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2019.05.05

グランドセイコー GRAND SEIKO とは|ブランド誕生の歴史

更新

日本が誇る国産ブランドグランドセイコー主力ともいえるスプリングドライブムーブメントの誕生から、今年で20周年ということでグランドセイコーの魅力を歴史とともに辿っていきたいと思います

目次

グランドセイコーとは?

ではまずは、グランドセイコーというブランドについて、現在の動向と特徴についてお伝えしていきますグランドセイコーは、1960セイコーブランドのひとつとして、スイスブランドにも負けない高精度の時計を作るべく、誕生しました。

直近では2016年に192時間(8日間)のパワーリザーブを備えたスプリングドライブの新作を発表。世界的にロングパワーリザーブが求められている近年のトレンドにしっかりと応える形で、高性能ウォッチを生み出しています。

また、ブラックセラミックなどの新素材の使用や、雪白と呼ばれる日本の伝統模様を取り入れたデザインの採用など、世界のニーズと日本の技術を結ぶような製品づくりが魅力になっています。

2019年はスプリングドライブ20周年ということもあり、記念モデルも登場しています。 

グランドセイコーの誕生は1960年 東京復興とともに進んだチャレンジ

1960年誕生というのは、時代だけ見るとかなり後発なブランドになります。例えばスイスでは後発と言われるロレックスでも1905年創業。懐中時計から作っていたオメガの創業は1848年。スイスの名門パテックフィリップとなると、1839年創業です。

母体のセイコーは1881年に創業ですが、関東大震災、第二次世界大戦、と経験した後、東京の復興とともに新しいチャレンジとして作られたブランドというポジションになります。

腕時計ブランドとしては後発ながら、開発力は非常に高く、1960年の初代誕生からわずか4年で、カレンダー搭載・50m防水というスペックのモデルも発売しています。

もともとセイコーなので、開発力は高かったとは思いますが、1961年に腕時計の輸入規制が緩和されたことで、次々に海外の有力ブランドが国内に入ってきたことも、グランドセイコーの成長を早めた要因になっています。『世界への挑戦』というテーマで始まったブランドですが、誕生からわずか1年で、まさか世界のほうからやってくるとは思ってなかったことでしょう

運命的に早々に世界との戦いを求められることになったグランドセイコーは、1967年には36,000振動の手巻きハイビートムーブメントを発売スイス天文台の精度コンクールでも上位を独占するまでに急成長を遂げました。

1969年にはさらなる精度を求め『V.F.A.シリーズ』を発表。V.F.A.Very Fine Adjusted)の略ですが、月差±1分という精度は、当時世界最高レベルを誇りました。

現在もこの時代のオマージュモデルが復刻しており、60年代のグランドセイコーの輝かしい功績を感じられるモデルとして、人気を得ています。

同じ会社でもクォーツショックのダメージはあり

さて、この超高精度機械式ウォッチV.F.A.が登場した1969年といえばお馴染みのクォーツショックですね

セイコーが発明したクォーツ式の腕時計によって、機械式時計の需要が著しく減り、多くのブランドに大打撃を与えた歴史的な大革命ですが、ランドセイコーも、スイスの機械式時計ブランド同様に、一時的に影をひそめることとなります。

ただ、やはり異なる点はスイスブランドではなく、日本ブランドのしかも同じセイコーということですね多くのブランドが苦戦する中、グランドセイコーは機械式時計の開発で培ったモノづくりへの情熱と精神で、クォーツの技術をもグランドセイコーの考えるレベル感のものへと引き上げていきます。

腕時計の安価量産を目指したセイコーに対し、世界最高精度をクォーツでも目指したのがグランドセイコーという感じでしょうか。理念がブレなかったからこそできたチャレンジと言えますね。

かくして、新たな目標を定めたグランドセイコー1988年に年差±10秒という驚異的な精度を実現したクォーツモデル95GS発表します。

クォーツショックから約20年経っているとは言え、全くの新技術で世界最高精度を実現するというミッションのコンプリート。職人の魂を感じますね! 

そこから数年後の1993年には、かの有名なキャリバー9F83を発表。クォーツを超えたクォーツとして、ブランドが掲げる腕時計の本質『正確さ』『美しさ』『見やすさ』『長く愛用できること』『使いやすいこと』を体現しています。現在もこのキャリバーを元にした後継モデルが多数ラインナップされています。

出遅れからの難航|機械式の復活

そうこうしているうちに、腕時計市場には次なる動き、機械式時計の復活の波が押し寄せます。1984年にはゼニスがエルプリメロを復活。1985年にはIWCが複雑機構モデルを発表するなど、1980年代後半にはスイスブランド復活の兆しが見え始めていました。

グランドセイコーは、そのタイミングではまだクォーツ式の開発に力を入れていたため、機械式の復活には後れを取ることになります。機械式の再開発に着手したのは、1990年代半ば頃とのこと。

さらにここにきて気付くことは、20年以上機械式を作っていないため、当時の従事者がもう引退しているという事実。そして、グランドセイコー クォーツが凄い というブランディングになってしまっているという事実。

60年代の輝かしい功績を残した技術はもう社内にはなく、だがしかし高精度のクォーツで有名になってしまった分、ブランドへの精度の要求は非常に高い、、、。

その状態からの機械式再チャレンジは、相当ハードルが高かったかと思います。当時の開発者は、OBの方たちを訪ね歩くなど、地道に情報を集め、機械式グランドセイコーの復活に挑みました。

そして1996新たに開発された機械式ムーブメントは、無事にスイスクロノメーター認証に合格。1998年にキャリバー9Sシリーズとして発売されることとなり、以降後継モデルが現在にまで引き継がれています 

スプリングドライブの誕生

さてさて、ここまでまだお話していないのがスプリングドライブですねスプリングドライブというのは、クォーツ式と機械式を組み合わせた全く新しい技術です。クォーツ式の高精度と、機械式のゼンマイ動力を合わせています。

例えて言うなら、電池の要らないクォーツウォッチといったところです。技術としての完成は1999年。その後、市場に初めて発表されたのは2004年のこと。第3のムーブメントとして、世界中の時計師を驚かせました。 

しかし、その構想が芽生えたのは、なんと1977年。クォーツと向き合っていた時代から、次の手として企んでいたようです。目の前のことに集中しながらも、未来の技術開発も同時に進めている点、誕生時から変わらないスピード感を感じます。

グランドセイコーの理念とは

というわけで、グランドセイコーの歴史、見てきましたけれども、今年2019年はスプリングドライブの技術完成から20周年もしかしたらもう次の技術も構想しているのかも、、、知れませんね。

最後にデザインコンセプトについて触れておこうと思いますが、グランドセイコーの時計には『セイコースタイル』という明確なデザインコンセプトが存在します

3つのポリシー:

  1. 平面を主体として、平面と二次曲面からなるデザイン。三次曲面は原則として採り入れない。
  2. ケース・ダイヤル・針のすべてにわたって極力平面部の面積を多くする。
  3. 各面は原則として鏡面とし、その鏡面からは極力歪みをなくす。

があり、それを実現するための9つの要素が存在します。

グランドセイコーの時計作りの理念は、デザインコンセプトにもこうしてしっかり反映されいます。どのモデルも同じように見えるのは、忠実にこのコンセプトを守っているからというわけです。