ブランド時計を売却する前に、知っておきたい今の買取相場。2019年6月の ロレックス デイトナ の買取価格、見ていたいと思います。
目次
本文中のグラフおよび価格ソース：
価格コム https://kakaku.com/
楽天 https://search.rakuten.co.jp/
デイトナ Ref.116500LN 買取相場
ではまず１本目。Ref.116500LNホワイト。2016年に発売された新型デイトナ・SSモデルです。
価格コムの新品販売価格の方から見ていきましょう。
前回お届けしたのは、2月の中旬ですから、ちょうど上げ止まっていた時期ですね。昨年末に一旦ピークを迎え、3月中旬にかけては様子見状態でした。しかしながら、現在はご覧の通り。再び上昇を再開しています。
現在は最安値で￥2,979,800。平均はついに300万円の大台を超え、約305万円です。直近3ヵ月で30万円近く値上がりしていることがわかります。
そして、こちらは弊社独自調査の買取価格推移グラフです。
オレンジのラインが最高価格。青が最安価格。グレーが中点です。時間軸が整っていない点、ご了承ください。
こちらは前回調査が2018年末なので、半年ぶりの調査となりますが、最高買取価格のほうは順調に上昇を続けています。順調にというとちょっとおかしい気もしますが、過去2年半で約2倍の￥2,880,000にまで高騰しています。
ただし、最高買取価格というのは、並行輸入品の新品を右から左に売った場合なので、あくまで参考値です。正規店での購入品は新品扱いにはならないですし、並行輸入品でもギャランティ発行3ヵ月を超えた時点で新品ではなく未使用品というステータスになります。その場合、買取価格はグッと下がって中点値の少し上くらいに留まりますので、ご注意ください。
また、最安値の方。通常使用の中古品ですね。そちらへの査定額は過去2年半で40万円の上昇に留まり、現在￥1,665,000。このデータから、未使用品や美品への需要の方が強いことがわかりますね。保証書や箱、余りコマが無い場合も、買取価格は期待値ほど高くなりませんので、ご注意ください。
デイトナ Ref.116500LNブラック 買取相場
続いて同じくSSモデルのブラック。先ほどのホワイトとは文字盤カラーのみ異なります。
販売価格の方から見ていきましょう。
こちらも同様の動きですね。3月までは維持。4月以降で上昇再開という動きです。現在は最安値で￥2,860,000。平均価格は約290万円です。ホワイトよりは若干安いですが、こちらも300万円超えるのはもう時間の問題な気がします。直近3ヵ月での値上がりは37万円ほどでした。
続いて、こちらは弊社独自調査の買取価格推移グラフです。
こちらは約半年ぶりの調査です。前回2018年12月の調査時から比較すると、最高買取価格は約8万円下がって現在￥2,717,000。
今のところは販売価格の上昇とは連動せず、上げ止まっている状況です。ただ、この後のユーズド市場の在庫量が減れば、自然とこちらも上昇に転じます。先ほど楽天掲載の中古品見てみましたが、掲載数は30本程度でしたので、やはり時間で問題で上昇するのではないかと思います。
また、青い方のライン。最安値側ですね。こちらは直近半年で約20万円上昇し、昨年のピーク時と同じ水準に戻っています。
デイトナ Ref.116520 買取相場
では続いて廃盤モデル。2000年から2016年まで製造された旧型Ref.116520の買取価格見ていきましょう。こちらは未使用品やデッドストックはありますが、正式な新品の流通は既に無いため、新品販売価格は割愛にて。
楽天出品の中古品を見てみましょう。
中古最安値は￥1,931,040。最高値は￥3,980,000でした。前回2月調査時の最高値は￥3,950,000でしたから、大きくは変化していません。
買取価格はこちらです。
こちらも前回2018年末の調査時から変化はなく、安定して高値を維持しています。現在の最高買取価格は￥2,800,000、最安は￥1,170,000です。
上下の価格差が約2.4倍とかなり開いているのは、時計の保存状態に加えて、年式による価格差があるためです。デイトナに限らず、ロレックスの時計は同じRefでも年式による細かい仕様の違いが、価格にも影響してきます。
Ref.116520の場合、2000年の発売から、2015年の中盤、廃盤ギリギリまでマイナーチェンジを繰り返していました。最終年式、最後の仕様のものは数が少なく、最も貴重とされていますが、大雑把には、2010年以降の製造品に比較的高い値付けが行われます。
その他、同じ年式であれば、文字盤カラーはブラックの方が若干ですが高い傾向があります。
まとめ
以上、 ロレックス デイトナ、３モデルの買取および販売相場について、2019年6月までの動き、お届けしました。
価格の特徴としては、販売価格は上昇再開。買取価格はユーズド品の在庫数に合わせて値上げまたは維持様子見といった感じでした。
リアルタイムで結構動きが激しい時期かと思いますので、また3ヵ月後くらいにレポートいたします。
