※この記事はウォッチ買取応援団としてYoutubeにアップした動画、「ロレックス デイトジャスト ティファニーダブルネーム!ROLEX DATEJUST Ref.1601/3 TIFFANY 実機レビュー!」の書き起こしです。
ロレックス デイトジャスト Ref.1601ティファニーWネームの実機レビュー、お送りしていきます。
デイトジャストの登場は1945年。ロレックスの3大発明、すべてを搭載して発売された高級実用時計です。
今回ご紹介するモデルは、1970年代末に販売されていた、ティファニーとのWネームモデル。イエローゴールドとステンレススチールのコンビ素材のバリエーション。
目次
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コンビ素材ながら、良い感じで色褪せており、落ち着いた印象を受けますね。
バックリーダイヤルと呼ばれる特別な文字盤デザインにも、ぜひ注目してご覧ください。
ロレックス デイトジャスト Ref.1601 ティファニーWネーム の基本スペックと機能
- モデル:デイトジャスト
- 型番:1601
- 製造年:36mm径×12mm厚
- ケース&ブレス素材:ステンレススチール+イエローゴールド
- ケースサイズ:1960年代~1970年代後半
- 新品時重量:–
- 風防:プラスチック
- 防水性能:50m
- ムーブメント:cal.1570(年式によっては1560)
- ブレスタイプ:オイスターブレスフルーテッド
- ベゼルタイプ:フルーテッド
- パワーリザーブ:48時間
- インデックス:ローマ(バックリーダイヤル)
基本機能、センター3針に、3時位置には日付表示があります。
Ref.1601は、1960年代~70年代にかけて製造されたモデル。この頃のデイトジャストは、まだ日付のクイックチェンジ機能がなく、リューズでの操作は長針の調整のみとなります。
搭載されるムーブメントは、自動巻きcal.1560または1570。製造年式によって異なります。この個体は1970年代後半の製造個体なので、cal.1570の方を搭載しています。
過去ロレックスが作ってきたものの中でも、特に優秀とされるムーブメントですね。ちなみに、cal.1560と1570の大きな違いは、振動数とハック機能の有無。この2点です。後発のcal.1570の方が振動数が高く、姿勢差による精度への影響を受けにくい作りになっています。
また、ハック機能という、リューズを引いた際に秒針が止まる機能を有しているのも、1570の方です。ハック機能があることで、秒単位の時刻合わせが可能になっています。
と、実用性能ではcal.1570の方が勝りますが、それぞれに良さがあるので、チョイスはお好みで。
ロレックス デイトジャスト Ref.1601 ティファニーWネーム の外装デザイン
ケースサイズは、36mm径12mm厚。経年ですり減ったオイスターケースは、柔らかく優しい表情になっています。
風防素材はプラスチック。ベゼルより大きく浮き出ていることが、現行モデルとは大きく異なるポイントです。
ベルトは、3連オイスターブレス。フラッシュフィットは、分離型。中コマは、中空タイプのイエローゴールド製。外コマは、巻き込み式のステンレススチールで作られています。
製造から40年以上経っている個体ですが、まだまだ現役で使用できる丈夫さは、さすがロレックス。
傷も模様となり、味となっていく。素晴らしい時計ですね!
そしてこのモデル、特筆すべきは、ティファニーとのWネームであること。
ロレックスとティファニーのコラボモデルは、1990年代中盤までの製造個体で見られます。しかし、なぜコラボしたのか、どんなモデルでどれだけ作られたのか、などは謎に包まれています。
そこには一体どんなストーリーがあったのか、想像しながら楽しむのも良いかと思います。
ただ単純にTiffanyって書いてあるだけで、色気が増すような気がする。欲しさも増す。と思うのは、私だけではないはず。
ロレックスは好きだけど、さりげなく人とは違うモデルを楽しみたい。という方にもおすすめな一本ですね。
バックリーダイヤルとは
バックリーダイヤルと呼ばれる、マットな質感の文字盤に、ローマ数字のインデックスを合わせたバリエーション。ティファニーコラボのロレックスの中でも、特に目を惹くデザインです。
そのままでもクラシカルな印象のヴィンテージデイトジャスト。
バックリーダイヤルのローマ数字が、さらにクラシカルな印象を増し、より上品な時計に仕上げられています。ぜひスーツスタイルで、カッコよく決めていただきたい時計ですね。
ちなみにバックリーとは、ニューヨークの時計商の名前からとっているそう。なぜそう呼ばれるようになったのかは謎です。