2018.12.18

ロレックスサブマリーナデイト中古モデルの魅力とは

更新

年々値上がりを続けているロレックス サブマリーナデイト。現行モデルは高額なので、中古で旧モデルの購入を検討されている方も多いかと思います。今回はサブマリーナデイトの前作Ref.16610や前々作Ref.168000について、現行との違いやおすすめポイントをお伝えしていきます。

目次

サブマリーナデイトとは(モデルの歴史・系譜)

ロレックスサブマリーナは、1953年に登場した王道ダイバーズモデルです。発売初期から100mもの防水性能を誇り、現在は300mにまで防水性能を高めています。

1965年には、デイト機能を備えたサブマリーナデイトシリーズが新たに加わり、現在もノンデイトとデイトの2モデルが販売されています。

サブマリーナデイトの歴代モデルを、以下簡単にご紹介します。

Ref.1680

製造期間:1965年~1980年頃
ムーブメント:Cal.1570
防水性能:200m

初代サブマリーナデイト。『赤サブ』などのレアモデルがある。

Ref.16800

製造期間:1980年~1986年
ムーブメント:Cal.3035
防水性能:300m

風防素材がサファイアクリスタルに変更され、防水性能は300mまで向上。
このモデルより、逆回転防止ベゼルを装備。

Ref.168000

製造期間:1986年~1989年
ムーブメント:Cal.3035
防水性能:300m

4年間のみ製造された希少モデル。
前作よりステンレスの素材がブラッシュアップされ、サビに強くなった。

Ref.16610

製造期間:1989年~2010年
ムーブメント:Cal.3135
防水性能:300m

サブマリーナデイトでは最も長く作られたロングセラーモデル。
現行モデルと同じcal.3135を使用。

Ref.116610LN

製造期間:2010年~現在
ムーブメント:Cal.3135

現行モデル。
ベゼルがセラミック製になった他、外装面が大幅に強化されている。

ダイバーズウォッチ|サブマリーナデイトの使い方

サブマリーナデイト はダイバーズモデルということで、機能自体は非常にシンプルです。文字盤に表示されるのは、時間を示すための3針と日付のみ。そこに回転ベゼルの操作を加えることで潜水時間を測ることが可能になっています。

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↑ サブマリーナのベゼルは、危険防止のため反時計回りにのみ回転可能。(写真はRef.116610LN)

また外装機能として、エクステンションリンクと呼ばれるワンタッチでブレスサイズを変えられる機能があります。潜水服着用時と通常時で、ブレスレットのサイズ変更が必要なダイバー向けの機能です。

【ムーブメント・機能】から見る中古サブマリーナデイトの魅力

サブマリーナデイトの中古モデルについて、ムーブメントと機能の面から魅力を探っていきましょう。(ここでの中古モデルは、現行ではなく旧モデルに限って紹介していきます。)

先ほど上述した歴代モデルの項にて、1980年と1989年の2回、ムーブメントの変更が行われていることがわかります。

初代サブマリーナデイトに用いられたcal.1570は、日付のクイックチェンジこそ付いていませんが、シンプルな構造ゆえ故障が少ないことに加え、故障した場合でも部品の供給が容易であるため修理費用が安価という魅力もあります。ヴィンテージでありながら、安心して使用できるのは嬉しいですね。

その後、1980年~1989年までは、cal.3035というムーブメントに変更され、日付クイックチェンジが搭載されました。現行ムーブメントのダウングレード版という位置づけであるため、この世代のサブマリーナデイト(Ref.16800、168000)の中古市場価格は、ヴィンテージモデルの中では比較的入手しやすい設定になっています。

1989年以降Ref.16610からはcal.3135に変更され、テンプを支える部分がツインブリッジ式になり、使用耐久性能が大幅に向上しました。こちらは現行モデル(Ref.116610LN、Ref.116610LV)にも同じものが搭載されています。

ここまでまとめますと、

ヴィンテージの名機が欲しい!
→ 初代サブマリーナデイトRef.1680 がおすすめ

ムーブメントは気にしないけどヴィンテージをお得に買いたい!
→ Ref.16800とRef.168000 がおすすめ

最新性能がいいけどちょっとだけ予算オーバー!
→ 前作モデルRef.16610 がおすすめ

となります。

【デザイン・ディテール】から見る中古サブマリーナデイトの魅力

中古サブマリーナデイトの購入検討をすすめるにあたり、もう一つの判断基準となるのがデザインです。こちらは画像で比較してみるとわかりやすいと思います。

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↑ こちらが現行モデルRef.116610LN。リューズガードとラグの幅が太いのが特徴です。このモデルからベゼルがセラミックに変更されました。

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↑ こちらは前作Ref.16610。リューズガード、ラグともに細身なのが特徴です。このモデル以前は、アルミ合金製のベゼルを使用していました。

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↑ こちらは1980年代モデル・Ref.16800。写真ではわかりにくいのですが、風防素材がプラスチックです。また夜光塗料がトリチウムであることもこの世代の大きな特徴です。

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↑ こちらが激レアモデルRef.1680『赤サブ』。風防はプラスチック製、夜光はトリチウム。インデックスにメタルの縁取りがないのが特徴です。

まとめ|中古サブマリーナデイト購入時の注意点など

サブマリーナデイトの中古モデルは、現行の新品モデルとは違った魅力が満載です。ロレックスがその時代にどんな仕様変更を行ったのか。その変更は現在のモデルにどう繋がっているのかなど、いろいろな思いを馳せながら、ぜひお好みの1本を選んでみてください。

また、最後にお伝えしておきたいこととして、市場に出回っている中古のサブマリーナデイトには、不良個体も含まれるということをお忘れなく。

きちんとメンテナンスが行われている個体であれば長く使用できますが、いい加減に整備またはまったく手入れされていないものを誤って入手してしまうと、早々に大規模な修理が必要になってしまうことがあります。

購入の際は新調に。信頼できるお店で購入するようにしましょう。