2019.09.27

ロレックス デイトナ Ref.16528G とは|特徴・スペック・価格など

更新

本日は、ロレックス デイトナ Ref.16528G の実機レビュー、お送りしていきます。

デイトナの登場は1963年。人類の宇宙への挑戦、そしてスピードへの挑戦にインスパイアされて誕生した、ロレックスを代表するモデルです。

今回ご紹介するRef.16528Gは、2000年に生産終了となった先々代モデルの金無垢デイトナ。Refナンバーの末尾にGと付くのは、文字盤内にダイヤモンドが使われていることを表しています。

目次

ロレックス デイトナ Ref.16528G(製造年、基本スペックなど)

  • 製造年: 1988年~2000年
  • ムーブメント: Cal.4030
  • 防水性能:100m
  • ケース径:42mm径× 12mm厚
  • ケース素材:イエローゴールド
  • ブレス素材:イエローゴールド
  • 風防:サファイアクリスタル
  • パワーリザーブ: 52時間
  • 新品重量:約160g

Ref. 16528Gに搭載されているムーブメントは、ゼニスのエルプリメロをカスタムした自動巻きクロノグラフです。

もともと毎時36,000という高い振動数を特徴とするエルプリメロですが、ロレックスはそれを28,800にまで下げて使用しました。

振動数が高いと、時計としての精度が出やすい反面、部品の摩耗は激しくなります。実用性能に強くこだわるロレックスは、そこを懸念したのでしょう。振動数を下げることで、精度も下がってしまいますが、そこはデイトジャストやサブマリーナで先に培った技術があります。

それ以外の部分も合わせてカスタムし、ロレックスが求める精度をしっかりと出すことに成功しています。

デイトナのクロノグラフ、ストップウォッチの機能ですが、ボタンがスクリューロック式になっています。この仕様は、1970年代から装備されています。

デイトナのクロノグラフを使う際は、ロックを外す作業がひと手間かかりますが、これがある分、堅牢性が増し、100mという防水性能を実現するとともに、外的衝撃を受けた際にも壊れにくくなっています。

イエローゴールドとダイヤが輝くドレススポーツモデル

その他、リューズ、裏蓋もスクリューロック式で、高い堅牢性を実現しています。リューズはケースでしっかりとガードされており、スポーツシーンでの使用も安心。リューズガードを除いたケース径は40mmです。

デイトナのベゼルには、タキメーターという数字が刻まれています。これは、クロノグラフと合わせて、平均速度を読み取るというものです。

Ref.16528G、ベゼル、裏蓋までしっかり18Kイエローゴールドを使用しています。

ブレスの仕上げは、中央がポリッシュ、外側がサテン。この個体、ユーズド品なので少々傷がありますが、これくらいであれば、修理屋さんで磨きを依頼すれば、新品時のように戻すことが可能です。

バックルはダブルロックですが、現行のものよりも薄く小さなパーツを使用。

現行モデルの方が厚みがあり、金を使っている量も多いため、ずっしりとしています。こちらの先々代モデルは、現行よりも50グラムほど軽量。軽い着け心地が魅力です。

そして、文字盤。8個のダイヤモンドが配置されており、イエローゴールドとの組み合わせで、非常に豪華な作りになっていますね。

デイトナのスポーツ感あるデザインも、素材を変えるだけでここまで違って見えるのか。あらためて、機能を求めるとデザインも美しいものになるんだな、ということをわからせてくれる一本です。

重厚感漂う金無垢のクロノグラフモデル

ビジネスの場で着けることは、ほぼないと思いますが、バッグとの合わせはご覧の通りです。扱う商材によっては、かなり説得力が出せるかもしれません。笑非日常なスタイルが、格好良いですね!

金無垢、ダイヤモンド、ブラック文字盤ということで、ブラックジャケットとは、非常に合わせやすいですね。時計に負けないよう、重厚な素材感のものを合わせるのがよろしいかと思います。

同世代のSS製のデイトナRef.16520は、プレミア価格になり過ぎているので、このタイミングで金無垢デイトナの価値にあらためてフォーカスしてみるのも、良いかもしれませんね。

ちなみにこの世代のデイトナのユーズド価格は、SS製と金無垢で同じくらいです。笑

以上、本日は ロレックス デイトナ Ref.16528G のご紹介でした。

デイトナ 16528G の買取価格

デイトナ 16528G の買取価格については、下記の記事よりご確認ください。

→ ロレックス買取価格|デイトナ 116528G 金無垢ダイヤ(随時更新)