ロレックス シードゥエラーの買取相場が分かる｜モデル・Ref・地域別で買取店の実績を比較

1967年に登場したロレックスのプロフェッショナルダイバーズウォッチ、シードゥエラー。高い水圧に耐えうる構造で、プロの現場で活躍していることはもちろん、一般ユーザーにも人気があるため、高価買取につながりやすい高級ブランド時計です。

シードゥエラーの最新の買取相場や、これまでの相場推移、シードゥエラーを売るときの「よくある質問」をまとめて紹介します。

ページの構成は、下記の通りです。

• モデルから買取相場を探す
• モデル別の買取相場表
• ロレックス シードゥエラー 買取の豆知識

モデルからシードゥエラーの買取相場を探す

• シードゥエラー126600（現行）買取
• シードゥエラー116600（先代）買取
• シードゥエラー16600（先々代）買取
• シードゥエラー16660（トリプルシックス）買取
• シードゥエラー1665（アンティーク）買取

ロレックス シードゥエラー買取相場表（モデル別/新品・中古）

現在、買取応援団にて調査済みの買取相場を、一覧にまとめました。

商品名のリンクから、各モデルの買取相場の詳細を確認できます。

• シードゥエラー買取相場表
• シードゥエラーアンティークの買取相場表

ロレックス シードゥエラー の買取相場表

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ロレックス シードゥエラー アンティーク の買取相場表

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※買取店のサイト等で買取価格の提示がなかったモデルは、平均的な換金率から算出した推定値となっている場合があります。
※掲載している価格は相場の目安となります。実際の買取金額は、時期や買取店、個体の状態によって大きく変わる場合があります。

ロレックス シードゥエラー買取の豆知識（目次）

• シードゥエラー人気モデルの最新相場
  • 人気モデルである理由
  • シードゥエラー人気モデルの買取相場
• シードゥエラーで高く売れるモデルはどれ？
• シードゥエラー買取価格の推移
  • シードゥエラー116600
  • シードゥエラー16600
• 買取店別シードゥエラー査定実績・見積もり比較
• 有名店のシードゥエラー買取実績（2019年）
  • 大黒屋
  • カドノ質店
  • 銀座RASIN
  • クォーク
  • GMT
  • なんぼや
  • 宝石広場
• シードゥエラーを売るときによくある質問
  • シードゥエラーを高く売れるのはどこ？高く売るにはどうすればいいの？
  • 故障や動かないシードゥエラーでも売れるの？売る前に修理やオーバーホールは必要？
  • 古いシードゥエラーでも売れるの？
  • 新型の方が高く売れるの？
  • シードゥエラーを高く売れるタイミングは？
  • シードゥエラーはなぜ高く売れるの？
  • 買取方法はどれがいいの？
• シードゥエラー誕生の歴史

ロレックス シードゥエラー人気モデル（値上がりモデル）の最新相場

シードゥエラーの買取相場を提示している16社のWebサイトを調査。その中でも値動きの大きいモデルをピックアップしました。

スポーツモデルのロレックスは、直近数年で全モデルが値上がりしており、シードゥエラーも当然ながら高値になっています。

特に2017年に新型が登場した後の値上がりが大きく、モデルによっては短期間で1.5倍以上の価格になったものもあるくらいです。

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値上がり幅が大きいのは先代モデルのRef.116600ですが、それ以前のシードゥエラー もしっかりと値上がりしています。

人気モデルである理由とは

シードゥエラーの人気の理由は、プロのダイビングでの使用にも耐えうるタフな作り。サブマリーナよりも深く長い潜水作業での使用を目的に作られているため、厚みのあるがっしりとしたケースデザインも魅力です。

シードゥエラーの歴史詳細は記事末尾へ

1960年代、潜水事業の発展とともに作られたという歴史を持ち、「防水性」と「実用性」を追い求めたことで完成しました。そんなロマンあふれるストーリーからもファンが多くいる理由がわかりますね。

また、高い水圧に耐えるための構造は、組み立て・テストと、ロレックスから出荷されるまでに時間を要します。そのため市場に出回る数に限りがあり、買いたくても買えないという状況が、さらなる人気を生んでいる状態です。

ロレックス シードゥエラー 人気モデルの買取相場表

こちらは、現在の中古・新品の買取相場となります。

モデル名・型番のリンクより、査定相場の詳細を確認できます。

商品画像（シードゥエラー）	モデル名・型番	中古の買取価格相場	新品の買取価格相場	備考
	シードゥエラー  Ref.126600	¥1,005,000	¥1,700,000	商品のご購入はこちら
	シードゥエラー  Ref.116600	¥848,000	¥1,700,000	商品のご購入はこちら
	シードゥエラー Ref.16600	¥490,000	¥1,300,000	商品のご購入はこちら

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全てのシードゥエラーの買取相場を見る

シードゥエラーで高く売れるモデルはどれ？

シードゥエラーの中でも、以下は特に高く売れるモデルとして注目されています。

1つ目の「シードゥエラー Ref.116600 最終年式」は、2017年製造の先代モデルRef.116600です。2017年は新モデルRef.126600が発売された年でもあるため、旧型となったこちらはわずかな量しか製造されず、そのため高い希少価値を有しています。

2つ目の「シードゥエラー Ref.1665 赤シード」は、1967年～1974年頃まで製造された初期のシードゥエラー。Ref.1665の中でも、文字盤の表記が赤字になっているものを指します。

赤シードには4つの仕様が確認されており、その違いで細かい値付けが行われますが、過去にはアンティコルムオークションで2,000万円の値を付けた個体もありました。

ロレックス シードゥエラー買取価格の推移

ロレックス シードゥエラーシリーズで人気のモデルの買取価格の推移をまとめました。

他のモデルの査定相場の推移は、ページ下の相場表より詳細を確認できます。

全てのシードゥエラーの買取相場を見る

シードゥエラー Ref.116600

商品画像
ブランド	ロレックス
モデル	シードゥエラー
Ref.(型番)	116600
買取相場	¥848,000 ～ ¥1,700,000
定価	¥1,069,200（2017年時点）
備考	商品のご購入はこちら 買取相場の詳細はこちらから

ロレックス シードゥエラーの先代モデル（2019年時点）。2014年～2017年というわずかな期間でのみ製造されたモデルなので、流通量は少な目ですが、話題性が高く、買取価格を掲載している店舗は多数存在します。

買取価格の推移は、2017年の突然のモデルチェンジから、見る見るうちにプレミア化が進んでいます。。

最高価格と最安価格に大きな差がありますが、これは時計の状態や年式、付属品の有無による価格差、そして店舗や査定士による価格差です。

マイナーチェンジこそなかったものの、ギャランティ記載の年式によっては、査定額に考慮すべきものなので、こうした個体別の査定が可能なお店、または査定士を探して売却することをおすすめします。

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シードゥエラー Ref.16600

商品画像
ブランド	ロレックス
モデル	シードゥエラー
Ref.(型番)	16600
買取相場	¥490,000 ～ ¥1,300,000
定価	¥609,000（2008年時点）
備考	商品のご購入はこちら 買取相場の詳細はこちらから

こちらは2世代前のシードゥエラーです（2019年時点）。1991年～2008年と、長く製造されたモデルなので、中古市場の流通数は非常に豊富です。

製造期間中のマイナーチェンジは4回行われており、それぞれに特有の価値があるため、コレクターアイテムとしても魅力のあるモデルです。

2017年に新型のRef.126600が登場していますが、大幅なディテールチェンジだったため、旧型の2作（Ref.116600と16600）に人気が集中する現象が起きています。

2017年末以降の価格上昇は、それによるものですが、現在は上昇もひと段落して、高値ですが維持傾向です。

価格の上下差は、年式による影響が大きく、最終年式の個体、または最初期のトリチウム夜光の個体に高値が付きやすくなっています。

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主な時計買取店のシードゥエラー査定実績・見積もり比較

ロレックス シードゥエラーの中でも、ロングセラーとなった「シードゥエラー Ref.16600」の場合、主な時計買取店が提示していた査定実績・買取金額は、次のようになっていました。（2019年6月14日調査）

買取店名のリンクから、各買取店の公式サイトを確認できます。

バイヤー市場における直近半年間での流通実績も調査。最安値・最高値それぞれの平均を取ると ¥558,000 ～ ¥803,000 （中点値 ¥680,500 ）となりました。

参考：16600を売るなら｜買取店別ロレックス シードゥエラー査定価格を比較

有名店のシードゥエラー買取実績（2019年）

「シードゥエラー買取」のキーワードで検索した際に、上位表示される著名な時計買取店の実績を一覧で掲載しております。

大黒屋のシードゥエラー買取実績＆お客様の声

大黒屋のシードゥエラーの買取実績をまとめています。

大黒屋は全国で220店舗！オレンジ看板でおなじみの買取店です。取り扱い商品は幅広く、ブランド品、腕時計、宝石・金プラチナ、お酒の高価買取、金券チケット売買から外貨両替まで。

全商品の買取総数は年間150万件と大手の名に違わず圧倒的なボリュームを誇っています。

▼大黒屋 お客様の声

記事執筆時点で確認される公式サイト上のお客様の声を概要で記載いたします。

• 「LINE査定を利用した。対応が迅速だった。」
• 「メール査定を利用。丁寧な対応で安心して売ることができた。」
• 「複数社で相見積もり。一番高い査定金額だった。」
• 「宅配キットを送り返してからの対応がスムーズだった」

大きな実績を裏付けるのは行き届いた「お客様第一」の顧客対応にあるのかもしれませんね。また、実績が多いからこそ完成されたやりとりの迅速さも売りです。

▼大黒屋 シードゥエラー買取実績＆目安相場

• シードゥエラー Ref.126600
  　目安買取実績：1,580,000円（未使用品）
• シードゥエラー Ref.116600
  　目安買取実績：1,250,000円（中古美品）
• シードゥエラー Ref.16600
  　目安買取実績：750,000円（中古美品）

カドノ質店のシードゥエラー買取実績＆お客様の声

カドノ質店のシードゥエラーの買取実績をまとめています。

カドノ質店は、創業90年の質店。「まじめな質屋」をコンセプトに、質と買取を行っているお店です。

▼カドノ質店 お客様の声

記事執筆時点で確認される、公式サイトおよび口コミサイト上のお客様の声を概要で記載いたします。

• 「納得できる査定価格だった。」
• 「電話での事前査定から、代金の振り込みまでとても迅速だった。」

質店ですが、ロレックスの買取にも力を入れているため、査定額も高めです。また、webサイト上の買取価格データベースも整っているため、事前情報の下調べにも便利です。

▼カドノ質店 シードゥエラー買取実績＆目安相場

• シードゥエラー Ref.126660
  　中古Aの買取目安相場：～1,260,000円
• シードゥエラー Ref.116600
  　中古Aの買取目安相場：～1,300,000円
• シードゥエラー コンビ Ref.126603
  　未使用品の買取目安相場：～2,050,000円

銀座RASINのシードゥエラー買取実績＆お客様の声

銀座RASINのシードゥエラーの買取実績をまとめています。

銀座RASINは、東京銀座で2店舗を展開する高級時計店です。

幅広いブランドを取り扱っていますが、2018年にはロレックス専門店がオープンし、これまで以上にロレックスに力を入れていることがわかります。

▼銀座RASIN お客様の声

記事執筆時点で確認される、公式サイトおよび口コミサイト上のお客様の声を概要で記載いたします。

• 「買取金額５％UPキャンペーンで、高い金額で買い取ってもらえた。」
• 「宅配買取を利用。最初は顔が見えなく不安だったが、迅速かつ丁寧にメールにて対応いただいた。」

ロレックス専門店が出来たことで、シードゥエラーの買取にもより一層注力しているお店です。査定額も高めなので、一度相談してみることをおすすめします。

また、銀座RASINは、銀座らしくインターナショナルな接客にも対応しています。

店舗在庫も豊富なので、買い替えの相談もしやすいですね。

▼銀座RASIN シードゥエラー買取実績＆目安相場

• シードゥエラー Ref.126600
  　買取目安相場：～1,600,000円
• シードゥエラー Ref.116600
  　買取目安相場：～1,150,000円
• シードゥエラー Ref.16600
  　買取目安相場：～750,000円

クォークのシードゥエラー買取実績＆お客様の声

クォークのシードゥエラーの買取実績をまとめています。

クォークは、全国12店舗を展開するロレックス専門店です。

専門店らしく、ロレックスであれば年式やマイナーチェンジによる細かい仕様違いに対しても、適正な価格を提示してくれることが魅力です。

▼クォーク お客様の声

記事執筆時点で確認される、公式サイトおよび口コミサイト上のお客様の声を概要で記載いたします。

• 「しっかりとした査定基準を持っている専門店なので安心できた。」
• 「ロレックスに対する質問には大抵答えてもらえた。」
• 「懇切丁寧な対応。」

やはり専門店ならではの、専門知識への評価が高くなっています。

アンティークやヴィンテージ世代のシードゥエラーを査定する目も抜群なので、古いモデルをコレクター価格で売りたいという場合には、真っ先に相談してみることをおすすめします。

▼クォーク シードゥエラー買取実績＆目安相場

• シードゥエラー Ref.126600
  　買取目安相場：1,530,000円
• シードゥエラー Ref.116600
  　買取目安相場：1,380,000円
• シードゥエラー Ref.16600
  　買取目安相場：800,000円

GMTのシードゥエラー買取実績＆お客様の声

GMTのシードゥエラーの買取実績をまとめています。

GMTは東証一部上場企業のシュッピン株式会社が運営する時計専門店です。

買取相場のデータベースが豊富であり、webでの事前リサーチ時にも非常に便利です。

▼GMT お客様の声

記事執筆時点で確認される公式サイト上のお客様の声を概要で記載いたします。

※買取の感想は確認できなかったため、購入時のお客様の声を紹介します。

• 「納品の際のちょっとした気遣いが嬉しかった。」
• 「ローンで購入。手続きがスムーズだった。」
• 「電話やメールの対応が良く、初めてでも不安なく利用できた。」

接客に対しての高評価が多く見られました。

販売面で安心できる対応であれば、買取でも同じことが言えます。買取の際、価格と同じくらい接客にも満足度を求める場合にはおすすめです。

▼GMT シードゥエラー買取実績＆目安相場

• シードゥエラー Ref.126600
  　ワンプライス買取：1,533,000円
• シードゥエラー Ref.116600
  　ワンプライス買取：1,300,000円

なんぼやのシードゥエラー買取実績＆お客様の声

なんぼやのシードゥエラーの買取実績をまとめています。

時計や金、ブランド品の買取専門店「なんぼや」は、顧客満足度95.9%を誇る全国チェーン店になります。

出店しているどの店舗も駅近のため、店頭買取を考えている方にとっては便利な買取店です。

▼なんぼや お客様の声

記事執筆時点で確認される公式サイト上のお客様の声を概要で記載いたします。

• 「どこよりも高く買うという意気込みが伝わる接客。」
• 「傷があった不安だったが、高く買い取ってくれた。」
• 「個室なので相談しやすい。」

買取専門店であるため、買取そのものがサービスです。そのため、丁寧な接客と、少しでも高く買い取ろうという姿勢が魅力になっています。

接客ブースが個室になっている点も、安心して相談できるポイントです。

▼なんぼや シードゥエラー買取実績＆目安相場

• シードゥエラー Ref.126600
  　参考買取価格：1,600,000円
• シードゥエラー Ref.116600
  　参考買取価格：1,270,000円

宝石広場のシードゥエラー買取実績＆お客様の声

宝石広場のシードゥエラーの買取実績をまとめています。

宝石広場は、渋谷に本拠地を構える超有名店です。渋谷でのみ新品およびユーズドの販売も行っており、新宿と新橋には買取専門店があります。

▼宝石広場 お客様の声

記事執筆時点で確認される、公式サイトおよび口コミサイト上のお客様の声を概要で記載いたします。

• 「押しすぎない接客が心地よい。」
• 「想像していたよりも高い金額を提示してもらえた。」
• 「価格交渉にも丁寧に対応してくれた。」

販売店として有名なお店ですが、買取店としても当たり前にあってほしいサービスがあり、時にはその当たり前が期待を上回ることもあるという、魅力あるお店です。

▼宝石広場 シードゥエラー買取実績＆目安相場

• シードゥエラー Ref.126600
  　新品の買取相場：～1,670,000円

シードゥエラーを売るときによくある質問

大事な時計を売るなら、できるだけ高く売りたいもの。

そこでシードゥエラーを売るときによくある質問と、その答えをまとめました。

Q. シードゥエラーを高く売れるのはどこ？高く売るにはどうすればいいの？

A. どこが高いという絶対的な答えはありません。しかし、シードゥエラーを高く売るための方法は存在します。

シードゥエラーを少しでも高く売りたい場合、その必勝方法となるのは、いくつかのお店で査定してみて、売値を比較することです。

どのお店も「高価買取No.1」という広告を打っているためややこしいのですが、全てのモデルで、100%どこよりも高い金額で売れるお店はありません。

詳細はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

参考記事：ブランド時計を高く売る方法。高額査定を引き出す4ステップを解説【2019年版】

また、買取店の口コミや評判についてもまとめていますので、合わせてご活用ください。

カテゴリー：ブランド時計買取店の口コミ評判

Q. 故障や動かないシードゥエラーでも売れるの？売る前に修理やオーバーホールは必要？

A. 修理可能な範囲の故障や不動であれば、問題なく売却できます。また、売る前のオーバーホールは、特別必要ありません。

ロレックスの時計の特徴として、メンテナンス性が高いということがあります。

それは高い水圧に耐える構造のシードゥエラーにも言えることで、修理やオーバーホールを行うことで、長い間使用することが可能です。

アンティークモデルでなければ、部品の供給も滞っていないため、修理できないというケースもほとんどありません。

また、売却前にオーバーホールをしたところで、さほど買取価格に差が出ないということも覚えておきましょう。

長年オーバーホールしていない場合や、故障して動かない場合でも、気にせず査定に出してみてください。

Q. 古いシードゥエラーでも売れるの？

A. 古いからという理由で売れないということは、シードゥエラーおいては絶対にありません。シードゥエラーは、どの時代のモデルでも十分に高い査定額が期待できます。

シードゥエラーは1967年に登場しましたが、今ほどのプレミアムモデルとなったのは、2017年に新型が登場してからです。

2017年のモデルチェンジが大幅なデザイン変更であったため、そのタイミングで改めて旧モデルへも注目が集まり、過去すべての相場が上がるという現象が起きました。

現在はどの時代のシードゥエラーも、中古市場で高額で取引されています。

また、年式によって細かい仕様が異なる点も魅力となっています。同じ時代のシードゥエラーでも、その仕様変更の前後で価値が変わるという面白さから、コレクターからも注目度が高いモデルになっています。

Q. 新型の方が高く売れるの？

A. シードゥエラーはどの世代も需要が多くあるモデルですが、やはり新型とその直前のモデルに高い価値が付いています。

1967年登場のRef.1665は、アンティークモデルなので別格の価値がありますが、それ以降のモデルでは、やはり新型のRef.126600とその直前のモデルRef.116600への査定額が高めになります。

言い方を変えると、新しいモデルの方が流動性が良いわけです。査定が難しくなく、また店舗在庫のリスクも少ない。そのため高く買い取ることが出来るという流れです。

Q. シードゥエラーを高く売れるタイミングは？

A. シードゥエラーが高く売れるタイミングは、お店が在庫を増やそうとしているタイミング。つまり需要が高まるタイミングです。

高く売れる時期を判断するのは簡単です。時計を欲しがる人が、いつ動くのかということに注目し、お店がそのための在庫を確保しようとしているタイミングが、高く売りやすい時期となります。

例えば、夏冬のボーナス商戦前は、お店の在庫を増やそうと『買取額〇%アップ！』などのキャンペーンがあちこちで行われます。その時期はお店側も必死で頑張ってくれるので、価格の交渉がしやすく、高く売りやすいタイミングとなります。

また、海外でも人気の高いシードゥエラーは、為替が円安のタイミングで金額が上がる傾向にあります。

Q. シードゥエラーはなぜ高く売れるの？

A. シードゥエラーが高く売れる理由はいくつかあります。

• ロレックスの圧倒的なブランド力
• マーケットが全世界にある
• ここ数年で世界的にロレックスの相場が高騰している

ロレックスの圧倒的なブランド力

ロレックスは20世紀中盤、腕時計の3大発明と呼ばれる『オイスターケース』『パーペチュアル機構』『デイトジャスト機構』を生み出したことで、一躍トップブランドの仲間入りを果たしました。

創業初期から丈夫で使いやすい実用的な腕時計の開発に注力し、様々な機関や企業との共同ミッションを通じて、信頼性の高いモデルを生み出し続けています。

そうして築き上げたブランド力は、知名度だけなら世界3大ブランドである『パテックフィリップ』『オーデマピゲ』『ヴァシュロンコンスタンタン』よりも上です。

パテックフィリップの時計は知っている人が見てこそ価値があるとわかりますが、ロレックスの時計は、時計を知らない人が見ても高級時計なのです。

シードゥエラーであろうと、GMTマスターであろうと、サブマリーナであろうと、その知名度的な価値は変わらず人気の対象になっているため、中古市場でも高い価格で取引されている（= 買取価格も高い）というわけです。

シードゥエラーのマーケットは全世界にある

ロレックスに限らず、高級ブランド時計の市場は日本だけでなく全世界に広がっています。

特にシードゥエラーの場合は、日本で買い取られたものが、日本市場よりも海外市場で高く売れるというケースも稀ではありません。

また、シードゥエラーは中古市場の流通スピードが速いため、買取店の在庫リスクも低めです。そのため、高く仕入れても（高く買い取っても）大きな問題にはならないのです。

ここ数年で世界的にロレックスの相場が高騰している

2017年以降、特に顕著ですが、ロレックスの価格が世界的に上昇しています。

これはロレックスというブランドの価値が、頑丈さや精度、デザイン、供給量不足という複合的な要素で上昇していることに起因しますが、値上がりが著しく大きいのはステンレススチール製のスポーツモデルです。

シードゥエラーシリーズはまさに渦中いえるモデルであり、短期間で驚くほどに値上がりしています。

Q. シードゥエラーの買取方法はどれがいいの？

A. シードゥエラーの買取方法としては、主に「店頭買取」「宅配買取」「出張買取」の中から選ぶことになります。

シードゥエラーの店頭買取

一番簡単な売り方としては、お手持ちのシードゥエラーと買取店に持ち込んで売る「店頭買取」です。

お店で査定し、提示金額に納得できればその場で売却できるため、店頭買取はシードゥエラーをすぐに売りたいという人におすすめの買取方法です。

特に首都圏や銀座・中野・新宿といった激戦区であれば有名時計買取店が多く、他店に負けないように高値を提示してくれる可能性が高いのもポイント。

近場に複数の買取店があれば、ハシゴして複数の店舗で査定を行うのが高価買取のコツとなります。

シードゥエラーの宅配買取

売りたいシードゥエラーを郵送し、査定・買取を行うのが「宅配買取」という買取方法です。

時計を郵送するため、他の買取方法と比べると時間がかかってしまう反面、近くに買取店が無い場合でも都心部・激戦区の水準で査定・売却が期待できるのが、宅配買取のメリットとなります。

また、店頭買取のようにお店に行く時間や、出張買取のように家で待つなどスケジュールを確保しなくて済む点も、「送って終わり」の宅配買取の特徴です。

シードゥエラーの出張買取

査定士・鑑定士が自宅まで来て、査定・買取を行うのが「出張買取」です。

こちらは家にいたまま時計を売りたいという人や、時計以外にも売りたいものが多くて持ち運ぶのが大変という人に最適な買取方法です。

シードゥエラー以外に売りたい物が自宅にある場合、買取店によってはまとめて査定・買取をしてくれる点も、出張買取で期待できる点といえます。

ロレックス シードゥエラーとは｜モデル誕生の歴史

ロレックス シードゥエラーの登場は1967年。サブマリーナの上位機種として登場しました。ロレックスの多くのモデルが登場した時期というのが1950年代ですから、その中では後発となります。

何かを成し遂げようとする人々のためのプロフェッショナルウォッチ。それがロレックスというブランドの根幹になっています。では、シードゥエラーはどんなニーズに応えるべく生まれたのか？それは「深海」に生きる男たちのため。

「海」のロレックスというと、サブマリーナがあるわけですが、より深く、より長く潜るというニーズを満たすために誕生したのが、シードゥエラーシリーズなのです。

このモデルを知るためには、ロレックスの「防水」へのチャレンジの歴史を見ていく必要があります。

時は1953年。サブマリーナ開発当時に遡ります。サブマリーナ開発の裏で、実はロレックス、とんでもないチャレンジを行っていたのをご存知でしょうか？

それが 潜水艇・トリエステ号 での深海着底チャレンジです。

スイスの物理学者 オーギュスト・ピカールと、同じく海洋学者 ジャック・ピカール親子によるこのチャレンジに、ロレックスは特別な防水ウォッチを製作して参加。

ディープシー・スペシャルと名付けられ、潜水艇の外壁に取り付けられたこの時計は、水深3,150m・所要時間2時間という潜水チャレンジ中も見事に動き続け、ロレックスの技術の高さを証明しました。

ディープシー・スペシャルは、1960年にトリエステ号がマリアナ海溝最深部、海底10,908mへの到達を果たした際にも参加しており、やはり見事に動き続けていたそうです。

こうしてロレックスは、深海でも十分に性能を発揮できる自分たちの技術を確信しましたが、次に与えられた課題は「実用性」でした。

ディープシー・スペシャルは、高い水圧に負けないよう、ケースも風防も特殊な作りをしており、ロレックスのコアバリューでもある「実用的な高級時計」とは、まったく遠く離れたものでした。

そこでロレックスは、当時潜水業界をリードしていたフランスの潜水専門企業「コメックス」とタッグを組むことに。深海での使用における実用性を実現するため、現場からのリクエストに応える形で開発を進めていきました。

そして1967年。ひとつのコンセプトモデルが登場します。それがサブマリーナRef.5514です。

時代でいうと、Ref.5513が量産されていた時代。Ref.5514は、ケースサイドにヘリウムガスエスケープバルブが装備された特殊モデルとして登場しました。

ヘリウムガスエスケープバルブというのは、その名の通り、ヘリウムガスを逃がすためのバルブなのですが、実はこれこそが深海での実用性に欠かせないポイントなんです。

生身のダイバーが水深100m以上の深海で作業する際、用いられる技法として飽和潜水というものがあります。これはあらかじめ加圧状態になったタンクにダイバーを待機させ、高圧状態に体を慣れさせることで、体への影響を極力なくし、潜水時の作業効率を良くするというものです。

その際、タンク内および深海作業時の呼吸には、高圧下での窒素中毒防止のため、水素・酸素・ヘリウムを混ぜた混合ガスが使われます。

ここにヘリウムが登場するわけですが、人間にとっては危険防止のためのものでも、実は時計にとっては壊れる原因になってしまいます。ヘリウムは、分子が非常に小さいため、ロレックスのオイスターケースといえども、隙間から入り込んでしまいます。

入り込んだヘリウムは、深海から浮上する際、圧力が下がるにつれて一気に膨張。時計が内側から破壊されてしまいます。

コメックスが飽和潜水を始めた時代、この時計破裂事故が相次ぎました。

そこでロレックスは、ケースサイドにヘリウムを逃がすためのバルブを設置したコメックス専用のサブマリーナRef.5514を開発。これこそが、後のシードゥエラーの原型とも言える伝説的なモデルとなります。

こうして、Ref.5514という特別なサブマリーナで、深海作業における実用性を実現したロレックス。かつてトリエステ号とともに磨き上げた防水技術を役立てられる日が訪れるわけです。

1967年、初代シードゥエラーRef.1665を発表。「海の居住者」という意味を持つ名前が与えられたこのモデルは、ケースサイドにヘリウムガスエスケープバルブがセットされ、当時のサブマリーナの約3倍、610mという驚くべき防水性能を、実用レベルで実現することに成功しました。

シードゥエラーはそこからさらに進化を続け、1978年に登場した2代目となるRef.16660からは、防水性能がさらに強化。1,220mにまで引き上げられています。