※この記事はウォッチ買取応援団としてYoutubeにアップした動画、「エアキング、ミルガウスの買取相場(2020年3月) |ロレックスの価格情報」の書き起こしです。
ブランド時計を売却する際、気になる買取相場。本日は、ロレックスのエアキングおよびミルガウスについて、買取価格の方、チェックしていきたいと思います。
目次
- エアキング Ref.116900(現行)の買取相場
- ミルガウス Ref.116400GV(現行ブラック)の買取相場
- ミルガウス Ref.116400GV(現行Zブルー)の買取相場
- ミルガウス Ref.116400(旧作)の買取相場
- 昨年9月の値上がりは増税と定価値上げの影響
- 最安値は値下がりだが、維持〜上昇との見方
今回お伝えするのはこちらの4モデル。現行モデル3本と、旧作が1本です。価格コムより新品の販売価格、そして買取応援団より買取相場。この2つのデータでお伝えしていきます。また、旧作モデルの場合、販売価格は楽天で確認して参ります。4本分先に相場情報をお伝えして、最後に気になったポイントなど、まとめてコメントいたします。
エアキング Ref.116900(現行)の買取相場
ではまずは、エアキングから。まずは新品の販売価格、見ていきます。
エアキング Ref.116900(現行)の新品販売価格
メーカーサイト掲載の定価は、¥676,500。
対して価格コム掲載の実勢価格、現在の相場は、¥728,200~¥780,000です。
過去1年の値動き、昨年秋に値下がりしたところから、年末年始で上げ戻し。9月時点から平均ラインで約5万円、値上がりしてます。このまま上昇を続けると、昨年春の高騰相場に戻りそうな勢いですね。
エアキング Ref.116900(現行)の買取価格
続いて、弊社独自調査の買取価格はこちら。オレンジが最高値、ブルーが最安値、グレーがその中点です。
現在の買取相場は、¥324,000 ~ ¥670,000。
定価からの換金率は、47.9% ~ 99.0%です。
最高値は、1年前からほとんど変わっていませんね。最安値の方は、前回10月の調査時から約10万円の値下がりです。
ミルガウス Ref.116400GV(現行ブラック)の買取相場
続いて、ミルガウス。ブラック文字盤から。
ミルガウス Ref.116400GV(現行ブラック)の新品販売価格
メーカーサイト掲載の定価は、¥876,700。
対して価格コム掲載の実勢価格、現在の相場は、¥997,800~¥998,000です。
価格推移、こちらは昨年秋の値下がり以降、年末年始にかけても硬直状態でした。が、2月以降で10万円近く値上がりしています。
ミルガウス Ref.116400GV(現行ブラック)の買取価格
続いて買取価格。
現在の相場は、¥390,000 ~ ¥870,000。
定価からの換金率は、44.5% ~ 99.2%です。
前回10月の調査時から、最高・最安ともに値上がり。中点で見ると、1.5万円の値上がりです。
ミルガウス Ref.116400GV(現行Zブルー)の買取相場
続いて、Zブルー文字盤。
ミルガウス Ref.116400GV(現行Zブルー)の新品販売価格
メーカーサイト掲載の定価は、¥876,700。
対して価格コム掲載の実勢価格、現在の相場は、¥939,800~¥998,800です。
価格推移、昨年秋の値下がりから、じわじわと上昇。昨年9月時点から、平均ラインで3万円ほど値上がりしています。
ミルガウス Ref.116400GV(現行Zブルー)の買取価格
続いて、買取価格。
現在の買取価格は、¥444,000 ~ ¥900,000。
定価から算出した換金率は、50.6% ~ 102.7%です。
前回調査時から、最高値は変わらず。反対に最安値は、約5万円の値下がりでした。
ミルガウス Ref.116400(旧作)の買取相場
続いて、ミルガウスの旧作116400。廃盤モデルのため、メーカー定価と、価格コムのデータはありません。代わりに楽天の中古販売価格を見てみましょう。
ミルガウス Ref.116400(旧作)の新品販売価格
現在の中古販売価格は、¥700,194~¥908,000です。
文字盤カラー、ホワイトとブラックの2色が展開されていました。相場は混在データになります。
ミルガウス Ref.116400(旧作)の買取価格
続いて、買取価格。
現在の相場は、¥390,000 ~ ¥800,000。
中古最高値から算出した換金率は、43.0% ~ 88.1%です。
価格推移、前回10月の調査時から、最高値は変わらず。最安値は、約3万円の値下がりでした。
昨年9月の値上がりは増税と定価値上げの影響
さて、エアキングとミルガウス。販売価格と買取価格を見てきました。
総括していきますが、まずは現行モデルの販売価格。3本とも昨年9月以降で値上がりに転じているのは、消費税アップと定価改定の影響かと。これは、ロレックスの他のモデルにも言えることです。
ミルガウスのブラックは、9月から年始までは硬直状態で、2月に急に上がるという動き方をしています。ミルガウスというと、Zブルーの方が人気なイメージですが、それを上回る価格になっていますね。ブラックのニーズだけが高まった要因はあるのか?
タイミング的に、廃盤の噂とかが流れ出す時期ではあるので、それを見込んで買いに走った人がいたのか?もしくはお店側が狙って値上げしたのか?
あとは、エクスプローラー1など、黒文字盤のロレックスを探していた人が、改めてミルガウスの魅力に気付いてしまったとかもありそうですね。
ミルガウスって特殊な時計なので、最初からそれのみを検討する方っていうのは、少ないと思うんですよ。で、いろいろ探しているうちに、あれ?ミルガウスいいじゃん!値上がりしてないみたいだし!みたいな。それで、他のモデルよりも値上がりが遅れてやってきた、みたいな。
実際、これが一時的な値上がりなのか、それとも本当にニーズが高まっているのか。もう少し観察してみようと思います。
最安値は値下がりだが、維持〜上昇との見方
続いて、買取価格の方、最高値はどれも維持状態。販売価格が上昇しているうちは、高値が保たれることでしょう。エアキングとミルガウスZブルーの2つは、最安値に値下がりが見られました。特にエアキングの方、10万円近く値下がりしています。
この詳細ですが、1つのサイトで妙に安い金額があり、それを最安値として拾っていたことが要因となります。そこで買取価格の下位3つのサイトを見てみると、それぞれ「維持」・「上昇」・「初調査」という結果。なので、傾向としては、維持~上昇と見ていいでしょう。
エアキングやミルガウスは他のプロフェッショナルモデルと異なり、ややマニアックなものです。モデル単体というより、ロレックス全体としての値動きの影響が出ているように見えますね。色々と難しい時期ではありますが、いきなり大きく崩れることは無いと予想して、横ばいだろうと、ゆったり見ておくのがいいかもしれません。
以上、ロレックス エアキング、そしてミルガウスの買取相場について、2020年3月のデータ、お届けしました。