ブランド時計を購入または売却する際、気になる相場情報。2019年6月7日のロレックス GMTマスター２ の買取相場、現行モデルおよび直近まで現行だった旧モデル合計3機種について、見ていたいと思います。
目次
本文中のグラフおよび価格ソース：
価格コム https://kakaku.com/
楽天 https://search.rakuten.co.jp/
GMTマスター２ Ref.116710LN 買取相場
ではまず１本目。
Ref.116710LNブラック。2007年に発売され、今年2019年に思わぬ生産終了が発表されたブラックベゼルのモデルです。
販売価格の方から見ていきましょう。
前回お届けしたのは、廃盤の発表直前でした。ご覧の通り、廃盤のタイミングからわかりやすく、超急角度で上昇しています。
現在は最安値で￥1,610,000。平均では約167万円と、直近3ヵ月で50万円近く値上がりしていることがわかります。
そして、こちらは弊社独自調査の買取価格推移グラフです。
オレンジのラインが最高価格。青が最安価格。グレーが中点です。時間軸が整っていない点、ご了承ください。ご覧の通り。こちらも直近の値上がりが凄いです。
廃盤になったことで、駆け込み需要から新品価格が上昇。さらにユーズド美品も上昇。結果、買取価格の最高値も更新という流れです。
相変わらず、個体差による価格には開きがありますが、現在の買取価格は、中点値でも￥1,200,000にまで達してしまいました。これは3年前と比較するとちょうど2倍の価格になります。
GMTマスター２ Ref.116710BLNR 買取相場
続いて青黒2トーン。Ref.116710BLNR。こちらも今年2019年に廃盤になった旧モデルです。
販売価格の方から見ていきましょう。
価格コムの新品実勢価格推移グラフです。前回お送りしたタイミングで、既に廃盤の噂があったため値上がりしている状態でしたが、廃盤発表後にもう一山上昇しています。現在の平均販売価格は、約200万円です。
先ほどのブラックとの違いは、同じカラーでニューモデルが出ていることなので、ニューモデルの方の相場状況次第で、今後さらに上がるのか、または下降に転じるのかが決まります。引き続き、要観察ですね。
続いて、こちらは弊社独自調査の買取価格推移グラフです。
買取価格の上限値は、過去最高水準の￥1,800,000となっています。
通常使用の中古品、グラフの青いラインの方ですね、最安の買取価格のほうもしっかり上昇している点、今のところは個体の状態問わず、需要が増していることが読み取れます。とは言え、最高と最安では約80万円の差がありますので、売る際は複数のお店で相見積もりを取ることをおすすめします。
ちなみに、今年発売になったニューモデルの方ですが、わずかですがさっそく日本でも販売がスタートされました。
価格コムで見てみると、銀座RASINさんと福岡のグリュックさんに在庫があるみたいですね。もう売れてしまってるかも知れませんが、気になる方は問い合わせてみてください。
GMTマスター２ Ref.126710BLRO 買取相場
では続いて、2018年に発売された新型ペプシ。GMTマスター２ Ref.126710BLRO の相場、見ていきましょう。
まずは価格コムより、販売価格です。
バーゼルで発表されたのは2018年3月。日本に入荷されたのは、このグラフでは7月頃になってますね。新型あるあるですが、日本入荷時の販売相場は異常なほどに高い傾向があります。これは2016年のデイトナのときもそうでしたし、2017年のシードゥエラーのときもそうでした。
そこから一旦下がってはいるものの、ここ3か月でまた上昇に転じ、現在の平均価格は240万円に迫っています。入荷数がある程度増えて価格が安定。一時的に安くなったことで、今度は需要が増えて上昇という動きですね。
続いて買取価格。
こちらは今回初調査となるので、グラフではなく表でお見せいたします。調査日は2019年5月31日です。新品未使用品に付けられる最高買取価格は￥2,150,000と、販売価格の最安値とほぼ変わらない数字でした。
発売してわずか1年なので、まだそこまで個体差があるようには思えませんが、最安値の方は、グッと下がって￥1,298,000となっています。
時計の使用状況よりも、保証書や箱、余りコマの有無でも大きな価格差が生じていそうですね。
さらに細かいことを言えば、保証書に名前が記載されていたり、保護シールが剥がれていたりすると、新品扱いではなくなってしまうため、現実的なのはやはり中点値の￥1,724,000前後かと思います。
まとめ
というわけで、 ロレックス GMTマスター２、３モデルの買取および販売相場について、2019年6月までの動き、お届けしました。
価格の特徴としては、廃盤になった先の２つは廃盤後にわかりやすく大きく値上がり。それまでは比較的買いやすい価格帯に留まっていたブラックまでもが、160万円を超える高額モデルになってしまいました。
6桁型番になってからの2トーンベゼルは、もはや200万円以上出さないと買えないという、、、雲上ブランド並みの価格になっております。
持っている方にとっては、どんどん値上がりしているわけですから、嬉しい結果ですよね。ただ、あまり値段に惑わされず、ぜひ時計本来の価値を忘れずに、ロレックスを楽しんでいただけたら嬉しいとも思っております。
