スイス・クレシエの時計ブランド『Gorilla(ゴリラ)』より、ヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエ社との共同開発により誕生した複雑機構モデル The FASTBACK GT DRIFT が発表されました。
目次
- The FASTBACK GT DRIFT
- Gorilla ってどんなブランド?
- まとめ
The FASTBACK GT DRIFT 三枚のディスクで時間を表示
新作として発表された The FASTBACK GT DRIFT は、ワンダーリング・アワー という複雑機構を搭載しています。
写真ではどのように動くのかわかりにくいので、ぜひ公式サイトから動画で確認していただきたいのですが、おそらく上の写真は10時00分09秒を指しているものと思われます。
3枚のディスクにはそれぞれ【1、4,7,10】【2,5,8,11】【3,6,9,12】が表記されており、文字盤の上半分の分表示と合わせて時間を読むという形式です。
ケース素材には、多層仕上げ鍛造カーボン、アルマイト加工のアルミニウム、チタン、セラミックの複合素材を使用しています。
鍛造カーボンは、イタリアの高級車ランボルギーニのエンブレムにも用いられている素材で、Gorillaのデザインコンセプトの一つであるマッスルスポーツカーとの関連性が見えますね。
ブレスレットはラバー製。バックルはチタン。
キャリバーにはETA社の2824-2を搭載し、モジュールはヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエ社によって設計及び開発が行われています。
その他スペックは以下の通り。
- ケースサイズ:44mm径×14mm
- 防水性能:100m
- 風防:サファイアクリスタル
- 重量:130g
- 定価:税抜き58万円
- 発売日:2019年2月16日
Gorilla ってどんなブランド?
Gorilla(ゴリラ)は、スイス北西部ヌシャテル州クレシエに拠点を置く時計ブランドです。
2016年、オーデマ・ピゲの元CAFのオクタヴィオ・ガルシア氏と、同じくシニアデザイナーであったルーカス・ゴップ氏によって設立されました。
3大時計ブランドの一角、オーデマ・ピゲで実績を積んだ二人による、伝統を重んじながらも現代の技術を楽しむ時計作りは、他にはない独自の遊び心がありますね。
まとめ
近年、変わった表示形式の時計が増えてきているように思えます。今回紹介したGorillaの様に、ブランドという括りから解放され、プロジェクトチームの結成によって、よりオリジナリティを求めるクリエイターは、今後もますます増えていきそうですね。