※この記事はウォッチ買取応援団としてYoutubeにアップした動画、「2019年の価格動向は?オメガの新品実勢価格(2019年12月調査)OMEGA 販売情報」の書き起こしです。
ブランド時計を購入する際、気になる販売相場。本日はオメガの現行モデルについて、2019年12月の定価および、実勢販売価格を見ていたいと思います。
目次
- スピードマスター・ムーンウォッチ 311.30.42.30.01.005の販売価格と定価
- スピードマスター・ムーンウォッチ 311.30.42.30.01.006の販売価格と定価
- スピードマスター・ムーンウォッチ 310.20.42.50.01.001の販売価格と定価
- スピードマスター・レーシング 326.30.40.50.01.001の販売価格と定価
- シーマスター300M 233.30.41.21.01.001の販売価格と定価
- シーマスター・ダイバー300M 210.30.42.20.01.001の販売価格と定価
- シーマスター・ダイバー300M 210.30.42.20.03.001の販売価格と定価
- シーマスター・アクアテラ150M 231.92.39.21.04.001の販売価格と定価
- コンステレーション・グローブマスター 130.30.39.21.02.001の販売価格と定価
- まとめ
今回お伝えするのはこちら。いずれも価格コムで人気上位のモデルたち。2019年新作を含む9本です。それぞれ、税込み定価と、現在の新品実勢価格。そして2019年の価格変化について、お伝えしていきます。
スピードマスター・ムーンウォッチ 311.30.42.30.01.005の販売価格と定価
まずは、スピードマスターから。人類初の月面着陸時に着用されていた、ムーンウォッチの直系モデル。プラ風防にノンスケルトンのケースバック、そして月面着陸モデルと同じキャリバー1861を搭載したメイン機から見ていきましょう。
定価:税込みで¥605,000
実勢価格:¥392,980~¥482,790
定価比率は、最安で65.0%です。
価格推移、9月から10月にかけて明らかな値上がりが見られるのは、消費税アップの影響かと思います。が、平均ラインで見た場合、それ以降も値上がりが続いているように見えました。これは新キャリバー3861の登場によるものか?それにより、この時計が廃盤になることが懸念され、需要が高まっているのかもしれません。
オメガファンの方、特にムーンウォッチのファンの方にとっては、実際に月に行った時と同じキャリバーへの思いが強いですよね。個人的な予想では、まだしばらくは1861と3861が並走するものと思いますが、皆さん、どう思われますか?
スピードマスター・ムーンウォッチ 311.30.42.30.01.006の販売価格と定価
続いて、サファイアクリスタル風防とシースルーケースバックを組み合わせたモデル。ムーンウォッチを、おしゃれなタウンユース仕様にしたバリエーションです。
定価:¥715,000
実勢価格:¥495,000~¥579,590
定価比率は、最安で69.2%です。
値動きの傾向は、先ほどのモデルと同じ。
9月後半から値上がりし、12月は一旦維持している状況です。
スピードマスター・ムーンウォッチ 310.20.42.50.01.001の販売価格と定価
続いて、アポロ11号が月面に降り立ってから50周年の節目を祝って登場した、アニバーサリーモデル。
定価:¥1,133,000
実勢価格:¥1,349,900
一本のみの掲載でした。定価比率は、119.1%です。
今年夏に発売されたばかりのモデルなので、価格推移はご覧の通り、初期高値から少し下がったところですね。しかしこちら、数量限定で既にメーカー在庫はないとのことなので、定価よりも実勢価格が高い、いわゆるプレ値モデル。
このあとさらにプレミア化して、もっと値上がりする可能性もあります。今後、中古市場にどれだけ出てくるかが、プレミア化の鍵ですね。要観察です。
スピードマスター・レーシング 326.30.40.50.01.001の販売価格と定価
続いては、スピードマスター・レーシング。ムーンウォッチとは異なる系譜のレース用クロノグラフ。40mm径というムーンウォッチより一回り小さいサイズも魅力です。
定価:¥528,000
実勢価格:¥298,000~¥361,900
定価比率は最安で、56.4%です。
価格推移、ムーンウォッチとは違った動き、というかあまり動いていませんね。最安価格は3万円以上の値下がりがありましたが、平均ラインで見た場合には、プラマイ1万円以内での動きに留まっています。
シーマスター300M 233.30.41.21.01.001の販売価格と定価
続いて、シーマスターシリーズ、見ていきます。まずは300Mマスター コーアクシャル。15,000ガウスもの高耐磁性能を持つ、オメガらしい超高性能スポーツウォッチ。ブロードアロー型の針も特徴的。レトロな顔立ちのダイバーズモデルです。
定価:¥748,000
実勢価格:¥461,800~¥513,810
定価比率は最安で、61.7%です。
平均ラインで一年を見返すと、プラマイ2万円の範囲内で下がって上がってという感じ。10月以降は、48万円前後で安定しています。このデザイン、この性能で、50万円以下。お手頃価格のレトロダイバーズ、お探しの方はぜひ。
シーマスター・ダイバー300M 210.30.42.20.01.001の販売価格と定価
続いて、ダイバー300Mのブラック。文字盤に施された波模様が特徴のダイバーズウォッチです。
定価:¥616,000
実勢価格:¥468,000~¥498,000
定価比率は最安で76.0%です。
価格推移、一年前と比べると1万円以下の変化です。しかし、その間秋までは下がっていたのに、11月に急に上げ直しているのは気になります。廃盤になったわけではないので、希少価値が急に増したとかではなさそう。
11月というと、タイミング的に重なるのは、ロレックスの定価値上げがありますが。ロレックスのダイバーズというとサブマリーナデイトですよね。あれは定価約90万円ですから、そこからの鞍替えで50万円以下のシーマスターにいくとは考えにくい、、、。どうなんでしょう?
実際に鞍替えした方、いらっしゃいましたらコメント残していっていただけると嬉しいです。
シーマスター・ダイバー300M 210.30.42.20.03.001の販売価格と定価
続いて、同じモデルのブルーも見てみましょう。
定価:¥616,000
実勢価格:¥420,980~¥471,800
定価比率は、最安で68.3%。ブラックよりもブルーの方が安い設定です。
価格推移、秋まで値下がり傾向というのは、先ほどのブラックと同じ。ですが、11月以降のわかりやすい値上がりは起きていません。ブラックの方が人気が高く、何かしらの要因で価格が敏感に動く状態なのでしょう。安く購入したい場合は、こちらのブルーの方が良いかもしれませんね。
シーマスター・アクアテラ150M 231.92.39.21.04.001の販売価格と定価
続いて、回転ベゼルを装備しないシンプルデザインのスポーツモデル、アクアテラ150M。こちらは、チタンケースとナイロンストラップを組み合わせたグッドプラネットというバリエーションです。
定価:¥814,000
実勢価格:¥308,000~¥578,519
定価比率は、最安で37.8%です。お店による価格の上下差、結構開いているので、買う時は注意してくださいね。
値動きですが、今年1年で大きく値下がり。最安ラインでは約25万円、平均ラインでは約20万円下がっています。結果、実勢価格との定価の差が激しく開いてしまったので、あえて正規店で買う理由は薄いように思えます。
コンステレーション・グローブマスター 130.30.39.21.02.001の販売価格と定価
さて、ノンスポーツモデルも見ておきましょう。こちらは、オールSSの3針デイトモデル、コンステレーション・グローブマスター。39mmサイズ、シルバー文字盤です。
定価:¥847,000
実勢価格:¥519,900~¥579,800
定価比率は、最安で61.4%です。5月に値上がりしているのは、定価の値上げがあったみたいですね。その他、一か所変なところがありますが、これはバグでしょう。直近相場は、5月の値上がりから再び下がってきて、昨年の今頃とほぼ同じ価格になっています。
まとめ
以上、オメガの現行9モデル、2019年12月の販売価格、お届けいたしました。
気になったのは、やはりムーンウォッチの値動き。キャリバー3861が1861と交代になるのかどうかで、今後のプレミア度が大きく変わってくるものと思います。
予想では、まだ3861の量産は難しいのではないかと思いますが、オメガさん、メカにはめっぽう強いですからね。急な展開もあるかもしれません。
今後の動き、楽しみに待ちたいと思います。