥエというバリエーションは、軍用時計であったルミノールに現代的なエレガンスを融合。通常よりも薄いケースを使用して作られた、2016年登場の新しいモデルです。
薄くエレガントであることは、かの有名な時計デザイナー ジェラルド・ジェンタが言う、高級時計の条件の1つ。それをいわゆるラグスポではなく、軍用時計でやってしまおうと。パネライというブランド、そういう遊び心があるのがいいですよね。
で、こちらケースは確かに薄い。薄いといっても13mm以上あるので、いわゆるダイバーズの域は出ませんけどね。ただ重量は通常のルミノールの約40%と軽量です。重すぎないので、非力な方でも苦にならないかと思います。
しかし!ケース径は45mmと大きい!これは年齢性別問わず、誰が着けても大きい。人目を気にせず大きい時計を着けたい!けど重くないのがいい!という方にオススメです。
こちら気になる価格は、メーカー定価で税込み¥1,474,000。機械は自動巻き、GMT搭載、パワーリザーブインジケーター付き、パワーリザーブは3日。ケースはステンレススチール製45mm径13.5mm厚。防水性能は3気圧です。
ロレックス オイスターパーペチュアル36
続いて、再びロレックスに戻りましてこちら。オイスターパーペチュアル36。
2020年NEWカラーが追加され、さらにムーブメントも最新のものに変更されてリニューアルされたオイスターパーペチュアル。
まさかそんな色で作ってくるとは!お見事!誰もがそう称えたことでしょう。またしてもロレックス、時計界に新しいトレンドを作ってしまった予感です。
カラー展開が豊富なので、ついつい集めたくなってしまいそうですよね。夫婦で同じ色を買うのもありかも。
誰用とか、何用とか、どこ用とか。これまでの生活スタイルの枠を超え、実用時計の可能性を広げた歴史に残る名作。
こちら気になる価格は、メーカー定価で税込み¥588,500。機械は自動巻き、パワーリザーブは70時間。ケースはSS製36mm径12mm厚。防水性能は100mです。
Hモーザー スイス・アルプウォッチ・コンセプト
続いてはこちら。Hモーザーより、スイス・アルプウォッチ・コンセプト。
Hモーザーというブランドは、ロシア サンクトペテルブルグで誕生し、現在はスイス シャフハウゼンを拠点に時計作りを行っています。
このブランドの魅力は、何と言ってもロックな時計作り。伝統を大切にし、真面目に取り組む一方で、強い反骨精神も持ち合わせている。もうこの時計からもひしひしとそんな感情が伝わってきますよね。スマートウォッチ?は?みたいな。笑
あ、これスマートウォッチに見えている方のために言っておくと、機械式時計です。ローディングのくるくるが、秒針になってるんですよ。もちろん時分針もデジタル表示ではなく、リアルに物体としてそこに存在するものです。
もうね、いろんなものへのアンチテーゼが凄い。ぶっ壊すとはこういうことだなと。破裂寸前の気持ちを代弁してくれるのは、この真っ黒いやつかもしれない。
こちら気になる価格は、要問合せ。機械は手巻き、パワーリザーブは96時間。ケースはDLC加工・SS製38.2mm幅。防水性能は3気圧。
人間が作り出した物質中、もっとも黒いと言われるベンタブラックを使用した文字盤もヤバイ。
オメガ スピードマスター・シルバースヌーピーアワード
さてラストはこちら。オメガより、スピードマスター・シルバースヌーピーアワード・50周年記念モデル。
世界で唯一のNASA公認ウォッチスピードマスター。アポロ13号の救出劇において多大な貢献をしたとして、1970年にシルバースヌーピーアワードを受賞。そこから50年の節目を記念して登場したのが、こちらのモデルです。
スピードマスターは年齢性別問わず、多くの人に愛され続けているモデルですが、記念モデルとなるとまた格別に愛おしいですよね。しかも、スヌーピーですからね。可愛いじゃないですか。
ムーブメントはオメガ最新のマスタークロノメーターを搭載。宇宙用に作られているので、地球においては実用を超えたスペックです。
しかし、私たちの生活様式は年々変わるので、これがスタンダードに変わる日は遠くないのでは。
変化を受け入れる準備は出来てますよと。そういった意思表示もできるかもしれませんね。
こちら気になる価格は、メーカー定価で税込み¥1,133,000。機械は手巻きクロノグラフ、パワーリザーブは50時間。ケースはステンレススチール製42mm径14mm厚。防水性能は5気圧です。