2021.03.30

ロレックス デイトジャスト Ref.1601 ティファニーWネーム(バックリーダイヤル) とは|特徴・スペック・価格など

更新

※この記事はウォッチ買取応援団としてYoutubeにアップした動画、「ロレックス デイトジャスト ティファニーダブルネーム!ROLEX DATEJUST Ref.1601/3 TIFFANY 実機レビュー!」の書き起こしです。

ロレックス デイトジャスト Ref.1601ティファニーWネームの実機レビュー、お送りしていきます。

デイトジャストの登場は1945年。ロレックスの3大発明、すべてを搭載して発売された高級実用時計です。

今回ご紹介するモデルは、1970年代末に販売されていた、ティファニーとのWネームモデル。イエローゴールドとステンレススチールのコンビ素材のバリエーション。

目次

動画でもご覧いただけます

コンビ素材ながら、良い感じで色褪せており、落ち着いた印象を受けますね。

バックリーダイヤルと呼ばれる特別な文字盤デザインにも、ぜひ注目してご覧ください。

ロレックス デイトジャスト Ref.1601 ティファニーWネーム の基本スペックと機能

  • モデル:デイトジャスト
  • 型番:1601
  • 製造年:36mm径×12mm厚
  • ケース&ブレス素材:ステンレススチール+イエローゴールド
  • ケースサイズ:1960年代~1970年代後半
  • 新品時重量:–
  • 風防:プラスチック
  • 防水性能:50m
  • ムーブメント:cal.1570(年式によっては1560)
  • ブレスタイプ:オイスターブレスフルーテッド
  • ベゼルタイプ:フルーテッド
  • パワーリザーブ:48時間
  • インデックス:ローマ(バックリーダイヤル)

基本機能、センター3針に、3時位置には日付表示があります。

Ref.1601は、1960年代~70年代にかけて製造されたモデル。この頃のデイトジャストは、まだ日付のクイックチェンジ機能がなく、リューズでの操作は長針の調整のみとなります。

搭載されるムーブメントは、自動巻きcal.1560または1570。製造年式によって異なります。この個体は1970年代後半の製造個体なので、cal.1570の方を搭載しています。

過去ロレックスが作ってきたものの中でも、特に優秀とされるムーブメントですね。ちなみに、cal.1560と1570の大きな違いは、振動数とハック機能の有無。この2点です。後発のcal.1570の方が振動数が高く、姿勢差による精度への影響を受けにくい作りになっています。

また、ハック機能という、リューズを引いた際に秒針が止まる機能を有しているのも、1570の方です。ハック機能があることで、秒単位の時刻合わせが可能になっています。

と、実用性能ではcal.1570の方が勝りますが、それぞれに良さがあるので、チョイスはお好みで。

ロレックス デイトジャスト Ref.1601 ティファニー

ロレックス デイトジャスト Ref.1601 ティファニーWネーム の外装デザイン

ケースサイズは、36mm径12mm厚。経年ですり減ったオイスターケースは、柔らかく優しい表情になっています。

風防素材はプラスチック。ベゼルより大きく浮き出ていることが、現行モデルとは大きく異なるポイントです。

ベルトは、3連オイスターブレス。フラッシュフィットは、分離型。中コマは、中空タイプのイエローゴールド製。外コマは、巻き込み式のステンレススチールで作られています。

製造から40年以上経っている個体ですが、まだまだ現役で使用できる丈夫さは、さすがロレックス。

傷も模様となり、味となっていく。素晴らしい時計ですね!

そしてこのモデル、特筆すべきは、ティファニーとのWネームであること。

ロレックスとティファニーのコラボモデルは、1990年代中盤までの製造個体で見られます。しかし、なぜコラボしたのか、どんなモデルでどれだけ作られたのか、などは謎に包まれています。

そこには一体どんなストーリーがあったのか、想像しながら楽しむのも良いかと思います。

ただ単純にTiffanyって書いてあるだけで、色気が増すような気がする。欲しさも増す。と思うのは、私だけではないはず。

ロレックスは好きだけど、さりげなく人とは違うモデルを楽しみたい。という方にもおすすめな一本ですね。

ロレックス デイトジャスト Ref.1601 ティファニー-002

バックリーダイヤルとは

バックリーダイヤルと呼ばれる、マットな質感の文字盤に、ローマ数字のインデックスを合わせたバリエーション。ティファニーコラボのロレックスの中でも、特に目を惹くデザインです。

そのままでもクラシカルな印象のヴィンテージデイトジャスト。

バックリーダイヤルのローマ数字が、さらにクラシカルな印象を増し、より上品な時計に仕上げられています。ぜひスーツスタイルで、カッコよく決めていただきたい時計ですね。

ちなみにバックリーとは、ニューヨークの時計商の名前からとっているそう。なぜそう呼ばれるようになったのかは謎です。