ブランド時計を売却する前に、知っておきたい今の買取相場。本日は、ロレックス ヨットマスター の買取価格(2019年夏版)見ていたいと思います。
目次
本文中のグラフおよび価格ソース:
価格コム https://kakaku.com/
楽天 https://search.rakuten.co.jp/
ヨットマスター Ref.116622 買取相場
ではまず1本目。
Ref.116622。プラチナとステンレスを使用した【ロレジウム】というコンビ素材のメンズモデルです。ベゼル部分にプラチナ、それ以外の部分はステンレススチールという組み合わせになっています。
系譜的には先代モデルになりますが、今年生産終了になったばかりなので、まだ新品での入手が可能です。価格コムの新品実勢価格から見ていきましょう。
こちらダークロジウムというカラーの価格推移グラフです。前回お届けしたのは、4月初旬ですから、新作発表の前後で、価格的には少し落ち着いていたタイミングですね。
現在はそこから5万円上昇して4万円下降。結果、前回お届けした時より約1万円高い¥1,378,000が最安価格となっています。定価の¥1,188,000よりは高い設定ですが、サブマリーナやデイトナほどまでの高騰はしていません。
そして、こちらは弊社独自調査の買取価格推移グラフです。
オレンジのラインが最高価格。青が最安価格。グレーが中点です。時間軸が整っていない点、ご了承ください。
こちらはダークロジウムとブルー、そしてプラチナと、3色の文字盤の価格を合わせて調査しております。
前回調査が2019年2月。文字盤カラーによって価格は多少変動しますが、2017年後半より上昇傾向になり、2019年に入っても上昇していました。現在は上げ止まっているものの、高値で維持状態です。
ただし、高値なのはあくまで最高買取価格側、未使用や美品の個体の査定額です。通常使用のユーズド品は、直近2年では値下がり傾向となっていますのでご注意ください。
ヨットマスター Ref.116655 買取相場
続いて、こちらも今年モデルチェンジとなって、現行ではなくなったRef.116655。エバーローズゴールドの40mmケースにラバーストラップを合わせたバリエーションです。
こちらもまだ新品ありますので、価格コムから見ていきます。
ゴールドモデルということで、もともとあまり激しい値動きがなかったモデルですが、2019年のバーゼル開催手前でなぜか大きく値上がりしていました。
それから5月頭に一旦ピークを迎え、さらに10万円以上値下がりしたという流れです。現在の最安価格は¥2,686,800です。
続いて、こちらは買取価格。
今回2回目の調査で、しかも約3年ぶりということで、最高買取価格の方は約100万円値上がりして¥2,677,000でした。
ただ、こちらもさっきのロレジウムと同じく、最安の方で見ると13万円値下がり。¥1,320,000となっています。
普通に使用していた個体を売る場合、狙えるのは中点の200万円前後が現実的かと思います。
ヨットマスター Ref.116621 買取相場
では続いてエバーローズロレゾールモデル。ピンクゴールドとステンレスのコンビ素材ですね。これも今年モデルチェンジになって旧作となりました。
新品実勢価格はこちら。
やはり4月末~5月頭にピークを迎え、そこから約9万円下がるという動き方ですね。ヨットマスターは2019年に一気にモデルチェンジとなったためか、旧作の相場は直近でどれも落ちているという結果でした。
そして買取価格はこちら。
2年ぶりの調査となりますが、最高買取価格は70万円アップして¥1,800,000に。
ただ、楽天で中古品の販売価格を見てみたところ、ほぼ新品という状態で164万円が最高でしたから、180万円で買取されるというのは、保護シールが付いたまま右から左に流した場合の価格だと思います。
中古品の場合は、どんなに美品だったとしても、中点値の137万円前後までが目指せる最大値となります。
ヨットマスター Ref.268622 買取相場
続いてこちらは、37mmサイズのロレジウム。2016年に登場した新サイズのユニセックスモデルです。メンズモデルとは異なり、ダークロジウム1色のみのカラー展開となります。
新品実勢価格はこちら。
この2月の高騰は何なんでしょう?このタイミングでなにかあったかというと、バーゼルは3月末ですから関係なさそうですし、、、急に注目が集まったのでしょうか。
旧モデルは35mmで男性用としては少々小ぶりだったんですが、37mmならということで、検討する方が増えたというのはありそうですよね。
この時のメンズモデルが140万円くらいでしたから、お店に見に行って、30万円も安いなら37mmもいいなって、思った人もいるんじゃないでしょうか。
で、平均よりも安い方から半分売れたということであれば、このグラフの形状になるのもわかる気がします。
今はちょっと下がってきて、最安で¥1,179,999。定価は¥1,134,000なので、それよりも少し高い価格になっています。
そして買取価格はこちら。
こちらは初調査なので、表にて。
今回調査の最高買取価格は¥1,000,000、最安買取価格は¥585,000でした。発売からまだ3年ほどですが、時計の状態によって査定額に差が出ていることがわかりますね。
ヨットマスター2 Ref.116680 買取相場
続いてヨットマスター2、見てみましょう。
ヨットマスター2は2007年に登場したヨットレース用の高性能モデルです。機械式時計としては初となるプログラム式のカウントダウンクロノグラフを備えています。
新品実勢価格ですが、2018年の後半からじわじわと下がってましたが、2019年の3月後半からは上昇に転じています。現在の最安値は¥1,950,000。定価は¥1,922,400なので、それよりも少し高い金額になっています。
価格帯的に、絶賛高騰中の人気モデル・グリーンサブや旧型GMTマスター2、シードゥエラー、ディープシーなどが同じレンジなので、そこの値動きと連動して引き上げられた感がありますね。
注目度が低めで、値上がりの対象ではなかったモデルも、他の人気モデルが値上がりすることで一緒に注目を浴びてしまうという現象です。
ロレックスのスポーツモデルは、今現在全モデルが値上がりしまくっているゆえ、このような現象おきてますが、これ下がるときも一緒に下がってくると思うので、買うタイミングも売るタイミングも難しいですね。
1週間ずれただけで大きく相場かわってしまいそうです。
買取価格はこちら。
先に紹介した他のモデル同様に、個体差があります。
サブマリーナなどの人気モデルは別ですが、Ref.116680はロレックスの中だと人気トップ20にも入らない、どちらかというと通好みな時計なので、販売価格の高騰ほどの値上がりを、買取価格の方にも期待するというのは止めておきましょう。
まとめ
以上、 ロレックス ヨットマスターおよびヨットマスター2の買取および販売相場について、2019年7月までの動き、お届けしました。
全体通しての印象ですが、販売価格の方、一時期よりも少しだけ下がってきた気がしませんでしたか?円相場の変動があったので、その影響はある気がしますが、それにしても天井届いた感ありますよね。
早くまともな値段で買いたいです!高騰するのはデイトナだけで勘弁してください!