ブランド時計を購入または売却する際、気になる相場情報。ロレックス・デイトジャスト36の旧モデルRef.116234について、2019年5月の買取価格を見ていきたいと思います。
目次
本文中のグラフおよび価格ソース：
価格コム https://kakaku.com/
楽天 https://search.rakuten.co.jp/
デイトジャスト36 Ref.116234 買取相場
ロレックスは近年、どのモデルも相場が急上昇しており、入手ハードルがどんどん上がっている状況です。
今回ピックアップして、相場情報お届けするモデルは、今年2019年にモデルチェンジされたデイトジャスト36のWGコンビモデルの旧型。ドレスロレックスでもっとも流通量が多いと言われるモデルです。
絶賛高騰中のサブマリーナやデイトナのようなSS製ピュアスポーツというカテゴリーではないものの、実勢価格は定価を上回る金額にまで値上がりしています。
過去どのように価格推移しているのか、また今後はどんな値動きになっていくのか、見ていきましょう。
さて、デイトジャストですが、初代の登場は1945年。ロレックスの3大発明【オイスターケース】【パーペチュアル機構】【デイトジャスト機構】すべてを備えた最初のモデルとしてデビューしました。
非常にバリエーションが多いモデルですが、今回は代表して、価格コムの売れ筋ランキングでシリーズ中もっとも上位に位置するRef.116234のブラック文字盤で、価格を見ていきたいと思います。
では早速、新品での販売価格から見ていきましょう。
こちら、価格コムの推移グラフです。過去二年での相場推移は、約14万円値上がりしています。現在の最安値は￥939,000となっています。国内定価は￥820,800なので、現在の実勢価格は最安でもその114%ですね。
2018年11月までは、定価以下での購入が可能でしたが、2018年12月以降大きく値上がりしています。最近はこちらのブラックやブルーなど、人気色は特に、正規店での入手が困難になってきています。
もともと価格が安定していることが魅力だったモデルだけに、直近の値上がりは軽視できない状況です。スタンダードモデルであるデイトジャストまでもが高騰となると、ロレックスにはお得に買えるモデルがなくなってしまいますからね。
今後、なにかの拍子に下がるのか、または逆に上がるのか。見逃せない大事な時期と言えそうです。
続いて、中古市場も合わせて見てみましょう。楽天で出品されている個体、調べてみました。
調査時点での中古個体の販売は￥598,000〜。約14年間製造されたモデルなので、ユーズド品の流通量は多く、様々なバリエーションを見つけることが可能です。
状態の良い個体は、70万円台後半の価格になっており、一年前の新品価格と同水準という高額設定です。
続いてこちらは、弊社独自調査の買取価格の推移グラフ、過去約2年半分です。
オレンジの線が最高価格。青が最安価格。グレーがその中点です。時間軸が整ってない点、ご了承ください。
調査頻度、そこまで細かくないのですが、過去2年半という括りで見た場合には、オレンジの線、最高買取価格の方は、約21万円ほど上昇していました。
ただ、新品価格の上昇がみられた2018年末。このグラフだと、2018年5月から2019年2月の間になるわけですが、ここは値上がりが見られません。
これはおそらく、先ほどのユーズド品の流通量に起因するのですが、新品価格の値上がりに対し、ユーズド品の値上げがまだついてきていない状況かと思います。
簡単にいうと、高いユーズド品が売れにくいんですね。そのため販売店は在庫リスクを考えて、買取価格までは上げ切れていないという状況です。
ただし、2019年に入ってからの新品価格の値上がりが大きいのは、やはり気になりますね。ちょっと不気味といいますか。値上がりの原因は、スポーツロレックスの人気上昇につられたものと思いますが、正規店での入手困難な状況が続けば、このまま高値維持になりますから、次第に高価な中古品も売れるようになることと思います。
そうなれば、買取価格にもさらなる値上がりの波が押し寄せてくることになりそうです。今後も定期的にチェックしていきたいと思います。
まとめ
以上、デイトジャスト36の2019年5月の買取価格、お届けいたしました。
しかしまあ、デイトジャストまでが定価で買えないモデルになってしまうとなると、正規店のショーケースには何が残るんでしょうね？
先日正規店2店舗行ってみましたが、きらびやかなデイデイトとレディデイトジャストしか並んでいなかったのが印象的でした。数もかなり少なくて、閑散としてましたね、、、
