※この記事はウォッチ買取応援団としてYoutubeにアップした動画、「レトロなTVスクリーン!オメガ スピードマスター ST176.0014 実機レビュー
」の書き起こしです。
オメガ スピードマスター マークV TVスクリーン ST176.0014 のモデル詳細情報です。スピードマスターの登場は1957年。レーシングクロノグラフとして発表され、作りの丈夫さから1969年にはNASA公認の装備品としてアポロ11号とともに月に行った、伝説的なモデルです。
今回ご紹介するモデルは、箱型TVに形が似ていることから、TVスクリーンという愛称で呼ばれる70年代ヴィンテージモデル。アポロ計画後の時代に作られた、オシャレなスピードマスターです。
目次
オメガ スピードマスター マークV TVスクリーン ST176.0014(製造年、基本スペックなど)
- 製造年: 1970年代
- ムーブメント: Cal.1045
- 防水性能:100m
- ケース径:40mm
- ケース素材:ステンレススチール
- ブレス素材:ステンレススチール
- 風防:サファイアクリスタル
- ベゼルタイプ:スムースタイプ
- パワーリザーブ:40時間
基本機能は、センター時分針に、6時位置スモールセコンド。3時位置には、デイデイト表示。12時位置には、24時間副時針。そして、6時位置に12時間積算計を備えるクロノグラフと、かなり詰め込まれていますね。
搭載されるムーブメントは、クロノグラフの名手レマニア製5100を使用したcal.1045。約30年間に渡って製造された、自動巻きクロノグラフの歴史的名品です。
リューズでの操作は、長針の調整と、日付けおよび曜日のクイックチェンジが可能。曜日の表記は、LUN(ランディ)・MAR(マルディ)・MER(メルクルディ)…と、フランス語になっています。
そして、クロノグラフ。動かしてみると、針の後ろにもう一本針が隠れていることが分かります。隠れていた針は、60分積算計。機能多すぎ。絶対に見ずらいですよね。
しかし、デジタルウォッチのような面白さがあっていいと思います。動かすのが楽しい時計ですね。
遊び心が感じられるレトロ顔のクロノグラフ
続いて、外装・デザイン。同じST176のラウンドタイプと並べてみました。外装素材は、ステンレススチール。ケースサイズは、幅40mm。ラウンドタイプも幅は同じですが、最大幅部分が占める割合が多い分、TVスクリーンのほうが一回り大きく見えますね。
機能をたくさん詰め込んでる上、自動巻きです。そのためケースはぼってり分厚い作りに。ベゼルも高さがあり、レトロなデザインがより映える設計になっています。
アポロ計画に使用された手巻きのプロフェッショナルシリーズより、時分・クロノグラフともに太い針が用いられ、ざっくりと時間を示していることも特徴です。正確に読み取ることよりも、オシャレさを追求した時計なのでしょう。
会話のきっかけになる特徴的なスポーツウォッチ
デザインと機能を詰め過ぎてしまうと、変に安っぽくもなってしまうのですが、、、その点は心配なし。さすがはオメガさん、しっかりとバランスをとり、高級感のあるスポーツウォッチに仕上げています。
40mmという実寸サイズよりも大きく見える点も良いですね。存在感があり、目に留まる。「面白い時計ですね!どこのブランドですか?」そんな相手の一言から、会話が弾むこと間違いなし。
以上、オメガ スピードマスター マークV TVスクリーン ST176.0014 のご紹介でした。製造年数が短いモデルなので、現在は中古市場でも探すことが難しくなっています。運よく見つけた場合もすぐには飛びつかず、必ず実物を確認してから購入するようにしましょう。
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