2018.12.03

ロレックス エクスプローラー1 Ref.1016

更新
ロレックスエクスプローラー1アンティーク

ロレックス エクスプローラー1 Ref.1016 のモデル詳細情報です。

1960年代前半から1980年代後半まで製造されたヴィンテージモデル。約25年のロングセラーで、もともとの流通量は豊富ですが、年々状態の良い個体は減少しており、プレミア化が進んでいます。

基本スペック

Ref:1016
製造年:1963年〜1988年頃
ケース&ブレス素材:ステンレススチール
風防:プラスチック
ムーブメント:cal.1560、cal.1570
ケースサイズ:36mm径×13mm厚
防水性能:100m

ロレックスエクスプローラー11016本体とブレス

ロレックス エクスプローラー1は、1953年に登場したスポーツウォッチです。モデル名の通り『探検家』のために設計された意匠は、シンプルな3針のみで視認性を重視して作られています。Ref.1016 は、1963年に発売された第3世代モデルです。

エクスプローラー1巻き込みブレス

約25年と長い期間製造されたモデルですが、以外にもマイナーチェンジは少なく、1972年に文字盤とムーブメントが変更された以外は、1980年に風防が交換されたのみとなります。

cal.1570は、エクスプローラー1の他に同時期のサブマリーナなどにも搭載されています。特にハック付き(リューズを引くと秒針が止まる機能)は、信頼性の評価が高く、ヴィンテージロレックスファンの間で名機とされているムーブメントのひとつになっています。

ヴィンテージでありながら、故障が少なく、部品の供給にも不安がないため、安心して長く使えるのが魅力です。

ヴィンテージ市場の人気者 エクスプローラー1 Ref.1016

Ref.1016の中古販売価格を調べてみると、状態やシリアルナンバーによって相場の幅が大きく開いていることがわかります。(参考:エクスプローラー1 Ref.1016 買取価格調査 2017年

初期シリアルの通称MMダイヤル(ミニッツサークル、ミラーダイヤル)と、最終年式のLシリアルは、特に高額で取引されています。

参考:年代とレア度
1963〜1964年頃 MMダイヤル(激レア)
1964〜1971年頃 Mダイヤル(レア)
1972年以降 通常品(ややレア)
1989〜1990年 Lシリアル最終年式(激レア)

エクスプローラー11016の文字盤

上の写真は1972年以降の製造品・後期型マットダイヤルです。後期型であればまだまだ現実的なお値段での入手が可能です。

このように、年代によってさまざまな価値があることが、所有する楽しみにも繋がっていることがわかりますね。