2019.05.31

サブマリーナの買取相場と新品販売価格(2019年05月) |ロレックスの価格情報

更新

ブランド時計を購入または売却する際、気になる相場情報。ロレックス サブマリーナ の現行モデル3機種について、2019年5月31日のデータ、見ていたいと思います。

目次

 

本文中のグラフおよび価格ソース:
価格コム https://kakaku.com/
楽天 https://search.rakuten.co.jp/

サブマリーナ Ref.116610LN 買取相場

ではまず1本目。
Ref.116610LN。2010年に発売されたサブマリーナデイトです。販売価格の方から見ていきましょう。

こちら価格コムの新品実勢価格推移グラフです。国内定価は¥874,800ですが、直近2年の実勢価格は、定価を大きく上回っています。2017年6月は平均で98万円前後でしたが、現在は最安値で¥1,348,000。平均では約140万円と、2年間で40万円以上の値上がりをしています。

また、前回レポートした2019年2月から見ても、約13万円値上がりしていることがわかります。

3月末の新作発表前は、一時的に上昇が止まっていましたが、発表後、再び値上がりに転じています。サブマリーナシリーズは今年リニューアルがなかったため、それまで様子見していた方が買いに動いたものと推察します。

そして、こちらは弊社独自調査の買取価格推移グラフです。

オレンジのラインが最高価格。青が最安価格。グレーが中点です。時間軸が整っていない点、ご了承ください。

ご覧の通り、過去約3年でもっとも高い金額になっています。2019年5月調査時の最高買取価格は¥1,350,000をマーク。前回1月に調査した時よりも、13万円上昇していました。

中点値でも¥986,500ですから、国内定価¥874,800を上回る結果になっています。

ただし、見ていただいてわかる通り、最安値の方はあまり動いておらず、美品へのニーズが強い一方で、中古Bなどの使用感を感じるものに関しては、査定の目が非常にシビアであることが伺えます。

サブマリーナ Ref.116610LV 買取相場

続いてグリーンサブ。Ref.116610LV。こちらも2010年に発売されたサブマリーナデイト。グリーンサブでは2代目となるモデルです。

販売価格の方から見ていきましょう。

価格コムの新品実勢価格推移グラフです。

前回価格調査したのが3月の中旬。その時の新品最安値は¥1,608,000でしたが、現在そこからさらに大きく値上がりしておりまして、最安で¥1,950,000となっております。国内定価は¥928,800なので、とうとう2倍以上の価格になってしまいました。

直近の値上がりの原因ですが、先ほどのブラックと同じく、バーゼルでの新作発表のタイミングから価格上昇が起きていることから、新作が出なかったことで買いが戻ったということと、さらにグリーンは近々廃盤の噂もあるため、駆け込み需要が増えたことも、価格を引き上げている原因になっています。

続いて、こちらは弊社独自調査の買取価格推移グラフです。

買取価格の上限値は、過去最高水準の¥1,850,000となっています。

通常使用の中古品、グラフの青いラインの方ですね、最安の買取価格のほうは、時計の状態に価格が依存するため微増程度となりますが、新品や未使用品への査定額、グラフのオレンジのラインの伸びは天井知らずで上昇中です。

販売価格同様に、買取価格もやはり今年3月から短期間での上昇が目立ちますね。最高値で見ると3月から5月で約30万円一気に値上がりしています。

最安値の方も上がっているため、いよいよ本格的なプレミアムモデルの仲間入りをしそうな展開になっています。

サブマリーナ Ref.114060 買取相場

では続いて、日付なしのサブマリーナノンデイト Ref.114060 について見ていきましょう。こちらは先ほどのサブマリーナデイトから2年遅れて、2012年に登場したモデルです。

旧作ではサブマリーナデイトの廉価版というイメージが強かったノンデイトですが、このモデルからは外装面も大きく強化され、現状日付以外の機能面でも差がなくなったことで、廉価版ではなくて、ノンデイトダイバーズという新たなジャンルとして確立されました。

まずは販売価格から見てみましょう。

こちらも直近の動きは先の2本と同じ傾向ですね。やはり3月のバーゼルのタイミングで再び値上がりが再開しています。

2019年5月時点の実勢価格最安値は¥1,098,000。定価は¥766,800なので、定価比率で143%となっております。

続いて買取価格。

過去約3年で最も高額になっており、最高買取価格は¥1,050,000でした。ただ、サブマリーナデイトの2本と比べると、やや大人しい上がり具合ではありますが、というかこれが大人しくみえてしまうあたりが既にマヒしているような気がします

大切にメンテナンスを続けてきた個体であれば、100万円以上の査定額を狙って売るのがよろしいかと思います。

まとめ

というわけで、ロレックス サブマリーナの現行3モデルの買取および販売相場について、2019年5月までの動き、お届けしました。価格の特徴としては、3つとも3月のバーゼルでの新作発表のタイミングから値上がりを再開しているという流れでした。

まあ、確かにバーゼル前の時期に現行モデル買うのは勇気いりますからね。新作発表でモデルチェンジされてしまったら現行ではなくなってしまいますから。

そこまでは例年の流れと同じ傾向なのですが、異例なのは廃盤の噂による値上がり。グリーンサブにおいては、これが顕著に出ておりました。

直近の他モデルでいうと、GMTマスター2の青黒で同じ現象が起きていましたが、その時よりもタイミングが早いし、上昇角度も激しい気がしております。

価値が上がるということは良いことでもありますが、ぜひ時計本来の価値を忘れずに、ロレックスを楽しんでいただけたら嬉しいです。