※この記事はウォッチ買取応援団としてYoutubeにアップした動画、「ロレックス オイスターデイト 6694 プレシジョン カリフォルニアダイヤル 実機レビュー!」の書き起こしです。
ロレックスオイスターデイトRef. 6694の実機レビューお送りしていきます。オイスターデイトは、1940年代に登場したモデル。ロレックスのコレクションでは、古い部類に入る、いわゆるヴィンテージロレックスです。
70年代後半までは、スイスクロノメーター認証を受けておらず、文字盤に精度を意味するPRECISIONの文字が印字されていました。そのため、オイスタープレシジョンとも呼ばれています。
目次
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今回ご紹介するモデルは、希少なユニークピース。未だ謎の多い仕様・通称カリフォルニア文字盤。これは正規か、カスタムか。目利きの方、ぜひご意見を。それではいってみましょう!
ロレックス オイスターデイト 6694 プレシジョン カリフォルニアダイヤルの基本スペックと機能
- モデル:オイスターデイト
- 型番:6694
- 製造年:1970年代
- ケース&ベルト素材:SSオイスターブレス
- ケースサイズ:34mm径11mm厚
- 新品時重量:–
- 風防:プラスチック
- 防水性能:–
- ムーブメント:cal.1225
- ベゼルタイプ:スムース
- パワーリザーブ:–
- インデックス:カリフォルニアダイヤル
- 定価:–
基本機能は、センター3針に、3時位置にデイト。防水性能は、当時のスペックでは日常防水程度の50mくらいはあったものと思われます。が、今現状では非防水と思っておいた方が間違いないかと思います。これに限らず、古いモデルに防水性能を期待すると痛い目にあうので、ご注意ください。
搭載される機械は、手巻きキャリバー1225。振動数は毎時21,600。リューズでの操作は、長針の調整のみ可能。リューズを引いた際に秒針が止まるハック機能は付いていません。
またこのモデルのデイト機能は、現行のデイトジャストのように24時で瞬時に切り替わるものではなく、23時頃からじわじわと切り替わっていく仕様になっております。
ロレックス オイスターデイト 6694 プレシジョン カリフォルニアダイヤルの外装デザイン
ケースは、ステンレススチール製。サイズは34mm径11mm厚。通常ロレックスのオイスターケースは、裏蓋がふっくらとした作りになっていますが、このモデルは手巻きムーブメントを使用しており、機械背面の厚みがない。そのため、裏蓋は薄く平らなものが使われています。
風防素材はプラスチック。裏蓋とは反対に膨らんだ形状になっています。
ブレスレットですが、製造年式によって仕様が異なります。こちらの個体は、1970年代前半の製造で、オイスターブレスが装備されています。年式で仕様が変わるのも、ヴィンテージロレックスの面白いところですね。
この時代のオイスターは、現行ロレックスで使用されるものよりも、ゆったりと時間を刻むロービート仕様の機械を使用しています。ハイビートの滑らかな秒針もいいですが、機械仕掛け感を楽しむには、これくらいゆっくりの方が面白いかも。
34mm径というサイズ、ビジネスシーンでは非常に使いやすいサイズ感。シャツの袖を邪魔せず、スーツスタイルに非常に合わせやすいですよね。
華やかさこそないものの、時計への拘り、そして独特な色気を感じさせてくれるのも、ヴィンテージロレックスの良い所。
レザーベルトやNATOベルトに交換して遊ぶのもいいと思います。
文字盤は特徴あるデザインですが、形状はオーソドックスですからね。どんなスタイルにしても、万能に答えてくれる。そんな安心感があります。