2019.07.08

オメガ スピードマスターオートマチック Ref.3510.50 とは|特徴・スペック・価格など

オメガ スピードマスターオートマチック Ref.3510.50 のモデル詳細情報です。スピードマスターは、NASA公認で月に行ったことがもっとも有名な話ですが、1957年発売された当時は、ストップウォッチ付きのカーレース用腕時計として発表されました。そこから現在に至るまで、多数のバリエーションが展開されており、1988年に登場したリデュース版がこちらのRef.3510.50です。

目次

 

オメガ スピードマスターオートマチック Ref.3510.50(製造年、基本スペックなど)

  • 1988年〜2006年
  • ムーブメント: オメガ3220
  • 防水性能:30m
  • ケース径:39mm径×12mm厚
  • ケース素材:ステンレススチール
  • ブレス素材:ステンレススチール
  • 風防:強化プラスチックガラス
  • ベゼルタイプ:タキメーターベゼル
  • パワーリザーブ:40時間
  • 新品重量:約100g

3510.50は、1970年代に図られたスピードマスターの普及戦略を継承したモデルです。そのため、ムーブメントはオメガ自社製の手巻きムーブメントではなく、ETA社という、機械式ムーブメントを専用に作っているメーカーの自動巻きのものをベースに、カスタムして使用しています。

日付機能はないため、リューズで操作可能なのは、長針のみです。リューズは引っ張って回すだけですから、煩わしい操作がないのはいいですね。初心者の方でも安心です。

クロノグラフ機能、ストップウォッチ機能のことですが、こちらもボタンはとくにロックされていないので、押すだけの簡単操作です。クロノグラフ使用時には、6時位置と9時位置にある積算計もそれぞれ駆動します。

あまり頻繁に使う機能ではないと思いますが、時々動かして、針の動きに見惚れてみるのもいいですね。

つい最近まで製造されていたモデルなので、入手しやすいことが特徴です。価格も15万~20万程なので、日常使いの時計として、購入ハードルが高すぎないことが魅力です。

マットブラックのシンプルな文字盤デザインなので、スーツやジャケットスタイルとの相性は抜群です。

経年劣化すら楽しめるスピマスのオートマチック入門モデル

フェイス面、風防はガラスではなく、ドーム形状のプラスチックを使用しており、どの角度から見ても、光が反射しにくく、時間が読みやすいよう工夫されています。黒ベタ塗の文字盤に、マットな白の針と文字も、非常に読みやすいです。

この個体は、インデックス部分が経年変化で褐色化してますね。業界用語では『焼けている』という言い方をしますが、劣化すら楽しめてしまう点、ブランドウォッチのいいところだと思います。

外装ですが、横から見ると風防のドーム形状良くわかります。ケース外周部分、ベゼルと言いますけれども、この部分に平均巡行速度を計るためのタキメーター目盛を記載したのは、実はスピードマスターが最初なんだそうです。

また、スピードマスターは、もともとシーマスターからの派生で誕生したモデルなので、裏蓋には今もシーマスターの印でもある『シーホース』の刻印が残されています。

ビジネスシーンでも主張しすぎないレーシングクロノグラフ

ブレスレットは、ポリッシュ仕上げとサテン仕上げを組み合わせた3連構造。外コマの素材が切り返しになっており、立体感のある美しいデザインです。コマが細く、丸い点も特徴です。

無垢材ではなく巻き込み式なので、非常に軽量しなやかで、柔らかい付け心地です。バックルはシングルロックです。

格子柄のグレージャケットとも合わせてみました。クロノグラフウォッチとしては小ぶりな39mmケースですので、良い意味で服装を邪魔しないデザインです。どんな柄のジャケットとも違和感なく合うと思います。

風防が丸いので、シャツへの引っかかりを感じにくい点もGoodです。

スイスの時計なんですが、どこかアメリカっぽさを感じてしまうのはNASAの影響でしょうか。ビジネスの打合せでも、宇宙事業について話し合っているような、そんなわくわく感がありますね!

スピードマスターオートマチック Ref.3510.50 の買取価格

スピードマスターオートマチック Ref.3510.50 の買取価格については、下記の記事よりご確認ください。
→ 3510.50を売るなら|買取店別オメガ スピードマスター査定価格を比較(2019年4月)

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